ニキビの一つの原因として挙げられるのはメイク汚れ。
特にファンデーションはニキビに良くないと考えている人は多いのではないでしょうか?
「社会人になって毎日メイクをするようになってからニキビが増えた」という人や、クレンジングせずに寝た次の日はニキビができていることもあります。
ところがファンデーションをはじめとする化粧品は、良く言われるほどニキビを悪化させる要因でないというのをご存知でしたか。
ファンデーションは進化している
確かに皮膚科の言葉には「化粧挫傷」と言われる言葉があり、それはメイクすることによってできるニキビのことを指します。
しかし、近年の化粧品は数十年前の油分をたっぷりと使った化粧品よりも大きな進化を遂げています。
そのため皮膚科に相談をする患者の中で、化粧挫傷と呼べるような症状は減少されたと言われています。
近年の化粧品の進化について知識のない皮膚科医の中には「化粧をやめないとニキビが治らない」という診察をすることもあるようですが、そこまで神経質になる必要はないこともあります。
ファンデーションなどの化粧品の問題以上に、ストレスや睡眠不足など生活習慣の問題や、落し切れていないメイク汚れなどを疑った方が良いかもしれません。
ニキビ肌に適したファンデーション
昔に比べるとファンデーションがニキビに与える影響が少なくなったと言えども、ニキビ肌やオイリー肌の人に合ったファンデーション選びが必要です。
最近人気のクリームファンデーションや比較的カバー力が高いリキッドファンデーションは油分が高いものが多く、ニキビを悪化させる可能性を指摘されています。
そのためオイリー肌の人やニキビが気になる人、薄付きタイプのパウダータイプファンデーションか、フェイスパウダーがおすすめです。
また残念ながら化粧ノリをアップさせる化粧下地もニキビ肌の人には同様な理由でおすすめできません。
化粧下地には紫外線予防効果がある商品も多く、カバー力も高いので肌トラブルが無い場合はうまく活用したいところですよね。
しかしニキビが気になる肌には乳液の後や保湿美容液の後に直接パウダーファンデーションやフェイスパウダーを使用することをおすすめします。
最近は化粧下地なしでも薄付きで、ムラがなく綺麗に密着するパウダーファンデーションやフェイスパウダーが増えているので、お気に入りを探してみましょう。
ニキビの赤みが気になる方は、ニキビの部分にのみポイント的にコンシーラーを使ってもOKです。
思春期ニキビにはメイクを控えるのがベター
ただし大人ニキビとは違い、10代のニキビの場合はメイクすることでニキビが悪化することも多いと言われています。
大人ニキビよりもホルモンバランスなどだけではなく、メイクやスキンケアの影響が大きいのも不安定な思春期肌の特徴です。
毎日の使用は控え、どうしてもメイクをして行きたい時は、ニキビ肌専用のファンデーションや薄付きのフェイスパウダーなどを選ぶようにしましょう。