高橋 明日美結論からお伝えすると、あぶらとり紙は正しく使えばニキビ予防に役立ちます。ただし使いすぎると皮脂の過剰分泌を招き、かえってニキビを悪化させるリスクがあるのです。



私も脂性肌なので、あぶらとり紙が手放せない時期がありました。でも使い方を間違えると逆効果になるんですよね。この記事で正しい付き合い方を一緒に確認していきましょう。




髙橋 明日美
株式会社ANY CEO
株式会社ANY、株式会社Malina、株式会社ROSSO、細胞美容PSCLの代表取締役を務める実業家。さらに、REVI正規販売資格を所有。美容業界における豊富な知識と経験を活かし、エステFC事業を展開。また、美容専門学校での講師も務め、次世代の美容業界を担う人材の育成にも力を入れている。


監修 髙橋 明日美
株式会社ANY CEO
株式会社ANY、株式会社Malina、株式会社ROSSO、細胞美容PSCLの代表取締役を務める実業家。さらに、REVI正規販売資格を所有し、美容業界における豊富な知識と経験を活かし、エステFC事業を展開しています。また、美容専門学校での講師も務め、次世代の美容業界を担う人材の育成にも力を入れています。


監修
山田 まほ
Oliss脂性肌担当
23歳。美容専門学校卒。中学から常時ニキビ5〜10個。小学生の頃からプールや体育が憂鬱で、肌のことで嫌な思いもたくさんしてきました。「皮脂を取りすぎるから余計に出る」という悪循環をolissで学び、保湿をちゃんとすることで肌が変わりました。今は脂性肌のお客様に「洗いすぎない勇気」を一緒に見つけるお手伝いをしています。


監修 山田 まほ
Oliss脂性肌担当
23歳。美容専門学校卒。中学から常時ニキビ5〜10個。小学生の頃からプールや体育が憂鬱で、肌のことで嫌な思いもたくさんしてきました。「皮脂を取りすぎるから余計に出る」という悪循環をolissで学び、保湿をちゃんとすることで肌が変わりました。今は脂性肌のお客様に「洗いすぎない勇気」を一緒に見つけるお手伝いをしています。
あぶらとり紙とニキビの関係|味方にも敵にもなる理由
ニキビが発生する大きな要因のひとつが、毛穴に皮脂が詰まることです。皮脂が過剰に分泌されると毛穴が塞がれ、アクネ菌が繁殖しやすい環境が生まれます。
あぶらとり紙は、この余分な皮脂を素早く取り除くことで毛穴詰まりのリスクを下げてくれます。つまり適切に使えば、ニキビ予防の味方になるアイテムです。
一方で、使い方を誤ると肌に必要な皮脂まで奪い取ってしまいます。すると肌は「皮脂が足りない」と判断し、さらに多くの皮脂を分泌しようとするのです。
この悪循環に入ると、あぶらとり紙を使うほどテカリが増し、ニキビができやすくなるという皮肉な状態に陥ります。味方にも敵にもなるのは、こうした肌の仕組みが背景にあるためです。



サロンでもよく相談を受けますが、あぶらとり紙の使い方ひとつでニキビの出やすさは大きく変わってきます。まずは仕組みを理解することが大切ですよ。
あぶらとり紙の使いすぎがニキビを悪化させるメカニズム
- 皮脂の取りすぎが過剰分泌の引き金になる
- 摩擦がバリア機能を壊してニキビリスクを高める
皮脂の取りすぎが過剰分泌の引き金になる
皮脂は肌の表面を覆い、水分の蒸発を防ぐバリアの役割を果たしています。この皮脂膜が必要以上に取り除かれると、肌は乾燥から身を守るために皮脂腺の活動を活発にさせます。
つまりあぶらとり紙で皮脂を取りすぎることが、かえって皮脂の過剰分泌を引き起こすのです。1日に何度も使う習慣がある方は注意が必要でしょう。
皮脂の分泌量は季節や体調、ホルモンバランスによっても変動します。とくに夏場は皮脂量が増えるため、つい頻繁に使いたくなりますが、回数を意識してコントロールすることが大切です。
摩擦がバリア機能を壊してニキビリスクを高める
あぶらとり紙を肌にゴシゴシと擦りつけて使っている方も少なくありません。しかし摩擦は肌の角質層を傷つけ、バリア機能を低下させる原因になります。
バリア機能が弱くなった肌は、外部刺激に敏感になり炎症を起こしやすくなります。その結果としてニキビが発生しやすい状態に傾いてしまうのです。
とくに既にニキビがある部位を擦ると、炎症を広げてしまうこともあります。あぶらとり紙は「押し当てる」使い方が鉄則だということを覚えておきましょう。



私もテカリが気になるとゴシゴシ拭いていた時期があったのですが、それからニキビが増えてしまいました。擦らないって本当に大事なんです。
あぶらとり紙の正しい使い方|ニキビ肌を守る3つのルール
- 使用回数は1日1〜2回、Tゾーン中心に
- 「押し当てる」が基本。擦るのはNG
- あぶらとり紙とティッシュはどう使い分ける?
使用回数は1日1〜2回、Tゾーン中心に
あぶらとり紙の使用は、1日1〜2回を目安にするのがおすすめです。皮脂が気になりやすいTゾーン(額・鼻筋)を中心に使い、頬や顎など乾燥しやすい部位には必要以上に当てないようにしましょう。
昼食後や夕方など、皮脂が特に浮きやすいタイミングに絞ると効率的です。「テカリが気になるたびに使う」のではなく、時間を決めて使う習慣をつけると使いすぎを防げます。
「押し当てる」が基本。擦るのはNG
あぶらとり紙は肌に軽く押し当て、皮脂を吸着させるのが正しい使い方です。左右にスライドさせたり、強くこすったりすると肌への負担が大きくなります。
具体的には、皮脂が気になる部分にあぶらとり紙を置き、指の腹で2〜3秒ほど優しく押さえましょう。1枚で足りなければ新しい面に変えて、同じ動作を繰り返します。
メイクの上から使用する場合も同様です。強く押しすぎるとメイクがヨレる原因にもなるため、軽いタッチを心がけてください。



サロンでは「置いて、押す、離す」の3ステップをお伝えしています。擦る動きがクセになっている方は意識して直してみてください。
あぶらとり紙とティッシュはどう使い分ける?
手元にあぶらとり紙がないとき、ティッシュで代用する方も多いでしょう。ティッシュでも皮脂をある程度吸い取ることは可能ですが、吸着力はあぶらとり紙に比べて控えめです。
| 比較項目 | あぶらとり紙 | ティッシュ |
|---|---|---|
| 皮脂の吸着力 | 高い | やや低い |
| 肌への摩擦 | 少ない(薄くて柔らかい) | やや多い(繊維が粗い) |
| 携帯性 | コンパクト | かさばりやすい |
| おすすめの方 | 脂性肌・Tゾーンのテカリが強い方 | 乾燥肌・軽いテカリの方 |
乾燥肌や敏感肌の方は、吸着力がマイルドなティッシュのほうが向いている場合もあります。肌タイプに合わせて使い分けるのがポイントです。
肌タイプ別・あぶらとり紙との付き合い方
- 脂性肌の方
- 乾燥肌・敏感肌の方
- 混合肌・インナードライ肌の方
脂性肌の方
脂性肌の方は皮脂量が多いため、あぶらとり紙を活用するメリットが大きい肌タイプです。ただし使いすぎるとさらに皮脂が増える可能性があるため、1日2回までを上限にしましょう。
Tゾーンだけでなく頬や顎もテカりやすい方は、部位ごとに紙を分けて使うとムラなく皮脂を取れます。使用後に軽くミスト化粧水をかけると、乾燥による皮脂の再分泌を抑えやすくなるでしょう。
乾燥肌・敏感肌の方
乾燥肌や敏感肌の方は、そもそも皮脂量が少ない傾向にあります。あぶらとり紙を使うと必要な皮脂まで取り除いてしまい、乾燥やバリア機能の低下を招くリスクが高まります。
乾燥肌・敏感肌の方は、あぶらとり紙よりもティッシュで軽く押さえるほうが肌への負担が少なくおすすめです。
どうしても使いたい場合は、Tゾーンのみに限定し、頬や目元には当てないよう気をつけてください。
混合肌・インナードライ肌の方
混合肌やインナードライ肌の方は、テカる部位と乾燥する部位が混在しています。Tゾーンはテカリが気になるのに、頬や口元はカサつくというケースが典型的です。
このタイプの方は、テカリが出やすいTゾーンだけにあぶらとり紙を使い、乾燥しやすい部位には触れないのが鉄則です。顔全体を一律にケアすると、乾燥部位の皮脂まで奪ってしまいます。
インナードライ肌は肌内部の水分量が不足しているため、テカリの原因が乾燥にあるケースも少なくありません。あぶらとり紙に頼りすぎず、保湿ケアの見直しも並行して進めていきましょう。



自分がどの肌タイプか分からないまま、なんとなくケアを続けている方って結構いらっしゃいます。私もそうでした。肌タイプを知ったら、ケアの選び方がガラッと変わりましたよ。



洗顔のやり方もニキビに大きく関係しています。あぶらとり紙と合わせて見直してみてくださいね。
皮脂コントロールと同じくらい大切なのが、日々の洗顔方法です。間違った洗顔は皮脂の取りすぎにつながり、あぶらとり紙の使いすぎと同様の悪循環を招くことがあります。


あぶらとり紙に頼らない皮脂コントロールの方法
- 洗顔と保湿を正しく行う
- 食事・睡眠・ストレスから皮脂バランスを整える
洗顔と保湿を正しく行う
あぶらとり紙はあくまで外出先での応急的な皮脂ケアです。根本的な皮脂コントロールには、毎日の洗顔と保湿を正しく行うことが欠かせません。
洗顔は朝晩2回、たっぷりの泡で優しく洗うのが基本です。洗浄力の強すぎるクレンジングや洗顔料は、必要な皮脂まで落としてしまうため注意が必要でしょう。
洗顔後はすぐに化粧水と乳液で保湿し、肌の水分バランスを整えることが皮脂コントロールの土台になります。保湿が不十分だと、肌が乾燥を感じて余分な皮脂を出してしまいます。



「テカるから保湿はしない」という方もいらっしゃいますが、それは逆効果になりやすいのです。脂性肌の方でも保湿は必ず行ってください。



保湿のしすぎも実はニキビの原因になることがあるんです。適切な量を知りたい方はこちらの記事も参考にしてみてください。
保湿は大切ですが、量や方法を間違えると逆にニキビを招くこともあります。「ちょうど良い保湿」の見極め方をチェックしておきましょう。


食事・睡眠・ストレスから皮脂バランスを整える
皮脂の分泌量は、食事内容やホルモンバランスにも左右されます。脂質や糖質の多い食事が続くと、皮脂腺が活発になりやすいとされています。
ビタミンB2やビタミンB6は皮脂の代謝に関わる栄養素です。レバー、納豆、青魚などを意識的に取り入れると、身体の内側から皮脂バランスを整えるサポートにつながります。
また睡眠不足やストレスはホルモンバランスを乱し、皮脂の過剰分泌を促す要因になります。質の良い睡眠を確保し、ストレスを溜めこまない生活習慣を心がけることも大切です。
あぶらとり紙で表面の皮脂を取るだけでなく、身体の内側からアプローチすることで根本的な皮脂コントロールが可能になります。



ニキビの根本原因は皮脂だけではありません。生活習慣やホルモンバランスなど、複合的な要因を知りたい方はこちらの記事もぜひ読んでみてくださいね。
ニキビができるメカニズムを理解しておくと、あぶらとり紙以外のケア方法もより的確に選べるようになります。





間違った肌タイプのケアを続けていると、あぶらとり紙を正しく使っていても根本的な改善にはつながりません。
よくある質問
まとめ
あぶらとり紙は、正しく使えばニキビ予防に役立つ便利なアイテムです。一方で使いすぎや誤った使い方は、皮脂の過剰分泌やバリア機能の低下を招き、ニキビを悪化させるリスクがあります。
大切なのは「1日1〜2回」「Tゾーン中心」「押し当てて使う」の3つのルールを守ることです。
さらに自分の肌タイプに合ったケアを選ぶことで、あぶらとり紙をより効果的に活用できるようになります。毎日の洗顔・保湿・生活習慣の見直しと合わせて、無理のない皮脂コントロールを心がけてみてください。



あぶらとり紙は「持っていると安心」なアイテムですが、頼りすぎないことも大切です。肌の状態を見ながら、上手に付き合っていきましょう。
参考文献
1. 日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン 2023」https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/zasou2023.pdf
2. J-STAGE「ニキビの発症メカニズム,治療,予防」https://www.jstage.jst.go.jp/article/koshohin/40/1/40_12/_pdf
3. J-STAGE「皮脂組成の季節変動と肌状態・肌質の関係」https://www.jstage.jst.go.jp/article/sccj1979/34/4/34_4_365/_article/-char/ja/
あなたのニキビには、あなただけの答えがある。


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※ 本記事はニキビケアに関する一般的な情報提供を目的としており、医療行為や医薬品の効能を保証するものではありません。肌トラブルが気になる方は、専門の医療機関(皮膚科)への相談をおすすめします。
※ 効果には個人差があります。
















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