高橋 明日美ニキビを早く治すにはどうすればいい?
結論、種類と部位で対処法を分けて考えるのが最短ルートです。
白ニキビなら角質ケア、赤ニキビなら炎症を抑える薬、黄色ニキビなら皮膚科受診と、段階でやるべきことがまったく変わります。



ニキビの進行段階を正しく見極めることが、治し方の出発点になります。この記事では、種類別・部位別のケア、大人ニキビと思春期ニキビの違い、食べ物・市販薬の選び方、皮膚科・サロンの使い分けまで一本で整理しています。




髙橋 明日美
株式会社ANY CEO
株式会社ANY、株式会社Malina、株式会社ROSSO、細胞美容PSCLの代表取締役を務める実業家。さらに、REVI正規販売資格を所有。美容業界における豊富な知識と経験を活かし、エステFC事業を展開。また、美容専門学校での講師も務め、次世代の美容業界を担う人材の育成にも力を入れている。


監修 髙橋 明日美
株式会社ANY CEO
株式会社ANY、株式会社Malina、株式会社ROSSO、細胞美容PSCLの代表取締役を務める実業家。さらに、REVI正規販売資格を所有し、美容業界における豊富な知識と経験を活かし、エステFC事業を展開しています。また、美容専門学校での講師も務め、次世代の美容業界を担う人材の育成にも力を入れています。


医師監修
乃木田 俊辰
皮膚科専門医
東京医科大学 皮膚科客員教授。のぎた皮ふ科クリニック院長。皮膚科専門医・美容皮膚科・レーザー指導専門医。olissの施術プログラムを監修。ハーバード大学留学経験あり。ニキビ・ニキビ跡治療に関する豊富な臨床経験を有する。日本皮膚科学会・日本美容皮膚科学会など多数学会で活動。ニキビの発生メカニズムや最新の治療アプローチまで、エビデンスに基づいた知見を発信し続けている。


医療監修 乃木田 俊辰
皮膚科専門医・東京医科大学客員教授
東京医科大学 皮膚科 客員教授。のぎた皮ふ科クリニック院長。皮膚科専門医・美容皮膚科・レーザー指導専門医。ハーバード大学留学。ニキビ・ニキビ跡治療において国内外で豊富な臨床経験を有し、日本皮膚科学会・日本美容皮膚科学会など多数の学会で活動。olissの施術プログラムはすべて乃木田先生の医学的監修のもとで設計されている。


ニキビの治し方の基本原則|まず押さえておきたい3つのこと
- ニキビの進行段階を見極めることが治し方の出発点
- 潰す・触るは絶対NG。物理刺激は炎症を深める
- 早く治すほどニキビ跡が残りにくい
①進行段階を見極めてからケアを選ぶ
ニキビはマイクロコメド → 白ニキビ → 黒ニキビ → 赤ニキビ → 黄色ニキビという段階で進行します。


白ニキビの段階なら角質ケアと皮脂コントロールで十分ですが、赤ニキビに進行するとアクネ菌の増殖と炎症が起きており、同じケアでは対処しきれません。
いま鏡の前にあるニキビがどの段階なのかを見極めることが、正しいケアを選ぶ最初のステップになります。
見極め方の目安は色です。
白や黒の小さな点は初期段階、赤く腫れているものは炎症段階、黄色く膿が溜まっているものは化膿段階です。
段階が進むほど皮膚の深い層まで炎症が及んでいるため、治るまでの期間も長くなります。
初期段階で手を打つほど、早く治ってニキビ跡が残りにくいという基本を押さえておきましょう。
②潰す・触る・剥がすはすべてNG
ニキビを早く治そうと思って、つい潰したり爪で押し出したくなる方は多いでしょう。
しかし、無理に潰すと皮膚の深い層に傷がつき、真皮までダメージが及んだ場合はクレーター状のニキビ跡として残ります。
一度クレーターができてしまうと、セルフケアでは改善が難しくなります。
無意識に顎や頬を触る癖、髪の毛でニキビを隠そうとして肌に髪が触れ続けること、かさぶたを剥がすことも同じ理由でNGです。
手指には雑菌が付着していますし、髪の毛先には整髪料や皮脂が付いています。
ニキビにとって「触らない・刺激しない」は、正しい薬を塗ること以上に重要な原則です。



「跡にならないように、治ってから考えよう」と思っている方は順番が逆です。いまある炎症をできるだけ早く鎮めることが、数ヶ月後の肌の仕上がりを決めます。赤ニキビが2週間以上続くようなら、早めに皮膚科を受診してください。
③炎症を早く鎮めることがニキビ跡を防ぐ最大の対策
ニキビ跡(赤み・色素沈着・クレーター)は、炎症が長引くほど残りやすくなります。
赤ニキビの状態が1週間以上続くと、炎症後色素沈着(PIH)が発生しやすくなるとされており、2〜3週間以上続くとクレーター化のリスクも上がります(※1)。
「早く治すこと」自体がニキビ跡予防の最大の対策なのです。
ニキビの治し方を種類別に解説|白・黒・赤・黄ニキビ
- 白ニキビ(閉鎖面ぽう)の治し方
- 黒ニキビ(開放面ぽう)の治し方
- 赤ニキビ(炎症性丘疹)の治し方
- 黄色ニキビ(膿疱)の治し方
ニキビの種類ごとに、肌の中で起きていることが異なります。
それぞれの段階で有効なアプローチを整理します。
白ニキビの治し方|角質ケアで毛穴詰まりを解消


白ニキビは、毛穴の中に皮脂と古い角質が溜まって出口が塞がった状態です。
炎症はまだ起きていないため、この段階で正しい角質ケアをすれば、赤ニキビに進行させずに治せる可能性が高い状態といえます。
有効な成分は、サリチル酸・グリコール酸などのピーリング成分です。
市販の洗顔料や化粧水でサリチル酸配合のものを選び、毛穴詰まりを予防するケアに切り替えます。
ただし、ピーリング成分は毎日使うと乾燥の原因になるため、週2〜3回のスペシャルケアとして取り入れるのが基本です。
やってはいけないのは、白ニキビを針や指で潰して中身を出す行為です。
中身(面ぽう内容物)を無理に押し出すと、毛穴の壁が破れて炎症が起き、結果的に赤ニキビ・黄色ニキビへと悪化します。
皮膚科では専用の器具で行う「面ぽう圧出」という処置がありますが、自己流で再現してはいけません。



炎症ニキビの治療は皮膚科、ニキビ跡の改善は美容皮膚科、繰り返す体質の根本ケアは専門サロンと、それぞれ得意分野が異なります。まずは今のニキビがどの段階かを見極めて、適切な相談先を選ぶことが大切です。
黒ニキビの治し方|酸化した皮脂を優しく取り除く


黒ニキビは、白ニキビの出口が開いて、中に溜まった皮脂が空気に触れて酸化した状態です。
鼻の周辺にできやすく、「いちご鼻」と呼ばれる黒ずみの正体でもあります。
基本的なケアは白ニキビと同じで、角質ケア+皮脂コントロールが中心です。
酵素洗顔料や酸系洗顔料を週2〜3回取り入れ、毛穴の酸化物を穏やかに溶かしていくアプローチが有効です。
鼻パックで一気に取り除く方法は、一見効果的に見えますが、無理に剥がすと毛穴周りの皮膚を傷つけます。
毛穴が広がる・逆に皮脂分泌が増えるといった悪循環を招くため避けてください。
赤ニキビの治し方|炎症を抑える薬でアクネ菌にアプローチ


赤ニキビは、毛穴の中でアクネ菌が増殖し、炎症が起きている段階です。
赤く盛り上がって痛みを伴うこともあり、放置すると黄色ニキビ・嚢腫(しこりニキビ)に進行する可能性があります。
市販薬では、イブプロフェンピコノールやイオウ配合のものが炎症を抑える成分として知られています。
「ペアアクネクリームW」や「テラ・コートリル」などが該当します。
皮膚科では、ベピオゲル(過酸化ベンゾイル)やディフェリンゲル(アダパレン)が標準的に処方されます(※1)。
これらの処方薬は赤ニキビに対するエビデンスが確立されており、炎症が強い場合は市販薬で粘るよりも皮膚科を受診したほうが早く治ることが多いです。
赤ニキビの期間中は、ピーリング系のスペシャルケアは一時中止します。
炎症がある肌にピーリングを重ねると刺激になり、悪化させる可能性が高いからです。
黄色ニキビの治し方|膿を抱えた段階は自己処理せず皮膚科へ


黄色ニキビは、炎症がさらに進んで毛穴内部に膿が溜まった状態です。
この段階まで進むと、真皮層(皮膚の深い部分)までダメージが及んでいるため、治ったあとにクレーター状のニキビ跡として残るリスクが高くなります。
黄色ニキビに関しては、セルフケアで様子を見るのは推奨しません。
皮膚科で排膿処置を受ける、もしくは抗生物質の内服(ミノマイシン、ビブラマイシンなど)と外用薬を組み合わせた治療を受けることで、炎症期間を短縮し、跡を最小限に抑えることができます。
自分で潰して膿を出すのは、雑菌感染とクレーター化の両方のリスクを高めるため絶対に避けてください。
| 種類 | 状態 | 推奨ケア | 受診目安 |
|---|---|---|---|
| 白ニキビ | 毛穴詰まり(炎症なし) | 角質ケア・皮脂コントロール | 市販品で十分 |
| 黒ニキビ | 皮脂が酸化して黒く見える | 酵素洗顔・酸系洗顔 | 市販品で十分 |
| 赤ニキビ | 炎症発生 | 抗炎症薬(市販 or 処方) | 2週間で治らなければ受診 |
| 黄色ニキビ | 膿の形成・真皮まで炎症 | 皮膚科での排膿・内服 | すぐ受診 |
ニキビの治し方を部位別に解説|顎・おでこ・頬・背中
- 顎ニキビはホルモン・ストレスが原因になりやすい
- おでこニキビは前髪・シャンプーの洗い残しが要因
- 頬ニキビは寝具・摩擦・乾燥が関係
- 背中ニキビは汗・シャンプーの流し残し対策から
顎ニキビの治し方|ホルモンバランスと触り癖の見直し
顎ニキビは、生理前や疲労が溜まったタイミングでホルモンバランスが乱れた際に出やすい部位です。
特に大人になってから顎に繰り返すニキビは、皮脂の問題というより内的要因(ホルモン・ストレス・睡眠不足)が主因になっているケースが多く見られます。
対策としては、まず顎を触る癖を意識的にやめること、寝具の定期的な洗濯、生理周期に合わせた保湿強化が基本になります。
それでも改善しない場合は、婦人科で低用量ピル(マーベロンやヤーズなど)の相談をする選択肢もあります。
おでこニキビの治し方|前髪とシャンプーの見直しが最優先
おでこはTゾーンの中でも皮脂腺が多い部位ですが、繰り返す原因の多くは「前髪」と「シャンプーの洗い残し」です。
髪の毛先には整髪料・皮脂・外気中のホコリが付着しており、それが日中ずっとおでこに触れ続けることで毛穴詰まりと軽い炎症を誘発します。
ケアのステップは明確です。
第一に、ニキビが悪化している期間は前髪を上げて生活する時間を作ること。
第二に、シャンプー・コンディショナーは先に髪をすすいでから顔を洗う順序に変えること。
第三に、整髪料はおでこに触れる位置まで塗らないこと。
この3点を徹底するだけで、おでこニキビの再発率は目に見えて下がります。
頬ニキビの治し方|寝具と乾燥対策を徹底する
頬ニキビは、皮脂分泌が顎やおでこほど多くないにもかかわらず発生する点が特徴です。
原因として多いのは、枕カバー・寝具の雑菌、頬杖の癖、乾燥による肌バリア機能の低下です。
対策としては、枕カバーを週2回以上交換すること、頬杖をつく癖を意識的に止めること、化粧水と乳液をしっかり重ねて水分と油分のバランスを整えることが重要です。
また、左右どちらかに偏って頬ニキビが出る場合は、スマホを当てる側・寝るときの向きなどの生活習慣が関係している可能性があります。
背中ニキビの治し方|入浴順序とボディソープの見直し
背中ニキビの大きな原因は、シャンプー・コンディショナーの流し残しです。
顔と違って自分で見えないため、汚れが溜まった状態に気づきにくいのも特徴です。
入浴時は、「シャンプー → コンディショナー → ボディソープ」の順に変え、最後に背中まで丁寧にすすぐ手順を徹底します。
ボディソープはアミノ酸系の刺激が少ないものを選び、ナイロンタオルでゴシゴシ擦るのは逆効果なので避けてください。
衣類は通気性の良い綿素材を選び、汗をかいたらできるだけ早く着替えることも再発予防に有効です。
大人ニキビと思春期ニキビの違い|原因・治し方を年代別に整理
- 思春期ニキビは皮脂の過剰分泌が主因。Tゾーンに出やすい
- 大人ニキビはホルモン・乾燥・ストレスが主因。顎・フェイスラインに多い
- 年代でケアの軸が変わる。同じ方法を続けると悪化するケースも
中学生・高校生のニキビ(思春期ニキビ)の原因と治し方
思春期ニキビは、第二次性徴に伴うホルモン変動で皮脂分泌が急増することが根本原因です。
おでこ・鼻・こめかみなどTゾーンを中心に、白ニキビ〜赤ニキビが広範囲にできる傾向があります。
ケアの重点は「皮脂コントロール」です。
朝晩の洗顔で余分な皮脂を取り除き、ノンコメドジェニックの軽めの保湿を行います。
皮脂を取りすぎるとかえって分泌が増える悪循環に入るため、洗顔は1日2回が上限というルールは思春期でも同じです。
多くの場合、ホルモン分泌が安定する18〜20歳頃には自然に軽快します。
ただし、赤ニキビ・黄色ニキビが多発して跡になりそうな場合は、早めに皮膚科を受診して炎症を短期間で鎮めることが最優先です。
大人ニキビ(20代以降)の原因と治し方
大人ニキビは、思春期ニキビとは原因の構造がまったく違います。
乾燥による肌バリア機能の低下、ホルモンバランスの乱れ(生理前・ストレス・睡眠不足)、ターンオーバーの遅延が複合的に絡んでおり、皮脂量だけでは説明がつきません。
顎・フェイスライン・口周りなどUゾーンに出やすく、治りが遅い・再発しやすいという特徴があります。
ケアの重点は「保湿強化と生活習慣の改善」です。
思春期のノリで皮脂を取りまくるケアを大人の肌に適用すると、乾燥が進んでバリア機能が崩れ、かえってニキビが悪化します。
セラミド・ナイアシンアミド配合の保湿をしっかり行いつつ、生理周期や睡眠・ストレスに合わせた生活改善を並行することが大人ニキビ対策の基本方針です。
| 思春期ニキビ | 大人ニキビ | |
|---|---|---|
| 主な原因 | 皮脂の過剰分泌 | 乾燥・ホルモン・ストレス |
| できやすい部位 | おでこ・鼻(Tゾーン) | 顎・フェイスライン(Uゾーン) |
| ケアの重点 | 皮脂コントロール・洗顔 | 保湿強化・生活習慣改善 |
| 好発年齢 | 10〜18歳頃 | 20代後半〜 |
| 自然治癒 | ホルモン安定で軽快しやすい | 原因対処しないと繰り返す |
ニキビを早く治すセルフケアの基本|洗顔・保湿・生活習慣
- 洗顔は1日2回、泡で優しく1分以内
- 保湿はニキビ肌でも必須。乳液まで重ねる
- 睡眠・食事・ストレス管理が治りの速度を左右する
正しい洗顔方法|1日2回・泡で優しく1分以内
洗顔は「やりすぎも、やらなさすぎもNG」です。
1日2回(朝・夜)が基本で、3回以上の洗顔は皮脂を取りすぎて逆にニキビを悪化させます。


皮脂が過剰に除去されると、肌は乾燥から守ろうとしてさらに皮脂を分泌する悪循環に入ります。
具体的な手順は5ステップです。
①手をまず清潔に洗う → ②ぬるま湯(32〜34℃)で予洗い → ③洗顔料をしっかり泡立てて泡で撫でるように洗う → ④すすぎは最低20回、髪の生え際と顎裏まで確実に → ⑤清潔なタオルで押さえるように水分を拭き取る。
洗顔時間は全体で1分以内が目安で、ゴシゴシ擦るのは肌のバリア機能を破壊する最大の原因になります。
保湿ケア|ニキビ肌でも化粧水+乳液は必須
「ニキビがあるときは保湿しない方がいい」と考える方がいますが、これは誤解です。
肌が乾燥すると、それを補うために皮脂分泌が増え、毛穴詰まりを加速させます。
脂性肌・ニキビ肌でも保湿は必須で、化粧水+乳液の2ステップは最低限キープしましょう。
選ぶポイントは「ノンコメドジェニックテスト済み」と表示された製品を選ぶこと。
成分としては、セラミド・ヒアルロン酸・ナイアシンアミド配合のものが肌バリア機能をサポートします。
油分が多すぎるクリームは毛穴を塞ぐ可能性があるため、ニキビ期間中はジェル〜ローションタイプの軽めの乳液がおすすめです。
生活習慣|睡眠・食事・ストレスが治りの速度を決める
ニキビの治りは、肌の外側からのケアだけでは完結しません。
睡眠不足は成長ホルモンの分泌を減らし、肌のターンオーバーを遅らせます(※2)。
特に22時〜2時は肌の再生が活発になる時間帯とされており、この時間帯に睡眠をとれているかは治りの速度に直結します。
食事面では、糖質・脂質の過剰摂取は皮脂分泌を促すため控えめにし、ビタミンB2・B6(皮脂コントロール)、ビタミンC(抗酸化・コラーゲン生成)、亜鉛(皮膚の修復)を意識的に摂ります。
GI値の高い食品(白米・パン・砂糖)を摂りすぎると皮脂分泌が増えるというエビデンスも存在します(※3)。
ストレスもコルチゾール(ストレスホルモン)の分泌を通じて皮脂過剰を招くため、できる範囲でのリラックス習慣が有効です。
入浴、軽い運動、趣味の時間を確保することが、間接的にニキビ改善を後押しします。
ニキビに効く食べ物・避けるべき食べ物
食事とニキビの関係は、近年の研究で少しずつエビデンスが蓄積されています。
特にGI値(食後血糖値の上がりやすさ)が高い食品は皮脂分泌を増やすことが複数の研究で示されています(※3)。


積極的に摂りたい栄養素と食材は以下の通りです。
- ビタミンB2(皮脂コントロール):レバー、納豆、卵、アーモンド
- ビタミンB6(皮膚の新陳代謝):鶏むね肉、マグロ、バナナ
- ビタミンC(抗酸化・コラーゲン生成):ブロッコリー、キウイ、パプリカ
- 亜鉛(皮膚の修復):牡蠣、牛肉、大豆製品
- 食物繊維・発酵食品(腸内環境改善):ヨーグルト、味噌、キムチ、海藻類
一方、控えたほうがよい食品は、白砂糖を多く含む菓子パンやスイーツ、精製された白米・パン(高GI食品)、揚げ物やスナック菓子(脂質過多)です。
乳製品(牛乳・チーズ)についてはニキビとの関連を示す研究もありますが、エビデンスの質はまだ限定的です。
食事だけでニキビを治すことは難しいですが、外側のケアと合わせて内側からの栄養バランスを整えることで、治りが早くなるケースは少なくありません。



同じニキビでも、脂性肌と乾燥肌では原因もケアの方法もまったく違います。
間違った肌タイプのケアを続けていると、むしろ悪化してしまうこともあるんです。
市販薬の選び方と治らないときの選択肢|皮膚科・美容皮膚科・サロン
- ニキビの種類別に選ぶべき市販薬の成分と製品
- 皮膚科=保険適用で炎症ニキビの治療に強い
- 美容皮膚科=自費診療で跡やクレーターへの施術が充実
- ニキビ専門サロン=根本原因を検査で特定する
市販薬の選び方|種類別のおすすめ成分と注意点
ニキビ用の市販薬は成分によって得意な段階が異なります。
自分のニキビの種類を把握してから選ぶことが、市販薬で効果を得る大前提です。
| ニキビの種類 | 有効な成分 | 代表的な市販薬 |
|---|---|---|
| 白・黒ニキビ | イオウ、レゾルシン | クレアラシル、ビフナイト |
| 赤ニキビ | イブプロフェンピコノール、IPPN | ペアアクネクリームW |
| 赤〜黄ニキビ | オキシテトラサイクリン+ヒドロコルチゾン | テラ・コートリル軟膏 |
| 予防(洗顔) | サリチル酸、グリコール酸 | ロゼットゴマージュ、肌ラボ薬用洗顔 |
市販薬を選ぶ際の注意点は3つあります。
第一に、ステロイド配合の市販薬(テラ・コートリル等)は長期連用しないこと。短期的な炎症抑制には有効ですが、5日以上の連続使用は皮膚が薄くなるリスクがあります。
第二に、複数の市販薬を自己判断で重ね塗りしないこと。
第三に、2週間使って変化がない場合は、その市販薬が合っていないか、セルフケアの限界を超えていると判断して皮膚科を受診しましょう。
市販薬で改善が見られない場合の選択肢は大きく3つに分かれます。
皮膚科|保険適用で炎症ニキビに強い
皮膚科は保険適用で受診できるため、赤ニキビ・黄色ニキビなど炎症段階のニキビに対しては最初の選択肢として優秀です。
ベピオゲル(過酸化ベンゾイル)、ディフェリンゲル(アダパレン)、デュアック(両者の配合剤)などの外用薬、抗生物質の内服が標準治療です(※1)。
費用目安は、初診で診察料+薬代で1,500〜3,000円程度(3割負担)です。
ただし、皮膚科は「できてしまったニキビの炎症を鎮める」ことは得意ですが、「繰り返す根本原因を特定して予防する」ことには必ずしも強くありません。
美容皮膚科|跡・クレーターへのレーザー治療が選択肢に
美容皮膚科は保険適用外(自費)ですが、ケミカルピーリング、レーザー治療、ダーマペン、イソトレチノイン内服など、皮膚科では受けられない幅広い施術が選択肢に入ります。
特にニキビ跡(クレーター・色素沈着)の領域に強みがあります。
費用はケミカルピーリング1回あたり1万円前後、レーザー治療は1回3〜10万円と幅があり、複数回の施術が前提になります。
いま活動中のニキビを早く治したいだけなら、まずは一般皮膚科で十分なケースが多いでしょう。
ニキビ跡の種類別ケア|赤み・色素沈着・クレーターで対処が違う
ニキビ跡は大きく3タイプに分かれ、タイプごとに有効な治療法が異なります。


| タイプ | 状態 | 有効な治療法 | セルフケアの可能性 |
|---|---|---|---|
| 赤み(PIE) | 炎症後の毛細血管拡張 | レーザー治療、トラネキサム酸 | 数ヶ月で自然に薄くなることが多い |
| 色素沈着(PIH) | 炎症後のメラニン蓄積 | ビタミンC誘導体、ハイドロキノン | 半年〜1年で薄くなるケースあり |
| クレーター | 真皮の破壊による陥没 | ダーマペン、フラクショナルレーザー | セルフケアでの改善は困難 |
赤みと色素沈着はターンオーバーとともに改善する見込みがありますが、クレーター(瘢痕)は真皮の構造が壊れた状態のため、美容皮膚科での治療が前提になります。
ニキビ跡を残さないための最大のポイントは、前述の通り「炎症を長引かせないこと」です。
跡ができてしまってからの治療はコストも時間もかかるため、赤ニキビの段階で適切な治療を受けて炎症期間を短縮することが最も費用対効果の高い予防策になります。
ニキビ専門サロン|繰り返す原因を検査で特定する
「皮膚科に通っても治らない」「治ってもすぐ再発する」という方に向いているのが、ニキビ専門サロンという選択肢です。
サロンは医療機関ではないため炎症を急性期に抑える力は皮膚科に譲りますが、遺伝子検査・肌バリア機能検査・腸内細菌検査などで繰り返す根本原因を特定し、体質に合わせたケアを組み立てられるのが特徴です。
ニキビ専門サロンのoliss(オリス)は、ニキビ肌専門のケアを提供する店舗として全国6店舗(銀座・新宿・横浜・名古屋・京都・大阪)で運営しています。
olissのニキビケアアプローチ|繰り返す原因を根本から見直す



ここからは、私たちolissのニキビケアについて少し紹介させてください。
皮膚科に通っても繰り返すニキビに悩む方は、視点を「炎症を抑える」から「繰り返す体質を変える」に切り替えるフェーズかもしれません。


olissは日本初のニキビケア専門エステサロンで、全国6店舗(銀座・新宿・横浜・名古屋・京都・大阪)を展開しています。皮膚科医である乃木田先生の監修のもとケアプログラムを提供しています。
olissの「ニキビ肌リセットプログラム」では、3つの検査であなたのニキビの根本原因を科学的に突き止めます。
- 遺伝子検査 — 自社オリジナルのDNA SCAN KITで、ニキビに対する生まれもった体質を分析
- 肌バリア機能検査 — 世界初のニキビ専用検査。パッチを3分間貼るだけで、その場で肌の状態を数値化
- 腸内細菌検査 — 今のあなたに本当に必要な栄養素を、腸内環境から読み解く
検査結果をもとに、各種ピーリング・ビタミンC誘導体・ヒト幹細胞など豊富なメニューから一人ひとりに合った施術を組み合わせ、サロンでのプロのケアと自社オリジナル化粧品「osmyss」を使ったホームケアの両面からアプローチします。
olissでケアを受けた方の事例
Before


After


フェイシャルスペシャルプログラム|16回
※ 効果には個人差があります。
Before


After


FSP+光フェイシャル28回
※ 効果には個人差があります。



「できてしまったニキビを治す」と「ニキビができにくい肌を作る」は、アプローチがまったく違います。
olissが向き合っているのは後者で、遺伝子・肌バリア・腸内環境の3つの検査結果から体質を見立てて、パーソナライズされたケアを組み立てています。
気になった方は、まずは施術内容をチェックしてみてください。
ニキビの治し方に関するよくある質問
まとめ
ニキビの治し方を早く・跡を残さず進めるには、「種類」と「部位」で対処法を分けて考えることが出発点です。
- ニキビは段階によってケアが変わる。白・黒は角質ケア、赤は抗炎症薬、黄色は皮膚科受診が基本
- 潰す・触るは絶対NG。クレーター化のリスクを高めるだけ
- 顎はホルモン、おでこは前髪、頬は寝具、背中は入浴順序と、部位ごとに主な原因が違う
- 思春期ニキビは皮脂コントロール、大人ニキビは保湿と生活改善がケアの軸。年代で方針を変える
- ビタミンB群・C・亜鉛を意識的に摂り、高GI食品を控えることで内側からもアプローチ
- 市販薬は種類別に選ぶ。2週間で変化がなければ皮膚科受診。跡の治療は美容皮膚科、繰り返す体質改善はニキビ専門サロン
いま肌にあるニキビを早く鎮めることはもちろん大切ですが、同時に「なぜ繰り返すのか」を見直すフェーズも並行して始めることが、数ヶ月後の肌を変える最短ルートになります。
「外側の炎症を抑えるケア」と「内側の原因に向き合うケア」の両輪で進めることが、ニキビの治し方の最終形です。
ニキビの原因についてさらに詳しく知りたい方はこちらをご覧ください。


参考文献
※1. 日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン 2023」https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/acne_guideline2023.pdf
※2. 厚生労働省 e-ヘルスネット「睡眠と生活習慣病との深い関係」https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/heart/k-02-008.html
※3. Smith RN, et al. “The effect of a high-protein, low glycemic-load diet versus a conventional, high glycemic-load diet on biochemical parameters associated with acne vulgaris” J Am Acad Dermatol. 2007;57(2):247-256.
※4. MSDマニュアル「ざ瘡(にきび)」MSDマニュアル
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※ 本記事はニキビケアに関する一般的な情報提供を目的としており、医療行為や医薬品の効能を保証するものではありません。肌トラブルが気になる方は、専門の医療機関(皮膚科)への相談をおすすめします。
※ 効果には個人差があります。
※ 記載の市販薬・処方薬・費用は目安であり、実際の処方や価格は医療機関によって異なります。
















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