
田中ゆいお正月や冬になると、お餅を食べる機会が増えますよね。私も大好きなんですけど、食べた翌日に「あれ、ニキビ増えてない?」って気づくことがあって。混合肌だと、もともと皮脂バランスが崩れやすいので、食事の影響がダイレクトに出やすいんです。お餅とニキビの関係、実はちゃんとした理由があるんですよ。
「お餅を食べるとニキビができる」という話は、昔からよく言われています。実際にolissに来店される方の中にも、お正月明けや冬場に「急にニキビが増えた」という相談が多く見られます。
本記事では、お餅がニキビを引き起こすメカニズムを科学的に解説し、お餅を食べてもニキビをできにくくするための具体的な対策をお伝えします。お餅好きな方が安心して楽しめるよう、食べ方の工夫からスキンケアまで網羅しています。


髙橋 明日美
株式会社ANY CEO
株式会社ANY、株式会社Malina、株式会社ROSSO、細胞美容PSCLの代表取締役を務める実業家。さらに、REVI正規販売資格を所有。美容業界における豊富な知識と経験を活かし、エステFC事業を展開。また、美容専門学校での講師も務め、次世代の美容業界を担う人材の育成にも力を入れている。


監修 髙橋 明日美
株式会社ANY CEO
株式会社ANY、株式会社Malina、株式会社ROSSO、細胞美容PSCLの代表取締役を務める実業家。さらに、REVI正規販売資格を所有し、美容業界における豊富な知識と経験を活かし、エステFC事業を展開しています。また、美容専門学校での講師も務め、次世代の美容業界を担う人材の育成にも力を入れています。


監修
田中 ゆい
oliss混合肌担当
26歳。元コスメカウンター勤務。高校時代に脂性肌用ケアに全振りして頬が荒れた経験から、「肌は一つのタイプに収まらない」と学びゾーン別ケアにたどり着きました。olissでは混合肌のお客様を3年以上担当し、Tゾーンと頬で化粧水を使い分ける「ゾーン別設計」を一緒に組み立てています。コロナ期のマスクニキビに悩むお客様が急増した時期も、部位別の原因切り分けで多くの方の肌を見てきました。


監修 田中 ゆい
oliss混合肌担当
26歳。元コスメカウンター勤務。高校時代に脂性肌用ケアに全振りして頬が荒れた経験から、「肌は一つのタイプに収まらない」と学びゾーン別ケアにたどり着きました。olissでは混合肌のお客様を3年以上担当し、Tゾーンと頬で化粧水を使い分ける「ゾーン別設計」を一緒に組み立てています。コロナ期のマスクニキビに悩むお客様が急増した時期も、部位別の原因切り分けで多くの方の肌を見てきました。



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餅を食べるとニキビができるのは本当?その関係を解説
「お餅を食べたらニキビが増えた」という経験をした方は少なくありません。これは単なる思い込みや偶然ではなく、お餅の原料であるもち米の成分が、肌に影響を与えるメカニズムが存在するのです。
お餅がニキビを引き起こす最大の要因は、もち米に含まれる「アミロペクチン」というデンプンの構造にあります。普通の白米(うるち米)にもアミロペクチンは含まれていますが、もち米はデンプンの100%がアミロペクチンで構成されています。一方、うるち米はアミロペクチンが約80%、アミロースが約20%という比率です。
この違いが、血糖値の上がり方に大きな差を生みます。アミロペクチンは枝分かれした分子構造を持つため、消化酵素が複数箇所から同時に分解でき、血糖値が急激に上昇しやすいのです。つまり、お餅は白米よりも血糖値を急上昇させやすい高GI食品と言えます。



お餅って消化が良いイメージがありますけど、それが逆に血糖値を急に上げてしまうんですね。混合肌の方は特にTゾーンの皮脂が増えやすいので、お餅の食べすぎには注意してほしいポイントです。
餅がニキビを引き起こす3つのメカニズム
- 血糖値スパイクがインスリンとIGF-1を過剰分泌させる
- 皮脂の過剰分泌と毛穴詰まりの連鎖
- ビタミン不足による糖代謝の停滞
①血糖値スパイクがインスリンとIGF-1を過剰分泌させる
お餅を食べると、もち米のアミロペクチンが急速に分解され、血糖値が短時間で大幅に上昇します。これがいわゆる「血糖値スパイク」と呼ばれる状態です。
血糖値が急上昇すると、体はそれを下げるために大量のインスリンを分泌します。このインスリンの大量分泌が問題の起点になります。インスリンは、IGF-1(インスリン様成長因子1)というホルモンの分泌を促し、このIGF-1が皮脂腺を刺激して皮脂の分泌を増加させるのです。
さらに、IGF-1には皮膚の角質細胞の増殖を促す作用もあります。角質が厚くなると毛穴の出口が狭まり、増えた皮脂が毛穴の中に閉じ込められやすくなります。これがアクネ菌の繁殖環境を作り出し、ニキビの発生につながるのです。
②皮脂の過剰分泌と毛穴詰まりの連鎖
お餅による血糖値スパイクが繰り返されると、皮脂腺は慢性的に刺激された状態が続きます。皮脂が過剰に分泌されると、毛穴の内部で皮脂と古い角質が混ざり合い、「角栓」と呼ばれる毛穴の詰まりが発生します。
角栓で塞がれた毛穴の中は、酸素が少なく皮脂が豊富な環境になります。この環境はアクネ菌にとって増殖に適した条件であり、菌が増えると炎症反応が起こり、赤ニキビや黄色ニキビへと進行するという流れが生まれます。
特にお餅を短期間に大量に食べるお正月シーズンは、血糖値スパイクが繰り返し起こりやすく、皮脂分泌と毛穴詰まりの連鎖が加速しやすい時期と言えるでしょう。
③ビタミン不足による糖代謝の停滞
お餅は糖質が非常に多い一方で、ビタミンやミネラルはほとんど含まれていません。切り餅1個(約50g)あたりの糖質は約25gで、これは白米のお茶碗半分程度に相当します。
糖質をエネルギーに変換するためには、ビタミンB群(特にビタミンB1、B2、B6)が不可欠です。しかし、お餅にはこれらのビタミンがほとんど含まれていないため、お餅を多く食べると糖代謝に必要なビタミンが体内で不足しやすくなるのです。
ビタミンB2は皮脂分泌のコントロールに関わり、ビタミンB6はタンパク質代謝と肌のターンオーバーに関わっています。これらが不足すると、皮脂バランスの乱れと肌のターンオーバーの遅れが同時に起きやすくなり、ニキビができやすい肌環境が形成されます。
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餅を食べてもニキビをできにくくする5つの対策
- 野菜・たんぱく質を先に食べて血糖値スパイクを抑える
- 1日2個までを目安にする
- 食べ合わせでビタミンB群を補う
- 夜遅い時間帯を避ける
- 食後のスキンケアで皮脂対策をする
①野菜・たんぱく質を先に食べて血糖値スパイクを抑える
お餅によるニキビ対策で最も効果的なのは、食べる順番を工夫することです。お餅を食べる前に、食物繊維が豊富な野菜やきのこ、海藻を先に食べることで、糖の吸収スピードを穏やかにできます。
具体的には、お餅を食べる10〜15分前に、サラダやお味噌汁(わかめ・きのこ入り)、お漬物などを少量食べておきます。先に食物繊維を摂ると、小腸での糖の吸収がゆっくりになり、血糖値の急上昇を抑えることができるのです。たんぱく質(卵、納豆、豆腐など)も同じく血糖値の急上昇を緩和する効果が期待できます。
お雑煮にする場合は、具材に鶏肉や大根、ほうれん草などをたっぷり入れると、自然にこの「ベジファースト」の効果が得られます。
②1日2個までを目安にする
お餅は1個あたりの糖質が約25gと高く、2個食べればお茶碗1杯分のご飯と同等の糖質になります。3個、4個と食べ進めると、それだけ血糖値スパイクの振れ幅も大きくなります。
ニキビが気になる方は、1日に食べるお餅の量を2個までに抑えることが、現実的かつ効果的なラインです。「もう1個」と手が伸びそうなときは、代わりにきな粉やあんこではなく、大根おろし(からみ餅)や納豆餅など、血糖値の上昇を緩和する食べ方を選ぶのも一つの手です。
③食べ合わせでビタミンB群を補う
お餅に不足しているビタミンB群を、食べ合わせで意識的に補うことが大切です。ビタミンB群は糖代謝を助け、皮脂分泌のバランスを整える役割を持っています。
おすすめの食べ合わせは以下の通りです。
| 食べ合わせ | 含まれるビタミン | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 納豆餅 | ビタミンB2・B6・食物繊維 | 皮脂コントロール+血糖値上昇の緩和 |
| きな粉餅 | ビタミンB1・B2・大豆イソフラボン | 糖代謝の促進+ホルモンバランスのサポート |
| 大根おろし餅 | ビタミンC・消化酵素 | 消化促進+抗酸化作用 |
| 海苔巻き餅 | ビタミンB1・B2・ミネラル | 糖代謝の促進+肌のターンオーバーサポート |
特におすすめなのは納豆餅です。納豆に含まれるビタミンB2は皮脂分泌の調整に関わり、食物繊維は血糖値の急上昇を抑え、さらに腸内環境を整える効果も期待できます。お餅の弱点を複数の面からカバーしてくれる食べ合わせと言えるでしょう。
④夜遅い時間帯を避ける
お餅を食べる時間帯も、ニキビへの影響を左右します。夜20時以降は体の代謝機能が低下しているため、糖の処理能力も落ちています。この時間帯にお餅を食べると、血糖値が上がりやすく、余剰な糖が脂肪として蓄積されやすくなります。
お餅を食べるなら、活動量の多い昼食時がベストです。昼なら食後に体を動かす機会も多く、血糖値の上昇が穏やかになります。おやつとして食べる場合も、15時頃までに済ませるのが理想的です。
⑤食後のスキンケアで皮脂対策をする
お餅を食べた後は、通常よりも皮脂分泌が活発になる可能性があります。だからこそ、食後のスキンケアで先手を打つことが重要です。
まず、洗顔は朝晩2回を基本とし、皮脂が気になるからといって洗いすぎないことが大切です。洗いすぎると肌が乾燥し、かえって皮脂の過剰分泌を招いてしまいます。洗顔後は、保湿を丁寧に行い、肌の水分と油分のバランスを整えることを意識してください。
ただし、ここで重要なのは「自分の肌タイプに合ったケア」を選ぶことです。脂性肌・乾燥肌・混合肌・インナードライなど、肌タイプによって最適なケア方法は大きく異なります。間違った肌タイプのケアを続けると、むしろ肌状態が悪化してしまうこともあるのです。



同じニキビでも、脂性肌と乾燥肌では原因もケアの方法もまったく違います。間違った肌タイプのケアを続けていると、むしろ悪化してしまうこともあるんです。自分の肌タイプ、正しく把握できていますか?
餅以外にもニキビを引き起こしやすい食べ物
お餅がニキビに影響を与えるメカニズムは、他の高GI食品にも共通しています。お餅だけを避けても、他の高GI食品を大量に摂取していればニキビのリスクは変わりません。ここでは、お餅と同じ仕組みでニキビを引き起こしやすい食べ物を整理します。
| 食品カテゴリー | 具体例 | ニキビへの影響 |
|---|---|---|
| もち米製品 | おせんべい・おかき・あられ・赤飯 | お餅と同じアミロペクチン100%で高GI |
| 精製糖質 | 白パン・うどん・菓子パン | 食物繊維が少なく血糖値が急上昇しやすい |
| 砂糖が多い菓子 | チョコレート・ケーキ・クッキー | 糖質+脂質の組み合わせが皮脂分泌を促進 |
| 揚げ物 | フライ・天ぷら・唐揚げ | 酸化した油が体内の炎症反応を促進 |
特に注意したいのが、おせんべいやおかきです。これらはお餅と同じもち米を原料としており、アミロペクチン100%の高GI食品です。「お餅は控えているけど、おせんべいはたくさん食べている」という方は、実質的にお餅を食べているのと同じ影響を肌に与えていることになります。
一方で、低GI食品に置き換えることでニキビリスクを下げることも可能です。白米を玄米や雑穀米に替える、白パンを全粒粉パンに替えるなど、日常の主食選びを少し変えるだけでも、血糖値スパイクの頻度は減らせます。
よくある質問
Q. お餅を1個だけ食べてもニキビができますか?
お餅1個でニキビが必ずできるわけではありません。ニキビは複数の要因が重なって発生するものであり、お餅はその一因にすぎません。ただし、もともとニキビができやすい肌質の方や、睡眠不足・ストレス・スキンケア不足が重なっているタイミングでは、お餅1個でも引き金になる可能性はあります。
大切なのは、お餅単体を悪者にすることではなく、食べ方の工夫(野菜を先に食べる、ビタミンB群を一緒に摂るなど)で血糖値の上がり方を穏やかにすることです。
Q. 玄米餅なら普通のお餅よりニキビになりにくいですか?
玄米餅は普通のお餅よりも食物繊維やビタミンB群を多く含んでいるため、血糖値の上がり方がやや穏やかになる傾向があります。ただし、もち米を使用している以上、アミロペクチン100%である点は同じです。通常のお餅よりは肌への影響が小さいと考えられますが、「食べすぎても大丈夫」というわけではありません。
Q. お餅でできたニキビは自然に落ち着きますか?
食事が原因で一時的に皮脂分泌が増えてできたニキビは、食生活を戻すことで徐々に落ち着くケースが多いです。ただし、炎症が進行して赤ニキビや黄色ニキビになっている場合は、食事だけでは対処しきれないこともあります。
ニキビが繰り返しできる場合や、セルフケアでなかなか落ち着かない場合は、専門の医療機関(皮膚科)やニキビ専門のケアサロンに相談することをおすすめします。
まとめ
お餅がニキビを引き起こす主な原因は、もち米のアミロペクチンによる血糖値の急上昇です。血糖値スパイクがインスリンとIGF-1の分泌を促し、皮脂の過剰分泌と毛穴詰まりの連鎖を生み出します。加えて、お餅にはビタミンB群がほとんど含まれていないため、糖代謝の停滞も肌に悪影響を与えるのです。
しかし、お餅を一切やめる必要はありません。野菜やたんぱく質を先に食べる、1日2個までにする、納豆や海苔などビタミンB群を含む食材と一緒に食べるといった工夫で、肌への影響は大きく軽減できます。
それでもニキビが繰り返しできる場合は、食事だけでなく肌そのものの状態を見直すことが重要です。自分の肌タイプを正しく知り、それに合ったケアを選ぶことが、根本的なニキビ対策への第一歩になるでしょう。
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※ 本記事はニキビケアに関する一般的な情報提供を目的としており、医療行為や医薬品の効能を保証するものではありません。肌トラブルが気になる方は、専門の医療機関(皮膚科)への相談をおすすめします。
※ 効果には個人差があります。















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