【専門家監修】パントテン酸でニキビが悪化した?増えたと感じる4つの理由を専門サロンが解説

パントテン酸でニキビが悪化した?増えたと感じる4つの理由を専門サロンが解説のイメージ画像
高橋 明日美

パントテン酸を飲んだら、ニキビが増えた気がします。
結論、パントテン酸そのものが悪化させるという報告はほとんどありません。原因は別のところにあります。

山田まほ

ただ「増えた」と感じる方が一定数いるのも事実です。
増えたと感じる4つの理由・好転反応の考え方・研究でわかっている量まで解説します。

その1本、あなたの肌に合っていますか?9問でわかる肌タイプ診断

髙橋 明日美
株式会社ANY CEO

株式会社ANY、株式会社Malina、株式会社ROSSO、細胞美容PSCLの代表取締役を務める実業家。さらに、REVI正規販売資格を所有。美容業界における豊富な知識と経験を活かし、エステFC事業を展開。また、美容専門学校での講師も務め、次世代の美容業界を担う人材の育成にも力を入れている。

監修 髙橋 明日美
株式会社ANY CEO

株式会社ANY、株式会社Malina、株式会社ROSSO、細胞美容PSCLの代表取締役を務める実業家。さらに、REVI正規販売資格を所有し、美容業界における豊富な知識と経験を活かし、エステFC事業を展開しています。また、美容専門学校での講師も務め、次世代の美容業界を担う人材の育成にも力を入れています。

監修
山田 まほ
Oliss脂性肌担当

23歳。美容専門学校卒。中学から常時ニキビ5〜10個。小学生の頃からプールや体育が憂鬱で、肌のことで嫌な思いもたくさんしてきました。「皮脂を取りすぎるから余計に出る」という悪循環をolissで学び、保湿をちゃんとすることで肌が変わりました。今は脂性肌のお客様に「洗いすぎない勇気」を一緒に見つけるお手伝いをしています。

監修 山田 まほ
Oliss脂性肌担当

23歳。美容専門学校卒。中学から常時ニキビ5〜10個。小学生の頃からプールや体育が憂鬱で、肌のことで嫌な思いもたくさんしてきました。「皮脂を取りすぎるから余計に出る」という悪循環をolissで学び、保湿をちゃんとすることで肌が変わりました。今は脂性肌のお客様に「洗いすぎない勇気」を一緒に見つけるお手伝いをしています。

この記事では、パントテン酸を配合したサプリメントの例を1つだけ挙げています。次の3つを満たすものを選びました。

  • パントテン酸を栄養機能食品の基準の範囲で配合していること
  • 配合している栄養素と量が公式サイトで確認できること
  • メーカー公式サイトで、2026年8月時点で継続して購入できること

選定はoliss編集部が行い、内容は上記の監修者が確認しています。

本文で例に挙げるリビハは、ニキビ専門サロンolissのオリジナル商品です。
今までご来店されたお客様の状態や需要など、現場目線での経験を基に医師監修のもと運営しているサロンの作成した商品です。

▶ おすすめのパントテン酸サプリを先に見る

目次

パントテン酸でニキビが悪化することはある?

パントテン酸そのものがニキビを悪化させるという報告は、現時点でほとんどありません。

パントテン酸はビタミンB5とも呼ばれる水溶性ビタミンです。
余った分は排出されるため、過剰摂取の副作用もほとんど報告されていません(※1)。

それでも「増えた」という声はあります。
多くの方が飲んでいるのは「パントテン酸だけ」ではないからです。

佐藤りん

「飲んだ→増えた」の間には、別の要因がいくつも挟まっています。
犯人をパントテン酸だと決める前に、順番に確かめましょう。

パントテン酸はニキビに効くのか|研究でわかっていること

この章の内容
  • 1日の目安量は5〜6mg。食事で足りている人が多い
  • 研究で使われた量は1日2.2g。市販サプリとは桁が違う

「効く」と「効かない」がかみ合わないのは、比べている量が違うからです。

1日の目安量は5〜6mg|食事で足りている人が多い

1日の摂取目安量は18歳以上でおよそ5〜6mg(※2)。
実際の摂取量は男性6.05mg、女性5.28mgと報告されています(※1)。

鶏レバーや納豆など、含む食品も幅広くあります。
足りている人が足しても変化を感じにくいのは、このためです。

研究で使われた量は1日2.2g|市販サプリとは桁が違う

2014年の二重盲検試験では、41名が12週間続けてプラセボより皮疹数が有意に減りました(※3)。

ただし使われた量は1日およそ2.2g(2,200mg)で、目安量5mgの400倍超。
レビュー論文も、推奨量を大きく超える点を課題に挙げます(※4)。

日本皮膚科学会のガイドラインでも、ビタミン薬の内服は推奨度C1(選択肢の一つ)です(※5)。

高橋 明日美

高用量なら効く、という話でもありません。
自己判断で量を増やすのは避けてください。

見るべきは成分の名前ではなく、桁がどこにあるかです。
栄養機能食品として認められている量の範囲は、次のとおりです(※9)。

スクロールできます
栄養成分栄養機能食品の下限値〜上限値(1日あたり)
パントテン酸1.44mg 〜 30mg
ビタミンB60.39mg 〜 10mg

研究で使われていた1日2.2gは、この上限の70倍以上にあたります。
成分表示の「栄養素等表示基準値に対する割合」が数百%になっていないか。
ここが桁を見分ける、いちばん簡単な目印です。

パントテン酸入りのおすすめサプリメント

osmyss リビハ サプリメントの成分と価格

医師監修のニキビ専門サロンolissのオリジナル商品です。
市販ルートには乗せていない、olissにしか置いていない専売品です。

区分は栄養機能食品。表示できる栄養素
  • パントテン酸・ビオチン・ビタミンB2
    皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素
  • ビタミンB6
    たんぱく質からのエネルギーの産生と皮膚や粘膜の健康維持を助ける栄養素

パントテン酸を「目安量の範囲」で配合したサプリは、そう多くありません。
高用量タイプを試したあとに肌の様子が変わって来店される方が多いため、リビハはこの範囲に収めています。

B群のほかにイヌリンや乳糖果糖オリゴ糖、乳酸菌もあわせて配合しています(ビタミンB12は不使用)。

価格は市販のB群サプリより高めですが、B群と腸内環境向けの素材を別々にそろえれば2本ぶんの費用がかかります。
それを1本にまとめていること、そしてolissでしか扱っていない専売品であることが、この価格の理由です。

\内容量30g(250mg×120粒)・8,424円(税込)/

公式サイトはこちら

Osmyss公式サイトの商品ページ

佐藤りん

2023年12月のリニューアルで胃酸に強いカプセルを採用しました。
粒で飲む形なので、食事の内容に左右されずに続けられます。

※ 本品は、多量摂取により疾病が治癒したり、より健康が増進するものではありません。
※ 本品は、特定保健用食品と異なり、消費者庁長官による個別審査を受けたものではありません。
※ 価格や仕様は変更される場合があります。

パントテン酸でニキビが増えたと感じる4つの理由

この章の内容
  • ①一緒に入っているビタミンB6・B12が関わっている
  • ②皮脂が減ってバリアが乱れ、かえって荒れている
  • ③そもそもニキビではない(マラセチア毛包炎など)
  • ④サプリとは無関係の変化が重なっただけ

「増えた」と感じるケースは4つ。多くは①か②です。

①一緒に入っているビタミンB6・B12が関わっている

最も見落とされやすいのが、同じサプリに入っているビタミンB6とB12です。

高用量のB6・B12の後に、ニキビによく似た発疹(ざ瘡様発疹)が出た症例が複数報告されています(※6)。
あごや額に、大きさのそろった赤いブツブツが一気に出ます。

2015年の研究では、B12の投与で皮膚の常在菌の遺伝子発現が変わり、10人中1人にニキビが生じました(※7)。
報告例では、やめて2〜3週間で落ち着いています(※6)。

ただし必ず起きるわけではなく、問題は推奨量の数百〜数千%の高用量製品です。

山田まほ

olissでも「B群サプリを始めてから急に増えた」というご相談は多いです。
成分表を見ると、B12が基準値の何倍も入っていた例が目立ちます。

②皮脂が減ってバリアが乱れ、かえって荒れている

パントテン酸は脂質の代謝に関わるため、皮脂の量に影響することがあります。
ただし皮脂は、肌を守る膜でもあります。

過剰ではなかった方の皮脂が減ると、バリアが揺らいで荒れやすくなります。
「テカリは減ったのにニキビは減らない」なら、これを疑って。

佐藤りん

皮脂が多い=悪、と思い込んでいる方は多いです。
本当に減らすべき量かは、肌の水分量を測らないとわかりません。

サプリと皮脂の関係は、別記事で整理しています。

③そもそもニキビではない(マラセチア毛包炎など)

代表がマラセチア毛包炎で、常在菌の真菌が毛穴で増えて起こります。
胸や背中に、大きさのそろった赤いブツブツとして出やすくなります。

この場合、パントテン酸を足しても引いても変化はありません。
かゆみを伴う、同じ形で出るなら皮膚科へ。

④サプリとは無関係の変化が重なっただけ

生理前のホルモン変動、睡眠不足、季節の変わり目、新しい化粧品。
どれも2週間ほどでニキビを増やします。

見分ける方法は、変えるものを一度に1つだけにすることです。

ただの「好転反応」で片づけてはいけない理由

この章の内容
  • 「好転反応」に科学的な裏づけはない
  • 何日で見切りをつけるかを先に決めておく

危ないのは「好転反応だから続けて」という説明です。

「好転反応」に科学的な裏づけはない

国民生活センターは「好転反応」「毒素が出ている」という説明を、利用を続けさせるためのセールストークの場合もあると注意しています(※8)。

健康被害が出たら利用をいったん中止し、早めに医師に相談することがすすめられています。
水溶性のパントテン酸に「出しきるまで我慢」は当てはまりません。

何日で見切りをつけるかを先に決めておく

肌の生まれ変わりは約1ヶ月。変化を見るなら1〜2ヶ月は必要です。
ただし「悪化していないこと」が前提です。

飲む前に「2週間で悪化したらやめる」と決めておくと迷いません。

山田まほ

続けるか迷い続けること自体がストレスです。
先に基準を決めておくのが、いちばん肌にやさしい方法です。

パントテン酸とニキビに関するよくある質問

Q. パントテン酸を飲んでニキビが増えたら、やめるべきですか?

痛みや膿を伴うものが増えているなら中止して構いません。成分表示を控えておくと皮膚科での相談がスムーズです。

Q. パントテン酸に「好転反応」はありますか?

科学的な裏づけはありません。水溶性で余った分は排出されるため、毒素をためこむ説明も当てはまりません。

Q. ニキビを悪化させる可能性があるビタミンはありますか?

高用量のビタミンB6・B12で、ニキビによく似た発疹が出た症例が複数報告されています。全員に起こるわけではありませんが、量は確認しましょう。

Q. ビタミンB6が入っているサプリは避けたほうがいいですか?

量によります。栄養機能食品はB6が1日10mgまで。症例の100mgとは桁が違うので、成分表示の割合を確認しましょう。

Q. パントテン酸を飲んでも皮脂が減らないのはなぜですか?

皮脂の量は栄養だけで決まらないためです。ホルモンバランスや睡眠、乾燥でも増えます。

Q. パントテン酸とナイアシンアミドは一緒に使っても大丈夫ですか?

働く場所が異なるため、併用は一般的です。刺激を感じたら新しく足したほうを中止します。

まとめ

  • パントテン酸そのものが悪化させるという報告はほとんどない
  • 背景はB6・B12、皮脂の減りすぎ、別の皮膚トラブル、無関係な変化
  • 「好転反応」に裏づけはなく、悪化しているなら中止してよい
  • 研究で使われた量は1日2.2g。目安量5〜6mgと桁が違う
  • 選ぶときは成分名ではなく、成分表示の「%」で桁を見る

何を足すかの前に、自分に何が起きているかを知ることが近道です。

参考文献
1. 国立健康・栄養研究所「『健康食品』の安全性・有効性情報:パントテン酸」https://hfnet.nibn.go.jp/vitamin/detail274/
2. 公益財団法人長寿科学振興財団 健康長寿ネット「パントテン酸の働きと1日の摂取量」https://www.tyojyu.or.jp/net/kenkou-tyoju/eiyouso/vitamin-pantten.html
3. Yang M, et al. A randomized, double-blind, placebo-controlled study of a novel pantothenic acid-based dietary supplement in subjects with mild to moderate facial acne. Dermatol Ther (Heidelb). 2014;4(1):93-101.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/24831048/
4. Safety and Effectiveness of Oral Nutraceuticals for Treating Acne: A Systematic Review.https://pmc.ncbi.nlm.nih.gov/articles/PMC11015159/
5. 日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン2023」https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/zasou2023.pdf
6. Zamil DH, Perez-Sanchez A, Katta R. Acne related to dietary supplements. Dermatol Online J. 2020;26(8).https://escholarship.org/uc/item/9rp7t2p2
7. Kang D, et al. Vitamin B12 modulates the transcriptome of the skin microbiota in acne pathogenesis. Sci Transl Med. 2015;7(293):293ra103.https://pubmed.ncbi.nlm.nih.gov/26109103/
8. 国民生活センター「『好転反応』と言われても、健康被害が出たら利用は中止」https://www.kokusen.go.jp/mimamori/mj_mailmag/mj-shinsen218.html
9. 消費者庁「栄養機能食品の下限値・上限値(食品表示基準 別表第11)」https://www.caa.go.jp/policies/policy/food_labeling/meeting_materials/assets/food_labeling_cms206_260120_17.pdf

※ 本記事はニキビ・スキンケアに関する一般的な情報提供を目的としており、医療行為や医薬品・サプリメントの効能を保証するものではありません。肌トラブルが気になる方は、専門の医療機関(皮膚科)への相談をおすすめします。
※ サプリメントは食品であり、特定の疾患の治療・予防を目的としたものではありません。
※ 効果には個人差があります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次