ニキビの種類を見分ける|白・黒・赤・黄の特徴と段階別ケアの基本【専門家が監修】

ニキビ 種類 見分け方を田中ゆい(olissスキンケアアドバイザー)が解説する3コマ漫画、白ニキビ赤ニキビ黄ニキビの違いと正しいケア方法をわかりやすく紹介するイラスト
山田まほ

「白いプツプツ」も「赤く腫れたやつ」も、全部まとめて「ニキビ」って呼んでない?
種類が違えば原因も対処もまるで変わるし、間違ったケアを続けると跡に残るリスクまで上がります。

山田まほ

この記事では、ニキビ7段階の見分け方、種類別の市販薬の選び方、皮膚科での具体的な治療内容、肌タイプ別にできやすいニキビの傾向まで一本で解説していきます。
olissがニキビ専門サロンとして年間6万人以上の肌を見てきた現場知見も含めてお伝えします。

髙橋 明日美
株式会社ANY CEO

株式会社ANY、株式会社Malina、株式会社ROSSO、細胞美容PSCLの代表取締役を務める実業家。さらに、REVI正規販売資格を所有。美容業界における豊富な知識と経験を活かし、エステFC事業を展開。また、美容専門学校での講師も務め、次世代の美容業界を担う人材の育成にも力を入れている。

監修 髙橋 明日美
株式会社ANY CEO

株式会社ANY、株式会社Malina、株式会社ROSSO、細胞美容PSCLの代表取締役を務める実業家。さらに、REVI正規販売資格を所有し、美容業界における豊富な知識と経験を活かし、エステFC事業を展開しています。また、美容専門学校での講師も務め、次世代の美容業界を担う人材の育成にも力を入れています。

監修
山田 まほ
Oliss脂性肌担当

23歳。美容専門学校卒。中学から常時ニキビ5〜10個。小学生の頃からプールや体育が憂鬱で、肌のことで嫌な思いもたくさんしてきました。「皮脂を取りすぎるから余計に出る」という悪循環をolissで学び、保湿をちゃんとすることで肌が変わりました。今は脂性肌のお客様に「洗いすぎない勇気」を一緒に見つけるお手伝いをしています。

監修 山田 まほ
Oliss脂性肌担当

23歳。美容専門学校卒。中学から常時ニキビ5〜10個。小学生の頃からプールや体育が憂鬱で、肌のことで嫌な思いもたくさんしてきました。「皮脂を取りすぎるから余計に出る」という悪循環をolissで学び、保湿をちゃんとすることで肌が変わりました。今は脂性肌のお客様に「洗いすぎない勇気」を一緒に見つけるお手伝いをしています。

山田まほ

ニキビケアは「自分の肌タイプ」を知っているかどうかで、結果がまるで変わります。
まずは1分でできる肌診断で、あなたに合ったケアの方向性を確認してみてください。

1分で分かる肌タイプ診断
目次

ニキビの種類は全部で7段階|進行順に整理

ニキビは一つの状態を指す言葉ではなく、段階的に進行する皮膚の状態です。大きく分けると、以下の7段階に分類されます。

スクロールできます
段階名称見た目の特徴炎症
マイクロコメド(微小面ぽう)目に見えない。ざらつき・ごわつきとして感じるなし
白ニキビ(閉鎖面ぽう)白くポツンと小さく盛り上がる。1〜2mm程度なし
黒ニキビ(開放面ぽう)毛穴の先端が黒く見える。触れると硬いなし
赤ニキビ(炎症性丘疹)赤く腫れて盛り上がる。触ると痛みがあるあり
黄色ニキビ(膿疱)てっぺんに黄色い膿がたまり大きく腫れる強い
紫ニキビ(嚢腫)赤紫〜紫色に腫れ上がる。血豆のような見た目非常に強い
しこりニキビ(硬結)肌色〜赤色の硬い膨らみ。触ると芯がある慢性的

①〜③は「非炎症性ニキビ」、④〜⑦は「炎症性ニキビ」と呼ばれます。この分類は重要で、非炎症性の段階で適切にケアできれば、赤ニキビ以降への進行を防げる可能性が高いのです。逆に、炎症が起きた段階ではニキビ跡として赤みや色素沈着が残るリスクが一気に上がり、⑥⑦まで進行すると皮膚科での対応が必須になります。

山田まほ

olissに来店される方で「白いプツプツは放っておいても大丈夫だと思ってた」とおっしゃる方がかなり多いです。
でも白ニキビの段階でケアできるかどうかが、その後の肌の状態を大きく左右するんですよ。

ニキビの種類を一つずつ解説|特徴と見分け方

この章の内容
  • マイクロコメドから黄色ニキビまでの5段階を個別に解説
  • それぞれの発生メカニズムと見分けるポイント
  • 各段階で意識すべきこと

マイクロコメド(微小面ぽう)|すべてのニキビの出発点

マイクロコメドは、目に見えるニキビになる前の「前段階」です。毛穴の中で皮脂と角質が詰まり始めた状態ですが、まだ表面には何も見えません。肌を指で触ったときに「なんとなくざらつく」「ごわつきがある」と感じる場合、マイクロコメドが形成されている可能性があります。

研究データでは、ニキビが1個できている肌には、その周辺にマイクロコメドが数十〜数百個存在しているとも報告されています。目に見えない段階のうちにスキンケアや生活習慣を整えておくことが、次の段階への進行を防ぐ第一歩です。

白ニキビ(閉鎖面ぽう)|毛穴が閉じたまま詰まった状態

白ニキビは、毛穴の出口が角質で塞がれ、中に皮脂がたまって小さく盛り上がった状態です。医学的には「閉鎖面ぽう(コメド)」と呼ばれます。大きさは1〜2mm程度で、白っぽく見えることからこの名前がついています。

痛みやかゆみはなく、鏡で見ると肌色〜白色の小さなポツポツとして確認できます。額や顎にまとまって出ることが多く、触るとザラザラとした手触りです。炎症は起きていないため、この段階で正しくケアできれば赤ニキビへの進行を食い止められるケースが多いとされています。

黒ニキビ(開放面ぽう)|毛穴が開いて酸化した状態

黒ニキビは、白ニキビの毛穴が開き、中の皮脂が空気に触れて酸化したものです。医学的には「開放面ぽう」と呼ばれます。毛穴の先端が黒い点のように見えるため「黒ニキビ」と呼ばれていますが、黒く見える原因は汚れではなく、皮脂の酸化やメラニン色素、産毛の影響です。

鼻や鼻周りに多く見られるのが特徴です。白ニキビと同じく炎症はありませんが、毛穴が開いた状態が続くとアクネ菌が繁殖しやすくなり、赤ニキビに進行するリスクがあります。

赤ニキビ(炎症性丘疹)|炎症が始まった段階

赤ニキビは、白ニキビや黒ニキビの中でアクネ菌が増殖し、免疫反応によって炎症が起きた状態です。医学的には「炎症性丘疹」と呼ばれます。毛穴の周囲が赤く腫れて盛り上がり、触れると痛みを感じるのが特徴です。

この段階からニキビ跡が残るリスクが格段に上がります。赤く腫れている状態で無理に潰したり、刺激の強い成分を塗ったりすると、炎症がさらに広がって周囲の皮膚組織にまでダメージが及びます。赤ニキビが繰り返しできる場合は、スキンケアの見直しだけでなく、皮膚科への相談も選択肢に入れることが大切です。

山田まほ

正直に言うと、私は高校のとき赤ニキビを自分で潰してた。「潰せば早く治るでしょ」って。でもそれが大間違いで、結果的に色素沈着が半年以上残ったんだよね。種類によって触っていいかどうかが全然違うから、ここは本当に覚えておいてほしい。

黄色ニキビ(膿疱)|炎症が悪化し膿がたまった状態

黄色ニキビは赤ニキビの炎症がさらに進み、毛穴の中に膿がたまった状態です。医学的には「膿疱(のうほう)」と呼ばれます。てっぺんに黄白色の膿が透けて見え、赤ニキビよりもさらに大きく腫れているのが特徴です。

黄色ニキビは、ニキビの進行段階で最も跡が残りやすい状態です。膿を自分で無理に出そうとすると、皮膚の深い部分まで傷つけてしまい、クレーターや色素沈着として跡が残る可能性が高まります。この段階に達した場合は、自己判断でのケアを避け、皮膚科(保険診療)での対応を優先してください。

紫ニキビ(嚢腫)|膿と血が混ざり重症化した状態

紫ニキビは、黄色ニキビの炎症がさらに悪化し、毛穴の中で膿と血液が混ざった状態です。医学的には「嚢腫(のうしゅ)」と呼ばれます。患部は赤紫〜紫色に変色し、血豆やあざのような見た目になるのが特徴です。

紫ニキビは皮膚の深部まで炎症が到達しており、セルフケアで対応できる範囲を完全に超えています。放置するとクレーター状のニキビ跡や広範囲の色素沈着が残る可能性が非常に高く、皮膚科(保険診療)での早期受診が必要です。何もしなくてもズキズキと痛みを感じることがあります。

しこりニキビ(硬結)|炎症が慢性化して硬く残った状態

しこりニキビは、強い炎症を伴うニキビが同じ場所に繰り返しできた結果、皮膚の深い部分が線維化して硬く盛り上がった状態です。医学的には「硬結(こうけつ)」と呼ばれます。

炎症が治まった後も硬いしこりが残り続けるのが特徴で、一度できると自然に消えることはほとんどありません。フェイスラインや顎に多く見られます。ステロイド注射や外科的な切除など、皮膚科での専門的な対応が必要な段階です。

ニキビ跡にも種類がある|炎症後に残る4つのタイプ

ニキビが治まった後に残る跡にもいくつかの種類があります。ニキビ跡のタイプは、元のニキビの炎症の強さや深さ、そして体質によって異なります。

スクロールできます
タイプ見た目原因セルフケアでの対応
赤みタイプ赤〜ピンク色の平らな跡炎症後の毛細血管の拡張比較的目立たなくなりやすい
色素沈着タイプ茶色〜紫がかったシミ状の跡炎症後のメラニン過剰生成紫外線対策で悪化を防ぐ
ケロイドタイプ赤〜ピンク色に盛り上がった跡コラーゲンの過剰生成(体質的要因が大きい)セルフケアでは対応が難しい
クレータータイプ陥没した凸凹のある跡炎症による真皮層の組織破壊セルフケアでは対応が難しい

赤みタイプと色素沈着タイプは時間の経過とともに目立たなくなるケースがありますが、ケロイドタイプとクレータータイプは皮膚の構造そのものが変化しているため、セルフケアだけでの対応は困難です。ケロイドやクレーターが気になる場合は、皮膚科での相談をおすすめします。

ニキビ跡を残さないために最も大切なのは、炎症性ニキビ(赤・黄色)の段階で適切に対処することです。「潰さない」「触らない」「炎症が強い場合は早めに受診する」という3点が基本になります。

ニキビの種類別|セルフケアの基本

この章の内容
  • 非炎症性ニキビ(白・黒)のケア方法
  • 炎症性ニキビ(赤・黄色)のケア方法
  • 共通して意識すべき3つのポイント

白ニキビ・黒ニキビ(非炎症性)|毛穴詰まりを防ぐケア

非炎症性のニキビは、毛穴に皮脂と角質が詰まることで発生します。この段階では炎症が起きていないため、「詰まりを取り除く」よりも「これ以上詰まらせない」方向のケアが基本です。

  • 洗顔は1日2回、ぬるま湯で。洗浄力の高いものでゴシゴシ洗うと角質が乱れて逆効果になることがある
  • 保湿を省略しない。皮脂が多い方でも、水分を補わないとバリア機能が低下して角質が厚くなりやすい
  • 毛穴を無理に押し出さない。角栓を指や器具で押し出すと毛穴周辺の組織を傷つけ、炎症の引き金になる

白ニキビや黒ニキビが広範囲に繰り返しできる場合は、肌のターンオーバーが乱れている可能性があります。スキンケアだけでなく、睡眠の質・食事バランス・ストレスの影響も見直してみてください。

赤ニキビ・黄色ニキビ(炎症性)|刺激を避けて鎮静を待つ

炎症が起きている段階では、「積極的に何かを塗る」よりも「刺激を減らして悪化を防ぐ」ことが優先です。

  • 患部を触らない・潰さない。物理的な刺激は炎症を広げ、ニキビ跡の原因になる
  • 新しいスキンケアアイテムを試さない。炎症中の肌は外的刺激に敏感。未知の成分が刺激になるリスクが高い
  • 紫外線対策を徹底する。炎症後の色素沈着を防ぐため、日焼け止めは年間を通して使用する

赤く腫れたニキビが3個以上同時にできている、または1ヶ月以上繰り返す場合は、皮膚科(保険診療)を受診する目安です。外用薬や内服薬による対応は、セルフケアだけで対処するよりも早い段階での変化が期待できます。

すべてのニキビに共通する3つの基本

ニキビの種類を問わず、以下の3点は肌のコンディションを保つための土台になります。

スクロールできます
基本具体的にやること
洗顔朝晩2回。泡立てて肌に乗せるように。摩擦を避ける
保湿化粧水+乳液 or クリーム。テカる方もジェルやローションで水分は補う
紫外線対策SPF30以上の日焼け止めを通年使用。塗り直しは2〜3時間ごと
田中ゆい

同じニキビでも、脂性肌と乾燥肌では原因もケアの方法もまったく違います。間違った肌タイプのケアを続けていると、むしろ悪化してしまうこともあるんです。自分の肌タイプ、正しく把握できていますか?

種類別|市販薬を選ぶときの有効成分ガイド

セルフケアの一環として市販のニキビ治療薬を使う場合、自分のニキビの種類に合った有効成分を選ぶことが重要です。
成分が合っていないと、期待する効果が得られないだけでなく、肌に余計な負担をかけてしまうこともあります。

スクロールできます
ニキビの種類おすすめの有効成分成分の働き
白ニキビ・黒ニキビ(非炎症性)サリチル酸角質を柔らかくして毛穴の詰まりを取り除く。アクネ菌の増殖も抑える
白ニキビ・黒ニキビ(非炎症性)イオウ角質溶解作用と殺菌作用を併せ持つ。皮脂を吸着する効果もあるが、乾燥しやすい点に注意
赤ニキビ(炎症性)イブプロフェンピコノール炎症を抑える作用がある。赤みや腫れが気になるときに適している
赤ニキビ(炎症性)イソプロピルメチルフェノール(IPMP)殺菌作用があり、アクネ菌の増殖を抑える
赤ニキビ(炎症性)グリチルリチン酸2K抗炎症作用があり、赤みや腫れを穏やかに鎮める
赤ニキビ(炎症性)アラントイン抗炎症作用に加え、肌の修復を助ける働きがある
黄色ニキビ以降市販薬では対応が難しい段階。皮膚科(保険診療)の受診を優先

市販薬を選ぶ際は、パッケージに記載されている有効成分と対象となるニキビの種類を確認しましょう。
なお、過酸化ベンゾイル(BPO)は医学的に効果が高いとされている成分で、一部の市販薬にも配合されています(※1)。

田中ゆい

市販薬は「今あるニキビを鎮める」ものであって、「ニキビができにくい肌を作る」ものではありません。
薬で炎症を抑えながら、洗顔・保湿・紫外線対策の基本ケアを並行して続けることが大事ですよ。

皮膚科で受けられる治療|種類別の標準的な対応

この章の内容
  • 白・黒ニキビ:アダパレン・BPO・面皰圧出
  • 赤ニキビ:抗菌外用薬+内服抗菌薬
  • 黄色〜重症:切開排膿・ステロイド注射・外科的切除
  • 種類別の治療期間の目安

ニキビは「尋常性ざ瘡」という皮膚疾患であり、皮膚科では保険適用で治療を受けることができます。

「皮膚科に行った方がいい」とわかっていても、実際に何をされるのかがわからないと足が向かないものです。
ここでは、ニキビの種類別に皮膚科で行われる標準的な治療内容を整理します。

白ニキビ・黒ニキビ(非炎症性)への治療

非炎症性のニキビに対しては、毛穴の詰まりを改善する外用薬が処方されるのが一般的です。
代表的な薬剤にはアダパレン(商品名:ディフェリンゲル)過酸化ベンゾイル(商品名:ベピオゲル)があります。

アダパレンはレチノイド(ビタミンA誘導体)の一種で、毛穴の出口の角質が厚くなるのを抑え、毛穴詰まりを根本から防ぐ働きがあります。
日本皮膚科学会のガイドラインでは、面皰(コメド)の治療における第一選択薬として強く推奨されています(※1)。

使い始めの2〜4週間は赤みや皮むけなどの刺激反応が出ることがありますが、多くの場合は使い続けるうちに落ち着きます。

また、詰まった皮脂を物理的に除去する「面皰圧出(コメド圧出)」という処置もあります。
専用の器具を使って毛穴の中身を押し出す方法で、自分で潰すのとは異なり、感染や跡が残るリスクを最小限に抑えた処置です。

赤ニキビ(炎症性)への治療

炎症が起きている赤ニキビに対しては、毛穴詰まりを改善する外用薬に加え、抗菌作用のある外用薬が併用されます。
代表的なものにクリンダマイシン(商品名:ダラシンTゲル)があり、アクネ菌の増殖を直接抑える効果があります。

赤ニキビが広範囲に及ぶ場合や、外用薬だけでは炎症が収まらない場合は、内服の抗菌薬(ドキシサイクリンやミノサイクリンなど)が処方されることもあります。
ガイドラインでは、炎症性皮疹に対して抗菌薬の内服は「推奨」とされていますが、耐性菌の問題から長期使用(3か月以上)は推奨されていません(※1)。

黄色ニキビ(膿疱)への治療

膿がたまった黄色ニキビに対しては、赤ニキビと同様の外用薬・内服薬に加え、状況に応じて切開排膿(膿を排出する処置)が行われます。
膿を自分で出そうとすると周囲の組織を傷つけてニキビ跡の原因になりますが、皮膚科では清潔な環境で専用器具を使って処置するため、リスクを抑えて対応できます。

紫ニキビ・しこりニキビ(重症)への治療

紫ニキビ(嚢腫)やしこりニキビ(硬結)は重症に分類され、通常の外用薬だけでの対応は困難です。
ステロイド(トリアムシノロン)の局所注射で炎症を抑えたり、しこりが大きい場合は外科的に切除する方法が取られます。

改善には数か月〜半年を要するケースもあり、根気強い通院が必要です。

種類別|治療期間の目安

スクロールできます
ニキビの種類主な治療変化が見え始める目安
白ニキビ・黒ニキビ外用薬(アダパレン・BPO)、面皰圧出2〜4週間
赤ニキビ外用抗菌薬 + アダパレン / BPO2〜4週間(明確な改善は約3か月)
黄色ニキビ切開排膿 + 外用薬 + 内服抗菌薬2〜3週間以上
紫ニキビステロイド注射 + 外用薬 + 内服薬数か月〜(跡の改善含め数年)
しこりニキビステロイド注射 / 外科的切除3か月〜半年

上記はあくまで目安です。
同じ種類のニキビでも、炎症の程度や肌の状態、生活習慣によって治療期間は異なります。

治療を始めて2週間ほどで「効果がない」と判断してやめてしまう方もいますが、外用薬の効果が安定するには最低でも4〜8週間は必要とされています。
処方された薬は自己判断で中断せず、医師の指示に従って使い続けることが大切です。

山田まほ

olissに来店される方の中にも「皮膚科で薬をもらったけど、2週間で効果がなくてやめた」とおっしゃる方がいます。
でも、外用薬って最低1〜2か月は続けないと本来の効果が出ないんです。
皮膚科の治療とサロンケアは「対立するもの」ではなくて「並行して使い分けるもの」
炎症は皮膚科の薬で抑えつつ、肌の土台づくりはサロンケアで、というのが理想的な組み合わせです。

思春期ニキビと大人ニキビ|年代で変わるニキビの特徴

ニキビは進行段階だけでなく、「いつできるか」によっても原因と特徴が大きく異なります。10代を中心に発生する「思春期ニキビ」と、20代以降に繰り返す「大人ニキビ」では、できやすい場所もケアの方向性も違うため、区別して理解しておくことが大切です。

思春期ニキビ|ホルモン変化による皮脂の過剰分泌が原因

思春期ニキビは、第二次性徴に伴うホルモンバランスの変化によって皮脂の分泌量が急増することで発生します。Tゾーン(おでこ・鼻)を中心に、広範囲に白ニキビや赤ニキビができやすいのが特徴です。

思春期が終わりホルモンバランスが安定すると、皮脂の分泌量が落ち着き、自然とニキビも減少していくケースが多く見られます。ただし、この時期に誤ったケア(潰す、洗いすぎなど)を続けると、ニキビ跡として残るリスクがあるため注意が必要です。

大人ニキビ|生活習慣やストレスが複合的に影響する

大人ニキビは20代以降に発生し、Uゾーン(顎・口周り・フェイスライン)に集中しやすいのが特徴です。「吹き出物」と呼ばれることもあります。原因は単一ではなく、ストレス・睡眠不足・ホルモンバランスの乱れ・偏った食事・ターンオーバーの低下など、複数の要因が絡み合って発生します。

思春期ニキビとの大きな違いは、乾燥した肌にもできること、そして同じ場所に何度も繰り返しやすいことです。皮脂を取るだけのケアでは対応できないため、保湿を軸としたアプローチと、生活習慣の見直しが必要になります。

田中ゆい

「ニキビは青春のシンボル」って言われるけど、大人になってからもできるニキビは原因がまったく別物。10代と同じケアを続けていたら、悪化して当然なんです。まずは自分のニキビが「皮脂の量」の問題なのか「肌の状態」の問題なのかを切り分けることが大事。

肌タイプで変わる|できやすいニキビの種類と傾向

ニキビの種類は進行段階で決まりますが、「どの段階まで進みやすいか」は肌タイプによって傾向が異なります。ここからは、olissのスキンケアアドバイザーがそれぞれの肌タイプの視点から、ニキビの種類との関わり方をお伝えします。

脂性肌|白ニキビが一気に赤ニキビまで進みやすい

山田まほ

脂性肌って、白ニキビの段階であっという間に赤ニキビに進むんだよね。私の場合、朝起きたら白いプツプツだったのが、夕方には赤く腫れてるなんてしょっちゅうだった。皮脂の量が多い分、アクネ菌のエサが豊富で炎症まで進むスピードが速いの。

脂性肌の方は皮脂腺が活発なため、毛穴が詰まりやすく、白ニキビが常にできやすい状態にあります。さらに皮脂が多い環境はアクネ菌にとって繁殖しやすい条件がそろっているため、白ニキビ→赤ニキビへの進行が他の肌タイプよりも早い傾向があります。

「皮脂を取りきる」方向のケアに走りがちですが、皮脂を取りすぎると肌が防御反応として余計に皮脂を分泌するという悪循環に入ります。洗浄力がマイルドな洗顔料を選び、水分補給はしっかり行うことが基本です。

乾燥肌|白ニキビが地味に繰り返すタイプ

中村ほのか

「乾燥肌なのにニキビ?」って驚かれることが多いんだけど、実は乾燥肌特有のニキビの出方があるの。赤く派手に腫れるというより、白い小さなプツプツが頬や顎に地味に繰り返す感じ。バリア機能が弱いから角質が厚くなりやすくて、毛穴が詰まりやすいんだよね。

乾燥肌の方は皮脂量が少ない代わりに、角質層の水分保持力が低く、バリア機能が弱い傾向にあります。バリア機能が低下すると、肌は防御のために角質を厚くしようとし、結果的に毛穴の出口が塞がれて白ニキビが発生しやすくなります。

炎症性ニキビに進行するケースは脂性肌ほど多くありませんが、ニキビ用の「さっぱり系」ケアに飛びつくとさらに乾燥が進んで逆効果になることがあります。保湿を丁寧に重ねることが、乾燥肌のニキビ予防における最優先事項です。

インナードライ|テカるのに白ニキビが繰り返す厄介パターン

佐藤りん

テカるから脂性肌だと思って皮脂を取るケアをする。でも内側が乾いているからバリア機能が壊れて、余計に皮脂が出て、毛穴が詰まる。この負のループが、インナードライのニキビの正体。私はこれに5年間気づけなかった。

インナードライの方は、肌の表面はテカっているのに内部の水分量が不足しています。見た目は脂性肌に近いため脂性肌用のケアを選びがちですが、根本原因は「乾燥」にあるため、皮脂を取るケアを続けるほど状態が悪化するのがインナードライの厄介なところです。

できるニキビの種類は白ニキビが中心ですが、誤ったケアを続けることで炎症まで進行するケースもあります。自分がインナードライかどうかは自己判断が難しく、olissではバリア機能検査で肌内部の水分保持力を数値で確認することができます。

混合肌|ゾーンごとにニキビの種類が違う

田中ゆい

混合肌って、Tゾーンには黒ニキビ、頬や顎には白ニキビ、みたいに場所によって出るニキビのタイプが違うんだよ。だから「顔全体に同じケア」だと、片方には効いてるのに片方は悪化する、みたいなことが起きるの。

混合肌の方は、Tゾーン(おでこ・鼻)は皮脂が多く黒ニキビや赤ニキビが、Uゾーン(頬・顎)は乾燥しやすく白ニキビが出やすい傾向にあります。ゾーンによってニキビの種類が異なるため、一つのアイテムで顔全体をケアするのではなく、ゾーン別にアプローチを分けることが効果的です。

敏感肌|軽い刺激でも赤ニキビに進みやすい

鈴木しおり

敏感肌は、他の肌タイプなら白ニキビで済むような状態でも、ちょっとした刺激で赤く腫れてしまうことがあるの。炎症反応が起きやすい体質だから、「何を使うか」より「何を使わないか」を先に考えることが大事なんだよ。

敏感肌の方はバリア機能が弱いうえに、免疫反応が過敏に働きやすい傾向があります。そのため、白ニキビの段階から赤ニキビへの進行スピードが速いのが特徴です。スキンケアアイテムに含まれるアルコールや香料が刺激になるケースも多いため、新しい製品は腕の内側でパッチテストを行ってから使いましょう。

セルフケアで変化が見られない場合は

ニキビの種類と対処法を理解してセルフケアを続けても、繰り返す場合や炎症が収まらない場合があります。その場合は、専門家のサポートを検討するタイミングです。

皮膚科を受診する目安

以下のような状態が続く場合は、皮膚科(保険診療)への相談をおすすめします。

  • 赤ニキビや黄色ニキビが3個以上同時にできている
  • 1ヶ月以上セルフケアを続けても繰り返す
  • ニキビ跡(赤み・色素沈着・凹凸)が残り始めている
  • 広範囲に広がっている

ニキビは「尋常性ざ瘡(じんじょうせいざそう)」という皮膚疾患であり、皮膚科では保険適用で外用薬(塗り薬)や内服薬による対応を受けることができます。特に炎症性ニキビが繰り返す場合は、早めの受診がニキビ跡の予防につながります。

ニキビ専門サロンでのケアという選択肢

皮膚科での対応に加えて、ニキビ専門のエステサロンでケアを受けるという選択肢もあります。皮膚科は炎症を抑える「治療」が中心ですが、サロンでは「ニキビができにくい肌の土台を整える」という予防的なアプローチを得意としています。

olissでは、遺伝子検査・バリア機能検査・腸内細菌検査の3つの独自検査で肌タイプを客観的に把握したうえで、一人ひとりに合ったお手入れを提供しています。「皮膚科に行くほどではないけれど、セルフケアだけでは限界を感じている」という方にとって、サロンケアは有効な選択肢になり得ます。

olissは日本初のニキビケア専門エステサロンで、全国7店舗(銀座・新宿・横浜・名古屋・京都・大阪・福岡天神)を展開しています。各店年間1万人以上が来店し、皮膚科医である乃木田先生の監修のもとケアプログラムを提供しています。

olissの「ニキビ肌リセットプログラム」では、3つの検査であなたのニキビの根本原因を科学的に突き止めます。

  • 遺伝子検査 — 自社オリジナルのDNA SCAN KITで、ニキビに対する生まれもった体質を分析
  • 肌バリア機能検査 — 世界初のニキビ専用検査。パッチを3分間貼るだけで、その場で肌の状態を数値化
  • 腸内細菌検査 — 今のあなたに本当に必要な栄養素を、腸内環境から読み解く

検査結果をもとに、各種ピーリング・ビタミンC誘導体・ヒト幹細胞など豊富なメニューから一人ひとりに合った施術を組み合わせ、サロンでのプロのケアと自社オリジナル化粧品「osmyss」を使ったホームケアの両面からアプローチします。

olissでケアを受けた方の事例

Before

After

フェイシャルスペシャルプログラム|16回

※ 効果には個人差があります。

Before

After

FSP+光フェイシャル28回

※ 効果には個人差があります。

よくある質問

Q. 白ニキビは放っておいても大丈夫ですか?

A. 白ニキビは炎症が起きていない段階ですが、そのままにしておくと赤ニキビや黄色ニキビに進行する可能性があります。白ニキビの段階でスキンケアや生活習慣を見直すことが、炎症性ニキビへの進行を防ぐ最も有効なタイミングです。「痛くないから大丈夫」と油断せず、早めの対応を心がけましょう。

Q. ニキビを潰すと跡になりますか?

A. ニキビの種類によりますが、特に赤ニキビと黄色ニキビを自分で潰すのは避けてください。炎症が起きている状態で無理に内容物を出そうとすると、周囲の皮膚組織にダメージが及び、色素沈着やクレーターとして跡が残るリスクが高まります。白ニキビであっても、清潔でない手や器具で触れると感染のリスクがあります。

Q. 同じ場所に何度もニキビができるのはなぜですか?

A. 同じ場所にニキビが繰り返す原因は複数考えられます。その部位の皮脂腺が活発であること、髪の毛やマスクの摩擦が集中していること、ホルモンの影響で特定の部位に皮脂が多く分泌されることなどです。繰り返す部位とニキビの種類を記録しておくと、原因の特定に役立ちます

ニキビがやばい順(危険度が高い順)は?

ニキビの危険度は進行段階に対応しており、跡が残るリスクが高い順に並べると以下のようになります。
しこりニキビ(硬結)> 紫ニキビ(嚢腫)> 黄色ニキビ(膿疱)> 赤ニキビ(炎症性丘疹)> 黒ニキビ > 白ニキビ > マイクロコメド
赤ニキビ以降は炎症を伴っており、この段階からニキビ跡(色素沈着やクレーター)が残るリスクが格段に上がります。
紫ニキビやしこりニキビまで進行すると皮膚科での専門的な治療が必須になるため、赤ニキビの段階で適切に対処することが重要です。

ニキビは何色が一番危険ですか?

色だけで判断するなら、紫色のニキビが最も危険です。
紫ニキビは皮膚の深部まで炎症が到達し、膿と血液が混ざった状態で、放置するとクレーターや広範囲の色素沈着が残る可能性が非常に高くなります。
ただし、赤や黄色のニキビでも適切なケアをせずに放置すれば跡が残るリスクは十分あります。
色にかかわらず、腫れや痛みが強い場合は早めに皮膚科を受診してください。

ニキビの種類によって使う薬は変わりますか?

はい、変わります。
白ニキビ・黒ニキビなど炎症がない段階では、サリチル酸やイオウなど角質を柔らかくする成分が適しています。
赤ニキビなど炎症が起きている段階では、イブプロフェンピコノールやグリチルリチン酸2Kなど抗炎症成分を含む薬が効果的です。
黄色ニキビ以降は市販薬での対応が難しいため、皮膚科で処方薬(アダパレンや抗菌薬など)による治療を受けることをおすすめします。

思春期ニキビと大人ニキビでは、できやすい種類が違いますか?

できやすい場所や進行パターンに違いがあります。
思春期ニキビは皮脂分泌が活発なTゾーン(おでこ・鼻)に集中し、白ニキビから赤ニキビへ一気に進行しやすい傾向があります。
一方、大人ニキビはUゾーン(顎・フェイスライン)に多く、白ニキビが同じ場所に地味に繰り返すパターンが多く見られます。
原因が異なるため、適したケア方法も変わります。

マスクをしているとどの種類のニキビができやすいですか?

マスクの着用は、摩擦による肌バリアの低下と、マスク内の蒸れによる雑菌の繁殖という2つの要因でニキビを引き起こします。
特に頬からフェイスラインにかけて白ニキビ・赤ニキビが発生しやすく、マスクの縁が当たる部分は摩擦で炎症が起きやすいため赤ニキビへ進行しやすい傾向があります。
マスクは清潔なものをこまめに交換し、帰宅後は早めに外して洗顔するのが基本です。

皮膚科とニキビ専門サロン、どちらに行くべきですか?

役割が異なるため、状況に応じて使い分けるのがベストです。
赤ニキビ以降の炎症が強い段階や、広範囲にニキビができている場合は、まず皮膚科(保険診療)を受診して薬で炎症を抑えることが優先です。
一方、「セルフケアだけでは繰り返すけれど、皮膚科に行くほどではない」「薬で炎症は収まるけれど、やめるとまたできる」という場合は、ニキビ専門サロンで肌の土台を整えるアプローチが選択肢になります。
皮膚科の治療とサロンケアは対立するものではなく、並行して活用することも可能です。

まとめ:ニキビの種類を知ることが、正しいケアの第一歩

ニキビは「白→黒→赤→黄色」の順に段階的に進行し、段階ごとに見た目・原因・対処法が異なります。非炎症性の段階(白・黒ニキビ)で適切にケアできれば、跡が残りやすい炎症性ニキビ(赤・黄色ニキビ)への進行を防げる可能性が高まります。

さらに、同じ種類のニキビでも肌タイプによって「できやすさ」や「進行スピード」には違いがあります。ニキビの種類を正しく見分けたうえで、自分の肌タイプに合ったケアを選ぶこと——この2つが揃って初めて、繰り返すニキビに対する具体的な対策が見えてきます

「何度も同じニキビが繰り返す」「自分に合ったケアがわからない」と感じている方は、自分の肌を客観的に知ることから始めてみてはいかがでしょうか。

参考文献
※1. 日本皮膚科学会「尋常性痤瘡・酒皶治療ガイドライン 2023」https://www.dermatol.or.jp/uploads/uploads/files/guideline/zasou2023.pdf
※2. 慶應義塾大学病院 医療・健康情報サイト KOMPAS「にきび(尋常性ざ瘡)」https://kompas.hosp.keio.ac.jp/disease/000299/
※3. 済生会「尋常性ざ瘡(にきび)」https://www.saiseikai.or.jp/medical/disease/acne_vulgaris/
※4. MSDマニュアル プロフェッショナル版「尋常性ざ瘡」https://www.msdmanuals.com/ja-jp/professional/

あなたのニキビには、あなただけの答えがある。

まずは無料カウンセリングから

olissでは、お肌の状態を3つの検査で分析し、
あなたに合ったニキビケアをご提案します。

全国7店舗(銀座・新宿・横浜・名古屋・京都・大阪・福岡天神)|皮膚科医監修


※ 本記事はニキビケアに関する一般的な情報提供を目的としており、医療行為や医薬品の効能を保証するものではありません。肌トラブルが気になる方は、専門の医療機関(皮膚科)への相談をおすすめします。
※ 効果には個人差があります。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次