
田中ゆい「ちゃんと洗顔してるのに、なんでニキビができるんだろう」って、ずっと思っていました。混合肌の私は、Tゾーンはテカるのに頬は乾燥する。ケアの方向性がわからなくて、とにかく色々試しては失敗して。でも、ニキビの原因を正しく理解してからは、ケアの選び方がガラッと変わったんです。
ニキビは、思春期から大人まで多くの方が経験する肌トラブルです。しかし「なぜニキビができるのか」という根本的な原因を正確に理解している方は、意外と少ないのではないでしょうか。
本記事では、ニキビが発生するメカニズムから、5つの主な原因、思春期ニキビと大人ニキビの違い、原因に合ったセルフケアの基本までを解説します。原因を正しく把握することが、ニキビケアの最も重要な第一歩です。


髙橋 明日美
株式会社ANY CEO
株式会社ANY、株式会社Malina、株式会社ROSSO、細胞美容PSCLの代表取締役を務める実業家。さらに、REVI正規販売資格を所有。美容業界における豊富な知識と経験を活かし、エステFC事業を展開。また、美容専門学校での講師も務め、次世代の美容業界を担う人材の育成にも力を入れている。


監修 髙橋 明日美
株式会社ANY CEO
株式会社ANY、株式会社Malina、株式会社ROSSO、細胞美容PSCLの代表取締役を務める実業家。さらに、REVI正規販売資格を所有し、美容業界における豊富な知識と経験を活かし、エステFC事業を展開しています。また、美容専門学校での講師も務め、次世代の美容業界を担う人材の育成にも力を入れています。


監修
田中 ゆい
oliss混合肌担当
26歳。元コスメカウンター勤務。高校時代に脂性肌用ケアに全振りして頬が荒れた経験から、「肌は一つのタイプに収まらない」と学びゾーン別ケアにたどり着きました。olissでは混合肌のお客様を3年以上担当し、Tゾーンと頬で化粧水を使い分ける「ゾーン別設計」を一緒に組み立てています。コロナ期のマスクニキビに悩むお客様が急増した時期も、部位別の原因切り分けで多くの方の肌を見てきました。


監修 田中 ゆい
oliss混合肌担当
26歳。元コスメカウンター勤務。高校時代に脂性肌用ケアに全振りして頬が荒れた経験から、「肌は一つのタイプに収まらない」と学びゾーン別ケアにたどり着きました。olissでは混合肌のお客様を3年以上担当し、Tゾーンと頬で化粧水を使い分ける「ゾーン別設計」を一緒に組み立てています。コロナ期のマスクニキビに悩むお客様が急増した時期も、部位別の原因切り分けで多くの方の肌を見てきました。



ニキビケアは「自分の肌タイプ」を知っているかどうかで、結果がまるで変わります。
まずは1分でできる肌診断で、あなたに合ったケアの方向性を確認してみてください。


ニキビの原因とは?|発生メカニズムの基本
ニキビは、医学的には「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」と呼ばれる皮膚疾患です。その発生には、主に3つのステップが関わっています。
まず、何らかの理由で皮脂の分泌量が増加します。次に、肌のターンオーバーが乱れることで古い角質が毛穴の出口に溜まり、毛穴が塞がれます。そして、塞がれた毛穴の内部で皮脂をエサにしてアクネ菌が増殖し、炎症が起きることでニキビとして表面化するのです。
この3つのステップは単独で起きるのではなく、互いに連鎖しています。皮脂の増加だけではニキビにはならず、毛穴が詰まるだけでも炎症には至りません。複数の要因が重なったときに初めてニキビが発生するという点が、ケアを考えるうえで最も重要な前提です。
では、この連鎖を引き起こす「そもそもの原因」は何なのか。次のセクションで具体的に見ていきます。



ニキビは「皮脂が多いからできる」と思われがちですが、実際にはもっと複雑です。皮脂・毛穴の詰まり・アクネ菌、この3つが揃わないとニキビにはなりません。だから「皮脂を取ればいい」という単純なケアでは、根本的な対策にはならないのです。
ニキビができる5つの主な原因
- 皮脂の過剰分泌が毛穴詰まりの土台を作る
- 角質肥厚による毛穴の閉塞
- アクネ菌の増殖と炎症
- ホルモンバランスの変動が皮脂腺を刺激する
- 睡眠不足・食事・ストレスが肌のターンオーバーを乱す
①皮脂の過剰分泌
皮脂は本来、肌の表面に薄い膜を作り、水分の蒸発を防ぐ役割を担っています。しかし、何らかの原因で皮脂腺の活動が過剰になると、毛穴から排出しきれない量の皮脂が分泌されます。
過剰な皮脂は毛穴の内部に溜まり、アクネ菌のエサとなることで、ニキビ発生の土台を形成します。特に皮脂腺が大きい部位(額・鼻・顎)は皮脂の分泌量が多く、ニキビができやすいとされています。皮脂の分泌量はホルモンバランス、気温、食事内容など複数の要因に影響を受けるため、単一の対策だけでコントロールすることは難しいのです。
②毛穴の詰まり(角質肥厚)


肌は通常、約28日周期のターンオーバー(新陳代謝)によって、古い角質が自然に剥がれ落ちます。しかし、ターンオーバーが乱れると古い角質が肌表面に残り続け、毛穴の出口を塞いでしまいます。この状態を「角質肥厚」と呼びます。
角質肥厚が起きると、毛穴の内部に皮脂が閉じ込められた状態になります。これが「コメド(面ぽう)」と呼ばれるニキビの初期段階であり、白ニキビや黒ニキビの正体です。ターンオーバーの乱れは、乾燥、紫外線ダメージ、摩擦などの外的刺激に加え、加齢やストレスといった内的要因でも起こります。
ニキビの前兆サインと初期段階のセルフケアについてはこちらをご覧ください。


③アクネ菌の増殖


アクネ菌(Cutibacterium acnes)は、誰の肌にも常在している細菌です。通常の状態では肌に害を及ぼすことはなく、むしろ肌の環境を弱酸性に保つ役割を果たしています。
しかし、毛穴が詰まって酸素が届きにくい環境が生まれると状況が変わります。アクネ菌は嫌気性菌(酸素が少ない環境を好む菌)であるため、塞がれた毛穴の内部は増殖に最適な環境となるのです。増殖したアクネ菌が産生するリパーゼという酵素が皮脂を分解し、その過程で生じる遊離脂肪酸が炎症を引き起こします。これが赤ニキビや黄ニキビへと悪化する過程です。
④ホルモンバランスの変動
ホルモンバランスの変動は、皮脂の分泌量に直接的な影響を与えます。特にアンドロゲン(男性ホルモン)は皮脂腺を刺激する作用を持ち、分泌量が増えると皮脂の産生量も増加します。
思春期にニキビが増えるのは、第二次性徴によりアンドロゲンの分泌が急増するためです。女性の場合は、月経周期に伴うプロゲステロン(黄体ホルモン)の増加が皮脂分泌を促進し、生理前にニキビが悪化するという周期的なパターンが見られることが多いとされています。このホルモンの波は、睡眠不足やストレスによっても乱れやすくなります。
ホルモンバランスに働きかけるピルの種類と選び方についてはこちらをご覧ください。


⑤生活習慣の乱れ(睡眠・食事・ストレス)
生活習慣は、ニキビの原因として見過ごされがちですが、肌の状態に大きく影響します。睡眠不足は成長ホルモンの分泌を妨げ、肌のターンオーバーが正常に進みにくくなります。成長ホルモンは肌の修復と再生に関わるため、6時間未満の睡眠が続くと肌の回復力が低下しやすいとされています。
食事面では、高GI食品(白米、パン、菓子類など血糖値を急上昇させる食品)の過剰摂取がインスリンの急激な分泌を招き、結果としてアンドロゲンの産生を促す可能性が指摘されています。また、慢性的なストレスはコルチゾール(ストレスホルモン)の分泌を増加させ、皮脂腺の活動を活発化させます。ストレスを完全に排除することは難しいですが、睡眠と食事を整えることで、ホルモンバランスへの悪影響を軽減できます。
ニキビの原因は年代で変わる|思春期ニキビと大人ニキビの違い
- 思春期ニキビ(10代)はホルモン急増による皮脂過剰が主因
- 大人ニキビ(20代以降)は乾燥・ストレス・ターンオーバーの乱れが複合的に関わる
同じ「ニキビ」でも、年代によって主な原因が異なります。この違いを理解していないと、ケアの方向性を間違える原因になります。
思春期ニキビ(10代)の原因
思春期ニキビの最大の原因は、第二次性徴に伴うホルモンバランスの急激な変化です。アンドロゲンの分泌量が増えることで皮脂腺の活動が活発になり、皮脂の分泌量が大幅に増加します。
思春期ニキビは、皮脂腺が発達しているTゾーン(額・鼻)を中心に発生しやすいのが特徴です。額全体にぶつぶつとした白ニキビが広がったり、鼻周辺に赤ニキビが集中したりするパターンが典型的でしょう。多くの場合、ホルモンバランスが安定する20歳前後を境に自然と落ち着いていきます。
大人ニキビ(20代以降)の原因
大人ニキビは、思春期ニキビとは発生メカニズムが異なります。20代以降のニキビは、単純な皮脂過剰ではなく、乾燥による角質肥厚、ストレスによるホルモンの乱れ、ターンオーバーの遅延が複合的に絡み合って発生します。
大人ニキビは、顎・フェイスライン・口周りといったUゾーンに発生しやすい傾向があります。Uゾーンは皮脂腺が少ない一方で乾燥しやすく、角質が溜まりやすい部位です。また、同じ場所に繰り返しできるという特徴も、大人ニキビに多く見られるパターンです。
女性の場合は、月経周期に伴うホルモン変動や、メイクによる毛穴の閉塞も原因に加わります。男性の場合は、髭剃りによる肌への物理的刺激がニキビの誘因になることがあります。
| 比較項目 | 思春期ニキビ | 大人ニキビ |
|---|---|---|
| 主な年齢 | 10代 | 20代〜40代 |
| 主な原因 | ホルモン急増による皮脂過剰 | 乾燥・ストレス・ターンオーバーの乱れ |
| できやすい部位 | Tゾーン(額・鼻) | Uゾーン(顎・フェイスライン) |
| 皮脂の状態 | 全体的に多い | 部分的に乾燥、部分的にテカリ |
| 繰り返しやすさ | 広範囲に多発 | 同じ場所に繰り返す |
| 自然に落ち着く時期 | 20歳前後 | 原因を取り除かない限り続く |
ニキビの原因に合ったセルフケアの基本
- 洗顔と保湿の基本を見直してバリア機能を守る
- 食事・睡眠・ストレス管理で体の内側から整える
- 自分の肌タイプを正確に把握することがケアの精度を決める
正しい洗顔と保湿でバリア機能を守る
ニキビができると「とにかく皮脂を取りたい」と考え、1日に何度も洗顔したり、洗浄力の強いクレンジングを使ったりする方がいます。しかし、過度な洗顔は肌のバリア機能を壊し、かえって皮脂の過剰分泌を招く逆効果になりかねません。
洗顔は朝晩の1日2回、32〜34℃のぬるま湯で行うのが基本です。洗顔料はしっかり泡立て、肌をこすらずに泡で汚れを吸着させるイメージで洗います。洗顔後は、できるだけ早く保湿ケアを行うことが大切です。化粧水で水分を補給し、乳液やクリームで蓋をする。この2ステップを省略しないことが、バリア機能を維持する基本になります。
「ニキビがあるから保湿はしない」という方もいますが、保湿不足は肌の乾燥を招き、角質肥厚の原因になります。ニキビがある状態でも保湿は欠かさず行ってください。
食事・睡眠・ストレスの見直し
スキンケアだけでなく、生活習慣の見直しもニキビケアには欠かせません。食事面では、糖質の多いお菓子類や揚げ物の頻度を減らし、タンパク質・ビタミンB群・ビタミンCを意識的に摂取することが推奨されています。
特にビタミンB2(レバー・納豆・卵)とビタミンB6(鶏むね肉・マグロ・バナナ)は、皮脂の代謝をサポートする栄養素として知られています。睡眠については、毎日同じ時間に就寝・起床する規則正しいリズムが、成長ホルモンの分泌を安定させるうえで有効です。6〜8時間の睡眠を確保できる生活設計を心掛けてみてください。
ニキビに効くビタミンサプリの種類と選び方についてはこちらをご覧ください。


ストレスについては、完全になくすことは現実的ではありません。ウォーキングや入浴、趣味の時間など、自分なりのリセット手段を持っておくことで、コルチゾールの過剰分泌を抑えやすくなります。
自分の肌タイプを知ることの重要性
ニキビの原因が複合的である以上、最適なケアも一人ひとり異なります。たとえば脂性肌の方と乾燥肌の方では、同じ「ニキビ」でも原因が異なり、適切なケアも正反対になることがあります。
脂性肌であれば皮脂コントロールを重視すべきですが、乾燥肌の場合は保湿強化が最優先です。インナードライ(表面はテカるが内部は乾燥している状態)の方が脂性肌と勘違いして皮脂を取りすぎると、状態がさらに悪化してしまいます。ケアの方向性を間違えないためにも、まず自分の肌タイプを正確に知ることが重要です。



同じニキビでも、脂性肌と乾燥肌では原因もケアの方法もまったく違います。間違った肌タイプのケアを続けていると、むしろ悪化してしまうこともあるんです。自分の肌タイプ、正しく把握できていますか?
セルフケアで変化が見られないときは
セルフケアを2〜3週間続けても変化が見られない場合、または赤く腫れたニキビが広範囲にできている場合は、専門家への相談を検討してください。特に膿を伴うニキビや、痛みのあるしこり状のニキビが繰り返し発生している場合は、皮膚科への受診をおすすめします。
皮膚科では、外用薬(アダパレン、過酸化ベンゾイルなど)や内服薬(抗菌薬、漢方薬など)による治療が受けられます。保険適用で受けられる治療も多いため、重度のニキビに悩んでいる方は早めの受診が有効です。
一方で、「皮膚科で薬をもらったが繰り返す」「薬を塗っている間は落ち着くが、やめるとまたできる」という方もいます。ニキビの原因が生活習慣や肌環境にある場合、薬だけでは根本的な対策にならないケースがあるのです。
olissでは、遺伝子検査・肌バリア機能検査・腸内細菌検査の3つの検査を通じて、一人ひとりのニキビの原因を科学的に分析しています。検査結果に基づいて、お客さまの肌に合ったケアプランを専門スタッフが提案するアプローチを採用しています。



「自分に合ったケアがわからない」という方は、まず自分のニキビの原因を知ることから始めてみてください。原因がわかれば、何をすべきかが見えてきます。
よくある質問
まとめ
ニキビの原因は、皮脂の過剰分泌・毛穴の詰まり・アクネ菌の増殖という3つの要素が連鎖して起こります。そしてこの連鎖を引き起こす背景には、ホルモンバランスの変動や生活習慣の乱れなど、複数の要因が絡み合っています。
思春期ニキビと大人ニキビでは主な原因が異なるため、年代やライフスタイルに合わせたケアの方向性を見極めることが重要です。正しい洗顔・保湿・生活習慣の見直しを基本としつつ、自分の肌タイプに合ったケアを選ぶことが、ニキビを防ぐための第一歩になります。
セルフケアで変化が見られない場合は、皮膚科や専門のケアサロンに相談することも選択肢のひとつです。原因を正しく理解し、自分に合ったアプローチを見つけることで、肌の状態は変わっていきます。
あなたのニキビには、あなただけの答えがある。


まずは無料カウンセリングから
olissでは、お肌の状態を3つの検査で分析し、
あなたに合ったニキビケアをご提案します。
全国6店舗(銀座・新宿・横浜・名古屋・京都・大阪)|皮膚科医監修
※ 本記事はニキビケアに関する一般的な情報提供を目的としており、医療行為や医薬品の効能を保証するものではありません。肌トラブルが気になる方は、専門の医療機関(皮膚科)への相談をおすすめします。
※ 効果には個人差があります。
















コメント