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【公式】ニキビ専門サロンoliss(オリス) | 銀座・新宿・池袋・横浜・関内・名古屋・京都・大阪・福岡天神

       
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ニキビケアには漢方薬が有効

塗り薬を塗ったりビタミン剤を飲んでもニキビが良くならない…という人に、漢方薬という手段があります。

漢方薬は身体の調子を整え、自分自身の回復力を高めることで、自分の力で様々な症状を緩和させる働きがあります。

特に大人のニキビはホルモンバランスの乱れが大きな原因の一つですが、漢方薬にはホルモンバランスを整えるだけでなく、皮膚の免疫を高める効果が期待できるものもあるのです。

様々な種類の漢方薬がありますが、抗生物質などとは違って植物などの自然由来のものが原料である場合がほとんどですので、身体に優しいことも大きな特徴です。

意外と安価で症状が再発しにくい漢方薬

漢方薬と言うと高価なため継続的に飲むのが難しく、しかも効果が出るまで時間がかかるというイメージはありませんか?

ところが病院で処方される場合は保険適用され、1ヵ月分が1,500円~3,000円程度で購入できるのです。

市販のものを購入すると高額になる場合がありますが、病院で処方されるものであれば安価に購入できるので安心ですね。

しかも漢方薬は症状が落ち着いて飲むのをやめた場合でも、再発することはあまりないことで知られています。

抗生物質やビタミン剤を飲むのをやめたらまたニキビができてしまった…ということも、漢方薬の場合はそれほど心配しなくても良さそうです。

皮膚の免疫を高め、肌本来の強さを取り戻してくれる漢方薬だからこそと言えますね。

漢方薬を飲んでから効果が出るまでは個人差がありますが、確かに西洋医学の薬に比べるとゆっくりと効いてくるのが特徴です。

そのため飲み始めてから効果を感じられるまで、早くて2週間程度はかかることを念頭に置いておきましょう。

遅くても飲み始めてから1ヵ月程度で効果が出てくると言われているので、1ヵ月以上経っても症状が改善しない場合は使用する漢方薬について医師に相談してみることをおすすめします。

あなたに合った漢方薬を選びましょう

基本的に漢方薬はその人の体質に合わせて選ばれるので、同じニキビの症状であっても人によって全く違う処方をされることが一般的です。

ニキビケアに良く使われる漢方薬は下記の通りです。

(1)当帰芍薬散(トウキシャクヤクサン)

冷えを感じる人、むくみやすく体力が少ない、色白の人によく使われます。

毎月の生理が遅れがちの人にもよく使われます。

(2)桂枝茯苓丸(ケイシブクリョウガン)

赤ら顔でほてり、のぼせを感じやすい人、生理前に肩こりやイライラなどの不快な症状が強く出やすく、生理痛もひどい人に使われます。

(3)加味逍遥散(カミショウヨウサン)

頭痛、肩こり、倦怠感、不眠など、「不定愁訴」と呼ばれる様々な不調をたくさん抱えている人によく処方されます。

(4)清上防風湯(セイジョウボウフウトウ)

思春期ニキビや男性のニキビなどに使われることが多く、額などの皮脂の多い部分に赤ニキビがぽつぽつとできるタイプの人に良いとされています。

 

ご紹介したものは一例ですが、様々なニキビケアを試してみたけどなかなか良くならない…という方は、一度漢方薬を処方している皮膚科に相談してみるのも一つの手段です。

漢方薬を飲み始めた場合、最低1ヵ月程度は続けて様子を見てくださいね。

秋もニキビに注意

370429多くの紫外線が降り注ぐ夏が終わり、湿度も高すぎる訳でもなければ低すぎる訳でもない秋は、これといってニキビ悪化の要因が見当たらない季節です。

その為、どういったニキビケアを行えばよいか分からない、または怠ってしまいがちな季節でもあります。

しかし、秋という季節はニキビが発症する原因が多く存在する季節です。

秋でも、肌に与える悪影響をしっかりと理解し、しっかりとニキビケアを行うようにしましょう。

秋にできるニキビの原因

秋はニキビの要因が少ないと思われがちですが、実は夏や冬、春がニキビを発症させる要因をすべて含んだ季節です。

その為、秋は総合的なニキビケアを行う必要があります。

秋にスキンケアを怠ってしまえば、もちろん二キビは発生しますし、その状態で大人ニキビが発症・悪化しやすい冬を迎える事となってしまいますので、十分に注意して下さい。

秋がニキビを発症・悪化させる要因は以下のものが挙げられます。

1.花粉

花粉といえば、スギやヒノキの花粉が多く飛散する春のイメージが強いですが、秋でもブタクサやカナムグラといった花粉が多く飛散しています。

花粉のアレルギー症状は、目や鼻などの粘膜に発症するものだと思われがちですが、実は肌にもアレルギー反応が現れる事もあり、ニキビを発症・悪化させる場合も。

特に、夏の紫外線などが原因で、秋の段階でも乾燥肌を改善できていない方は、細菌や外部刺激から肌を守るバリア機能が低下している状態ですので、花粉の影響を受けやすい状態です。

花粉も肌にとっては刺激物となりますので、アレルギー症状が出た事がないという人でも、バリア機能を低下させる原因となる紫外線やストレス、食生活などには注意して下さい。

また、アレルギー体質の方であれば十分な花粉対策が必要です。

2.紫外線

紫外線量が1年で最も多くなるのは、初夏から8月にかけてなのですが、秋も肌に影響を及ぼす量の紫外線が降り注いでおり、ニキビが発症・悪化する可能性があります。

紫外線による外部刺激は、肌のバリア機能を大幅に低下させ、乾燥肌や敏感肌といった肌トラブルの原因に。

また、夏に受けた紫外線の影響で、秋は比較的にバリア機能が既に低下している時期でもありますので、十分な紫外線対策を行い、ニキビの発症・悪化を防ぐ事が大切です。

3.乾燥

秋の終わりが近づく9月末から立冬の前日までにかけて、徐々に湿度はさがり、肌が乾燥しやすい環境となってしまいます。

湿度の低い環境は、角質層を保湿する働きをもつNMF(天然保湿因子)の機能を低下させてしまします。

その為、角質層の水分保持能力も低下してしまい、大人ニキビが発症・悪化しやすい乾燥肌に。

しかし、秋の湿度は真冬と比較すれば、かなり低いという訳でもありませんので、夏場にしっかりと紫外線対策を行っておけば、秋に乾燥肌となってしまう可能性は極めて低いと言えます。

夏の紫外線が影響して、乾燥肌に近い状態になっている方は、しっかりと保湿ケアを行い、秋の乾燥に備えましょう。

秋にできるニキビの対策

秋は、春の花粉や夏の紫外線、冬の乾燥といった各季節のニキビ発症要因が全て揃っている季節ですが、どの要因もニキビに及ぶ悪影響がそれほど強くないというのが特徴です。

しかし、だからといって秋にニキビケアを怠ると様々な肌トラブルを引き起こす事も。

また、秋に肌の状態を改善しなければ、皮膚が弱った状態で乾燥が気になる冬にシフトする事となりますので、その前にしっかりとニキビケアを行いましょう。

秋の発症するニキビの改善・予防方法は以下のものが挙げられます。

1.保湿ケア

夏の強い紫外線で肌が乾燥、またはそれに近い状態となっている可能性が高い秋こそ、十分な保湿ケアを行い、冬の乾燥肌に備える必要があります。

保湿ケアに使用する化粧水やローションは、水分を蒸発させやすいアルコール成分を避け、セラミドやヒアルロン酸といった保湿成分が配合されたものを使うようにしましょう。

また、既にニキビが発症しているという方は、ニキビ用のものを使うと、ニキビの改善と共に、肌の保湿力を保ちながら健康な状態を維持する事ができます。

2.角質ケア

冬に近づくにつれて湿度が低くなる秋は、肌が乾燥しやすく、角質層に存在する保湿成分であるセラミドが減りやすい時期です。

角質層からセラミドが不足すると、水分量が少なく硬い角質が肌表面に溜まってしまい、肌に角栓ができやすい状態に。

その為、定期的に肌表面の古い角質層を落とす、角質ケアが必要となります。

角質ケアは、古い角質を落とすだけではなく、肥厚化した角質を正常に戻す事でターンオーバーの周期を整え、ニキビが発症しにくい肌を作り挙げる事が可能です。

しかし、あまり角質ケアを行いすぎると、肌に必要な分の角質までおち、逆に肌が乾燥しやすい状態になってしまいますので、注意して下さい。

個人で行う角質ケアは、市販のピーリングコスメを使用したり、酵素洗顔を行うといった方法が挙げられます。

鼻ニキビは治りにくい?

090213鼻にできるニキビは、顎や額などにできるものと比べ、大きく治りにくいのが特徴です。

顔にできるニキビの中でも最も目立つニキビで、毎年のように悩まされる方も多いのではないでしょうか。

また、炎症が激しくなると「ニキビ跡」となってしまう場合もありますので、鼻に初期ニキビが発症し始めたら、その時点で適切なケアを行う事が、早期改善へと繋がります。

鼻ニキビの原因

皮脂の過剰分泌が主な原因となる鼻ニキビは思春期に発症しやすい傾向にあります。

しかし、大人になった後でも鼻に大きなニキビができてしまったという人も決して少なくはありません。

大人になってからでも、皮脂が過剰分泌してしまう場合もありますし、それ以外の事が要因で鼻ニキビが発症してしまう場合もあります。

では、大人になってから発症する鼻ニキビの原因は、どのようなものが挙げられるのでしょうか?

1.毛穴の汚れ

鼻は奥深い毛穴が多く存在しており、他に比べて雑菌などの汚れが溜まりやすい部分でもあります。

そんな鼻に対して、汚れが多く付着しやすい手で触ったり、外出後の洗顔などを怠ってしまうと、毛穴内部に多くの汚が溜まってしまいます。

また、鼻の毛穴は皮脂も溜まりやすい為、それを餌にする雑菌が繁殖してしまい、大きな鼻ニキビができてしまう原因に。

以上の事が要因で発症してしまう鼻ニキビは、炎症を伴った赤ニキビに悪化しやすく、更にそれを手で触れたりしてしまうと、炎症は進み、最終的には跡として残ってしまう場合がありますので、十分に注意して下さい。

2.紫外線による刺激

紫外線を最も浴びやすい鼻は、バリア機能をもつ角質層の構造が崩れやすい為、ターンオーバーの乱れが発生しやすい場所でもあります。

ターンオーバが乱れれば、正常に肌細胞が角質層に送られなくなってしまう為、古くなった角質が剥がれ落ちず皮膚が肥厚化してしまい、毛穴が詰まりやすい状態となってしまいます。

また、紫外線は皮脂を酸化させる働きがある為、鼻の毛穴に詰まった皮脂が酸化することで黒ニキビが多発し、「イチゴ鼻」になってしまう場合も。

紫外線はニキビを発症・悪化させやすい刺激となりますので、特に夏などはしっかりとUVケアを行うようにしましょう。

3.ホルモンバランスの乱れ

慢性的なストレスなどが原因で皮脂分泌量を促す男性ホルモンが活発化する事で、鼻ニキビが発症する場合があります。

また、生理前になると男性ホルモンとよく似た働きをもつ黄体ホルモンが多く分泌される為、これが原因で鼻にニキビができてしまう事も。

鼻は毛穴が深く皮脂も溜まりやすい為、以上の事が要因でニキビが発症しやすい傾向にありますので、ストレスなどで活発化する交感神経を鎮静化させる為にも、定期的にリフレッシュできる時間を設ける事が大切です。

生理前に黄体ホルモンが増え、皮脂が過剰分泌してしまうのは、自然現象である為、個人のケアでホルモンの分泌量を抑える事ができません。

その為、生理前は他の鼻ニキビが発症してしまう原因を対処できるケアを行い、しっかりと予防するようにしましょう。

鼻ニキビの予防・改善方法

鼻ニキビは悪化のスピードが速く、初期ニキビの段階でも油断していると悪化が進み、色素沈着や陥没といったニキビ跡が残ってしまう可能性が高い危険なニキビです。

また、鼻の毛穴に詰まった皮脂は、紫外線などで酸化する事によって黒ずさんでしまい、「いちご鼻」になってしまう事も。

顔の中心にニキビができてしまうため、非常に目立つ厄介なもであるうえに、悪化してしまうと改善までに時間が掛かってしまうので、初期の段階でしっかりとケアを行うようにしましょう。

鼻ニキビの予防・改善として以下のようなものが挙げられます。

1.洗顔

肌表面に分泌される過剰な皮脂が原因となる鼻ニキビには、余分な皮脂を洗い流す事ができる洗顔が一番効果的です。

特に、肌に刺激の少ない「泡タイプ」、肌に刺激的な成分の配合量が少ない「石鹸タイプ」などの洗顔料を使用すれば、なお良い効果が期待できます。

肌の状況にもよりますが、健康な状態の肌であれば1日2回程が目安、乾燥肌や敏感肌の場合は夜に1回の洗顔を目安として行うと良いでしょう。

また、なるべく肌に手やスポンジが接触しないように注意してください。

2.グリチルリチン酸を含む化粧品

グリチルリチン酸とは、市販のニキビケア化粧品にも含まれてるものが多い、抗炎症作用をもつ成分です。

高い抗炎症作用だけでなく、抗アレルギー作用もあるグリチルリチン酸は、刺激に弱い悪化してしまった鼻ニキビの治療に効果的です。

しかし、グリチルリチン酸は、あくまで炎症を抑える成分ですので、ニキビ予防などには効果がありません。

もし、ニキビの改善ではなく、予防として化粧品を選ぶのであれば、余分な皮脂や角質を落とす作用をもつものを選択するようにしましょう。

3.ファンデーションの量を抑える

目立つ鼻ニキビを隠すために、ファンデーションを多く使用してしまう方も多いかと思います。

しかし、油分の多いファンデーションは、毛穴に蓋をしてしまい、結果として毛穴内部の皮脂を閉じ込めてしまう事に。

さらに、ファンデーションの油分が毛穴に流れ込み、余計にニキビが悪化させてしまう原因となってしまいます。

その為、鼻に初期状態のニキビが発症してしまった場合は、なるべくファンデーションの量を抑えるようにしましょう。

また、肌にほとんど負担をかける事のない天然ミネラル成分でできた「ミネラルファンデーション」を使用するのもお勧めです。

4.ビタミンCの摂取

ビタミンCには、ニキビに炎症を引き起こす活性酸素の酸化作用から肌を守る働きや、悪化したニキビによって発症する色素沈着を抑え、ニキビ跡をできにくくする働きがあります。

鼻ニキビは、改善ができたとしても炎症による出血や、メラニン色素によって色素沈着によるニキビ跡が発生してしまう場合が多くあります。

ビタミンCは、鼻ニキビを綺麗に治す為に欠かせない成分ですので、その他のケアと合わせて適量摂取するようにしましょう。

また、ビタミンCの働きを肌内部に届ける事ができる「ビタミンC誘導体」を含むスキンケア用品でケアを行うのも良いでしょう。

ニキビの一つの原因として挙げられるのはメイク汚れ。

特にファンデーションはニキビに良くないと考えている人は多いのではないでしょうか?

「社会人になって毎日メイクをするようになってからニキビが増えた」という人や、クレンジングせずに寝た次の日はニキビができていることもあります。

ところがファンデーションをはじめとする化粧品は、良く言われるほどニキビを悪化させる要因でないというのをご存知でしたか。

ファンデーションは進化している

確かに皮膚科の言葉には「化粧挫傷」と言われる言葉があり、それはメイクすることによってできるニキビのことを指します。

しかし、近年の化粧品は数十年前の油分をたっぷりと使った化粧品よりも大きな進化を遂げています。

そのため皮膚科に相談をする患者の中で、化粧挫傷と呼べるような症状は減少されたと言われています。

近年の化粧品の進化について知識のない皮膚科医の中には「化粧をやめないとニキビが治らない」という診察をすることもあるようですが、そこまで神経質になる必要はないこともあります。

ファンデーションなどの化粧品の問題以上に、ストレスや睡眠不足など生活習慣の問題や、落し切れていないメイク汚れなどを疑った方が良いかもしれません。

ニキビ肌に適したファンデーション

昔に比べるとファンデーションがニキビに与える影響が少なくなったと言えども、ニキビ肌やオイリー肌の人に合ったファンデーション選びが必要です。

最近人気のクリームファンデーションや比較的カバー力が高いリキッドファンデーションは油分が高いものが多く、ニキビを悪化させる可能性を指摘されています。

そのためオイリー肌の人やニキビが気になる人、薄付きタイプのパウダータイプファンデーションか、フェイスパウダーがおすすめです。

また残念ながら化粧ノリをアップさせる化粧下地もニキビ肌の人には同様な理由でおすすめできません。

化粧下地には紫外線予防効果がある商品も多く、カバー力も高いので肌トラブルが無い場合はうまく活用したいところですよね。

しかしニキビが気になる肌には乳液の後や保湿美容液の後に直接パウダーファンデーションやフェイスパウダーを使用することをおすすめします。

最近は化粧下地なしでも薄付きで、ムラがなく綺麗に密着するパウダーファンデーションやフェイスパウダーが増えているので、お気に入りを探してみましょう。

ニキビの赤みが気になる方は、ニキビの部分にのみポイント的にコンシーラーを使ってもOKです。

思春期ニキビにはメイクを控えるのがベター

ただし大人ニキビとは違い、10代のニキビの場合はメイクすることでニキビが悪化することも多いと言われています。

大人ニキビよりもホルモンバランスなどだけではなく、メイクやスキンケアの影響が大きいのも不安定な思春期肌の特徴です。

毎日の使用は控え、どうしてもメイクをして行きたい時は、ニキビ肌専用のファンデーションや薄付きのフェイスパウダーなどを選ぶようにしましょう。

背中ニキビ

443381普段、目が届きづらい背中に発症するニキビは、初期症状が発生しても発見に遅れてしまう可能性が高く、おまけに重症化しやすいという特徴をもった非常に厄介なニキビです。

額は鼻と同様、背中の肩甲骨周りには皮脂腺が多く存在していますので、しっかりとニキビケアを行わなければ、ニキビが多発していまう可能性がありますので注意して下さい。

毎年、露出の多くなる夏に背中ニキビで悩んでいるという方は、顔だけではなく、背中のニキビケアにも力を入れましょう。

背中ニキビの原因

背中ニキビが発症してしまう主な原因は、ホルモンバランスの乱れです。

特に強いストレスや、睡眠不足など自律神経を崩す要因となるものは、皮脂分泌量を増加させる男性ホルモンが過剰分泌し、結果として皮脂の過剰分泌へと繋がり、皮脂腺の多い背中にニキビを発症させてしまいます。

その他にも背中にできてしまったニキビが発症・悪化してしまう原因は多く存在しますので、その点もしっかりと理解した上でニキビケアを行うようにしましょう。

背中ニキビが発症・悪化してしまう原因は、以下のものが挙げられます。

1.摩擦

衣類や下着などの擦れや、背中を洗う際に背中が受ける刺激は、ニキビを悪化させるだけではなく、皮膚表面の角質を肥厚化させ、毛穴詰まりが起こりやすい状態にしてしまいます。

背中に発症したニキビは、初期状態だと気付きにくく、摩擦による刺激の注意を怠ってしまいがちです。

その為、気付いた時には既に炎症を伴った「赤ニキビ」に悪化しているという場合が。

もし、現段階で背中ニキビが発症していないとしても、目に見えない初期ニキビが発症している場合がありますので、衣類着脱の際に生じる擦れや、背中を洗う際に生じる摩擦には注意して下さい。

2.マラセチア菌

マラセチア菌とは、誰の肌にも常に一定量、皮膚の表面に存在する真菌(カビ)の一種です。

皮脂を好み、湿気の高い場所を好む特徴をもっている事から、汗などで湿気が高まりやすい背中、肩、胸といった部分に多発する傾向にあります。

アクネ菌と同様、マラセチア菌が毛穴内部に侵入すると、皮脂中の中性脂肪を分解し、遊離脂肪酸に変えてしまいます。

その為、遊離脂肪酸による酸化作用によって肌細胞がダメージを受け、ニキビ悪化の原因に。

マラセチア菌は、入念な洗浄などで減少させる事が可能ですが、抗真菌薬を使用したほうが短期間かつ確実に減少させる事が可能です。

3.すすぎ残し

入浴の際に使用されるシャンプーやリンス、石鹸などのすすぎ残しが原因で、背中のニキビが発症・悪化してしまう場合があります。

特に、髪が長い方は、背中のすすぎ残しに注意していても、髪の毛に残ったシャンプーなどが背中に付着し、すすぎ残しが発生してしまう場合がありますので注意して下さい。

背中は目が届きにくく、手も届きづらい場所なのでシャンプーや石鹸などのすすぎ残しが比較的発生しやすい場所と言えますので、最低でも3分以上のすすぎ、髪の毛が長い方は、入念なすすぎを行うようにしましょう。

背中ニキビの改善方法

背中ニキビは目に見えにくい分ケアが難しく、悪化してしまうと椅子やベッドにもたれかかるだけで痛みを生じる場合もある厄介なニキビです。

広範囲に多発しやすいニキビですので、水着や背中の開いたドレス・洋服などを着た場合は非常に目立ってしまうので、隠せるから大丈夫と背中ニキビを放置せず、しっかりとニキビケアを行うようにしましょう。

では、背中ニキビのケアはどのようなものが効果的なのでしょうか?

1.入浴

全身を温める事で血行を促進させ、皮膚に栄養素を行きわたらせる事ができる入浴は、目に届きにくい背中ニキビに効果的なケア方法です。

シャワー程度では、体を内部から十分に温める事ができず、体内の新陳代謝を促進させる効果はあまり期待できません。

しかし、入浴は新陳代謝の促進以外にも、皮膚に蓄積された老廃物や毒素などを体外へ排出する「デトックス効果」がある為、身体内部からニキビの発症・悪化を防ぐ事が可能です。

また、入浴にはリラックス効果もあり、ストレスが原因で活発化する交感神経の働きを鎮静化させ、ホルモンバランを正常に働かせることもできます。

背中ニキビに悩む方は、面倒でもなるべく入浴するようにしましょう。

2.ビタミンC誘導体を含むスキンケア用品を使う

ビタミンCには、ニキビの悪化や過剰な皮脂分泌を抑える効果や、新陳代謝を向上させるコラーゲンの生成を促す作用があります。

背中ニキビが発症・悪化する主な原因は皮脂の過剰分泌です。

さらに背中は、雑菌や摩擦といった外部刺激で肌の新陳代謝が低下しやすいので、その両方を予防・改善できるビタミンC誘導体を含む化粧水やローションでケアを行うのが効果的です。

しかし、ケアを実施するのが背中だけに化粧水やローションをつけすぎてしまったり、しっかりと全体にケアが行き届いていないと、逆にニキビを悪化させてしまう場合も。

その為、なるべく手探りでケアを実施するのではなく、鏡の位置などを工夫して、しっかりと適切なケアが背中に行きわたるようにしましょう。

脂性肌(オイリー肌)とは

453737脂性肌とは、なんらかの原因で皮脂の分泌が過剰化してしまい、ベタつきや、テカりがある状態の肌を指します。

乾燥肌とは違い肌の変化がでやすい肌質の為、自分は脂性肌だと自覚しやすいのも1つの特徴です。

ニキビなどの肌トラブルが悪化しやすく、最悪の場合はニキビ跡が残ってしまう可能性もありますので、脂性肌かもしれないと感じた時点でしっかりとケアを始めましょう。

脂性肌の原因

皮脂腺は様々な要因によって皮脂分泌が活発化します。

思春期の場合は、成長に伴って分泌量が増える「男性ホルモン」が皮脂腺を刺激することで、一時的に皮脂の分泌量が活発化する事が主な要因に。

しかし、大人の脂性肌には共通した原因がない為、皮脂分泌量を過剰化させている原因をしっかりと考えて対処していく必要があります。

では、いったい脂性肌になってしまう原因はどのようなものが考えられるのでしょうか?

1.肌の乾燥

一見、乾燥とは無縁のようにも感じる脂性肌ですが、実は乾燥と深い関わりがあります。

紫外線や湿度の低い環境などが原因で角質層の水分が不足しバリア機能が低下すると、皮膚はそれを回復させようと多くの皮脂を分泌します。

以上の事が要因で皮脂の分泌量が増すと、肌表面はテカテカしているのに肌内部は乾燥しているという「インナードライ」の原因に。

インナードライは脂性肌なのですが、根本的な原因は乾燥となりますので、乾燥肌になりやすい夏や冬に皮脂分泌量が増加し始めたら、皮脂を落とす洗顔やクレンジングの頻度を落とし、保湿ケアを行うようにしましょう。

2.偏った食事

人の肌は、普段身体に取り入れる食材の栄養素によって正常な状態を保っています。

その為、皮脂の分泌量をコントロールする為のビタミン不足や、皮脂の分泌量を促進する食材を過剰に摂取すると脂性肌の原因となります。

特に、皮脂の主成分ともなる砂糖、果糖、アルコール、動物性脂肪などを含む食品には注意して下さい。

その他にも血糖値を急上昇させる食品「高GI食品」は、皮脂腺を刺激するホルモンの一つである「インスリン」の分泌量を高める原因に。

主に高GI食品は砂糖を多く含むお菓子やジャガイモ、精白米、パン、麺類などが挙げられます。

3.ホルモンバランスの乱れ

皮脂の分泌を過剰化させるホルモンは、男性ホルモンと黄体ホルモンの2つに分ける事ができ、どちらかが優位になってホルモンバランスが乱れると、脂性肌になってしまう場合があります。

男性ホルモンが優位になってしまう原因は、主に慢性的なストレスが引き起こす交感神経の活発化です。

交感神経が分泌する抗ストレスホルモン「コレチゾール」は、男性ホルモンを刺激する作用があり、これが原因で男性ホルモンが過剰に分泌するので、定期的にしっかりとリフレッシュできる時間を設けるようにしましょう。

黄体ホルモンに関しては、生理の2週間程前になると自然に分泌量が増えてしまう為、個人のケアで分泌量を抑える事はできません。

その為、生理前は生活習慣や食事の質を整え、皮脂分泌を過剰化させるほかの原因の対策をしっかり行うようにしましょう。

 脂性肌のケア

脂性肌の原因は思春期の場合、主に一時的なホルモンバランスの乱れな為、自然と改善されます。

しかし、大人の場合は脂性肌となってしまう原因が様々な為、自分にあったケアを行わなければいけません。

ただ皮脂分泌量が多いからといって洗顔やクレンジングの回数を多くするといったケアを行うと、ニキビを悪化させる原因になってしまいます。

脂性肌になった場合は、まず原因となりえるものをしっかりと見極めてからケアを行うようにしましょう。

脂性肌のケア方法は以下のものが挙げられます。

1.保湿ケア

脂性肌といっても肌内部が乾燥している可能性は決して低くありません。

特に皮脂腺が少なく乾燥しやすいUゾーンは、例え脂性肌になっても肌内部が乾燥してしまっている場合が多いので、肌に必要な分だけの皮脂を残しつつ保湿ケアを実施する必要があります。

脂性肌の保湿ケアは、水分を蒸発させやすいアルコールを含むものは避け、保湿に効果的なセラミドやヒアルロン酸が配合されたスキンケア用品を使用するようにしましょう。

また、脂性肌といっても頻度の高い洗顔・クレンジングは不要です。

過度なスキンケアは、肌に必要な皮脂を落とすだけではなく、角質層の構造を崩しバリア機能を低下させてしまう原因ともなりますので、注意して下さい。

2.ビタミンB2・B6の摂取

過剰化した皮脂の分泌を抑えるのに効果的な栄養素はビタミンB2・B6です。

ビタミンB2には脂質の代謝を調整し、過剰に分泌された皮脂を正常な状態に抑える働きを持っており、ビタミンB6には肌の新陳代謝を促す作用がある為、正常ではない肌質を健康な肌へと改善する働きを持っています。

ビタミンB2は、レバー、焼きのり、ウナギ、卵などに多く含まれており、ビタミンB6はマグロ、カツオ、鶏ひき肉、いわしなどに多く含まれています。

脂性肌が原因のニキビに悩む方は、普段の食事にビタミンB2・B6が含まれた食材を取り入れ、なるべく糖分の多いお菓子などは避けるようにしましょう。

 

洗いすぎは禁物…

ニキビが気になるからと言って、一日に3回以上洗顔をしていませんか?

ニキビ肌の方の中には、ニキビの原因となる「皮脂と汚れをしっかり落とさなきゃ!」と一日に何度も洗顔する方がいます。

確かに余分な皮脂や汚れを防ぐことは健やかな肌を保つために大切なことですが、過剰な洗顔はかえってニキビの原因を増やしているということをご存知でしたか?

特に大人のニキビに関しては、余分な皮脂と汚れの他に乾燥によって引き起こされることが非常に多いのです。

朝晩2回の洗顔よりも多く顔を洗う方は、肌が自然と「うるおい成分」として分泌する必要な皮脂まで落してしまい、肌が乾燥してしまいます。

しかもそのまま放置すると角質が厚く、硬くなる状態である「角質肥厚」の状態になり、その結果、毛穴を詰まらせやすくなってニキビを誘発しまうのです。

皮脂があまりにも多いと感じる方は、必要な皮脂まで落とし過ぎているため皮脂を補おうとしているからかもしれません。

「乾燥するのにニキビができてしまう…」という人も、洗いすぎや油取り紙で皮脂を必要以上に取りすぎの可能性があります。

洗顔時に気を付けたいこと

朝の「お湯洗顔」には要注意

最近では朝は洗顔料を使わず、お湯だけで洗顔する方法が乾燥肌の人を中心に人気があります。

しかし基本的には、肌質を問わず朝も洗顔料を使うようにしましょう。

なぜなら寝ている間もほこりや皮脂で汚れるだけではなく、お湯では落としきれなかった皮脂が酸化してニキビの原因の一つになり、その上酸化した皮脂は紫外線の影響を受けやすくなるとも言われているからです。

洗顔時はターバンや髪留めを使う

洗顔時は髪に洗顔料がつかないよう、ターバンや髪留めを使うようにしましょう。

すすぎ残しや髪に残った洗顔料はニキビの原因になってしまいます。

髪の毛の短い方や男性も、少しでも顔に髪がかかる程度の長さであれば髪をかきあげた状態で洗顔するようにしましょう。

洗顔料はたっぷりと泡立てて

時間がない朝は特に面倒に感じるかもしれませんが、洗顔料はしっかりと泡立てて使うようにしましょう。

お肌はかなり繊細で、頬づえの習慣など少しの刺激でも肌荒れの原因になるとも言われています。

それほど神経質になる必要はありませんが、洗顔やスキンケア時の摩擦はお肌にとって刺激になってしまいます。

たっぷりと泡立て、撫でるように優しく洗顔するようにしましょう。

高価な洗顔料は必要ない?

美容有効成分がたっぷりと含まれた、高価な洗顔料も売られていますよね。

「弱酸性」をアピールした商品も数多くあります。

しかし洗顔料はすぐに流してしまうものであり、成分が弱酸性であってもその後に洗いながす水は中性なので、それほど「弱酸性」の洗顔料にこだわる必要はありません。

ニキビ肌の方の洗顔料の選び方は以下の3つのポイントを守って、自分に合うものを選びましょう。

(1)まずはしっかりと泡立てるタイプのもの

(2)余分な皮脂や汚れを洗い流せるもの

(3)洗いあがりがつっぱらないもの

今回はニキビ肌の方に是非実践していただきたい、正しい洗顔法についてお伝えしました。

毎日使う洗顔料、毎日行う洗顔だからこそ、日々のニキビケアとして効果的に行いましょう。

お気に入りの洗顔料を見つけて、優しくケアするようにしてくださいね。

生理前のニキビ

481940生理になるたびに発症するニキビに悩まされている方は多いのではないでしょうか?

生理だけでも憂鬱なのに、その度にニキビまで発症してしまうと、ついケアを怠ってしまいがちです。

いつもの事と諦めてしまっている人もいるかと思いますが、こういった生理前のニキビは、しっかりと対策を行えば、未然に防ぐ事も可能です。

自然に消えるからと油断していると、どんどん肌の免疫力が下がってしまい、ニキビが発症しやすい肌になってしまう場合もありますので、しっかりと対策を立てましょう。

生理前ニキビの原因

生理前にニキビが発症してしまう主な原因は、ホルモンバランスの乱れによって過剰分泌する皮脂です。

女性ホルモンには、プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)の2種類があり、生理の2週間ぐらい前になるとプロゲステロンの分泌量が活発化します。

プロゲステロンは女性が妊娠するにあたって欠かせないホルモンとなるのですが、その反面、皮脂の分泌量を促進させる作用をもち、それが要因で毛穴詰まりが起こり、ニキビが発症してしまうのです。

プロゲステロンの分泌量が増える時期は、排卵から生理までの10~12日間ほどとなりますので、それ以外の期間にプロゲステロンが過剰分泌するという事はありません。

生理前ニキビを予防、改善するのであれな、プロゲステロンが過剰分泌する排卵日前からしっかりとケアを行うようにしましょう。

エストロゲンはニキビに効果的なホルモン

エストロゲン(卵胞ホルモン)は、プロゲステロンの分泌量が低下する生理開始から排卵前までの期間に多く分泌されるホルモンとなります。

皮脂分泌量の抑止、バリア機能を構造するセラミドや天然保湿因子の働きを促し、ニキビができづらい、改善しやすい健康な肌を作り出してくれる働きがあるホルモンであり、美容効果を多数持つことから「美のホルモン」とも呼ばれています。

しかし、エストロゲンはプロゲステロンが活発化する生理前に減少してしまう傾向にあり、ホルモンバランスも乱れやすくなってしまいます。

また、食生活の乱れや睡眠不足、ストレスといった内的要因が原因で、ホルモンバランスが崩れるとエストロゲンの働きが低下し、生理前にニキビが発症しやすくなり、生理を過ぎても改善されない場合がありますので、十分に注意して下さい。

生理前のニキビを予防するのであれば、まず生活週間を見直したうえで、足りなくなってしまいがちなエストロゲンを補うようにしましょう。

エストロゲンを増やす成分

生活習慣の乱れが改善しにくい夜勤の仕事などが原因でホルモンバランスが乱れてしまっている方は、生理前のニキビに備えて、エストロゲンを含む、または働きを促進させる栄養素を含む食材を、定期的に摂取すると良いでしょう。

しかし、食事にエストロゲンを配合した食材を取り入れるだけでは、生理前のニキビをしっかり予防しきれない場合もありますので、定期的にストレスを発散し、ホルモンバランスを整えるようにして下さい。

エストロゲンを含む、または働きを促進する栄養素は以下のようなものが挙げられます。

1.イソフラボン

イソフラボンとは、納豆、豆腐、味噌など大豆由来の食材に多く含まれている栄養素です。

その働きはエストロゲンと非常に酷似している為、黄体ホルモンが過剰分泌してしまう生理前でも、イソフラボンを摂取することでホルモンバランスが整い、ニキビの発症を予防する事が可能であり、それ以外にもエストロゲンの分泌量が多すぎると、それを抑える「抗エストロゲン作用」という働きもあります。

生理前ニキビ以外の肌トラブルにも効果的ですので、ニキビ肌に悩んでいる方は積極的に摂取しましょう。

なお、イソフラボンの1日あたりの目安摂取量は40~50mg、食材で補う場合は豆腐半丁(150g)、納豆1パック(60g)が適量です。

また、大豆アレルギーを持っている方は、大豆由来のイソフラボンを摂取するとアレルギー反応が起こり、ホルモンバランスに悪影響を及ぼしたり、肌に炎症を発症させてしまう場合がありますので、注意して下さい。

2.ビタミンE

ビタミンEは、モロヘイヤ、かぼちゃ、アボカドなどの食材に多く含まれているおり、エストロゲンを分泌する卵巣のエネルギーとなる栄養素です。

その為、ビタミンEがが不足してしまうと、エストロゲンが正常に分泌されにくくなってしまい、生理前のニキビが発症しやすくなってしまいます。

ビタミンE不足は生理前ニキビにだけ悪影響を及ぼすという訳ではありませんので、日ごろから食事にビタミンEを含む食材を取り入れるようにしましょう。

ビタミンEは様々な食材に含まれている為、バランスの良い食生活を送っていれば不足してしまうという事はありませんが、肉中心、または野菜の少ない食生活が継続的に行われれば、不足してしまう場合がありますので、注意して下さい。

混合肌について

混合混合肌とは、顔の部分によってタイプが異なる肌のことを言います。

例えば、「額はヌルヌルするのに、顎はカサカサと乾燥している」「鼻だけ脂浮きがすごい」といった肌の部分によって乾燥していたり、皮脂が過剰分泌しているような肌です。

額が脂性肌で顎が乾燥肌というもの以外にも、一部だけは乾燥肌、その他は健康な普通肌といった組み合わせでも「混合肌」と呼ばれます。

その為、混合肌の場合は、部分によってはニキビなどの肌トラブルが発症する要因が異なり、ケア方法も臨機応変に行わなければなりません。

特にTゾーンとUゾーンでは肌のタイプが異なりやすいので、しっかりと自分の肌質を確かめてからケアを実施するようにしましょう。

実はほとんどの人が混合肌

顔の全体が乾燥している、もしくは脂っこくなっているという事は実は稀な現象で、大抵の場合はフェイスラインだけが乾燥している、もしくは額や鼻の部分だけが脂っこくなっているという場合がほとんどです。

その為、額が脂っこいから「脂性肌」、顎がカサカサしているから「乾燥肌」と決めつけてケアを行ってしまうと、顔の一部に誤った処置が及び、ニキビが発症・悪化してしまう原因に。

顔の部分によって、ケアを変えなければならないのは多少面倒に感じますが、自分の肌が混合肌である可能性もしっかりと考えた上で、ケアを実施するのが重要です。

また、脂性肌になりやすい部分や、乾燥肌になりやすい部分もしっかりと理解しておけば、今後のニキビ発症を防ぐケアを行う事ができます。

1.Tゾーンは脂性肌になりやすい。

Tゾーンとは、鼻や額、こめかみ周りを指し、皮脂腺が多く脂性肌になりやすい部分です。

特に額は紫外線による刺激を受けやすい為、その刺激がら肌を守る為に皮脂の分泌も活発化し、それが原因で毛穴詰まりを起こしてニキビが発症してしまう事も。

対策としては、通常の脂性肌と同様に洗顔・クレンジングなどが挙げられますが、混合肌の場合は「乾燥肌」の部分が潜んでいる場合もあるので、顔全体にケアを施すのではなく、皮脂が過剰に分泌した部分にのみ適切なケアを行う事が大切です。

また、額は皮脂が過剰分泌してテカっているのに皮膚内部は水分が不足している「インナードライ」が発症してしまう事もあります。

これは、紫外線や摩擦といった外部刺激によってバリア機能が低下し、それが原因で乾燥状態となってしまった肌を守る為に、皮脂が過剰分泌されてしまう事が要因で発症する肌トラブルであり、実は脂性肌に悩む方々のほとんどがインナードライです。

外部刺激に弱い上、毛穴詰まりを起こしやすい肌ですので早急にケアを行うようにしましょう。

2.Uゾーンは乾燥肌になりやすい。

頬や顎といったフェイスラインを指すUゾーンは、皮脂腺が少ない為、バリア機能を持つ皮脂膜が薄く、外部からの刺激を受けやすい部分です。

また、ストレスやホルモンバランスの乱れ、腸内環境が乱れる事によって引きおこるビタミン不足などが要因で、肌の新陳代謝がうまく機能しなくなり、Uゾーンのバリア機能が低下してまう事でニキビが発症・悪化してしまいます。

その為、Uゾーンが乾燥している状態の混合肌になってしまった方は、まずスキンケアを行うよりも、生活習慣を見直すようにしましょう。

それと合わせて、乾燥した肌を改善するセラミド、ヒアルロン酸、天然保湿因子などを含んだスキンケア用品で保湿ケアを行いつつ、皮脂の量が不足したUゾーンのみに油分を補ってあげる事が重要です。

Uゾーンはそもそもバリア機能が弱い部分でもありますので、普通肌の方が突然混合肌になってしまうという可能性も少なくありませんので、普段から肌の保湿を補うケアをしっかりと行うようにしましょう。

混合肌を改善するには?

一見、乾燥肌と脂性肌はまったくの別物なのですが、両方とも根本的な原因は皮膚の乾燥である事がほとんどです。

肌が紫外線や雑菌、摩擦といった外部刺激が原因でバリア機能が低下し、皮膚の水分が蒸散し始めると、Tゾーンはそれを守る為に皮脂を過剰に分泌し、Uゾーンは皮脂栓が少ない為、そのまま乾燥してしまいます。

以上の事が要因で、顔の部分で肌質が変わり、混合肌に。

その為、混合肌は基本的に皮膚の水分を通常の状態に戻す保湿ケアを行い、バリア機能を向上させる事が重要となります。

しかし、ただ単に保湿ケアを行えば混合肌が改善するという訳ではありません。

そもそも皮脂の分泌量が少なく、乾燥が悪化しやすいUゾーンには普段使用している乳液やオイルを重ね付けして油分を補うケアや、保湿成分が配合されたスキンケア用品を使用するといった対策を行いましょう。

また、逆に皮脂が多いTゾーンは油分が少ないスキンケア用品を使用する、定期的にタオルなどで軽く押さえ、余分な皮脂を除去するといった肌質が異なる部位ごとに臨機応変なケアを行うことが混合肌改善への近道となります。

重曹でニキビケアができる?

492897ホットケーキなどの材料から油汚れを落とす為に使われる清掃用品まで、様々な使用用途がある重曹ですが、実はニキビを改善するのにも効果がある事をご存知でしょうか。

ネット上では「毛穴の黒ずみがなくなった」「角栓が落ちた」「ニキビが改善できた」など、良い評判が多数挙げられています。

しかし、その反面「本当に大丈夫なの?」と疑問を抱くひともいるかと思います。

ただ肌に良いから使用するのではなく、重曹にはどのような効果があるのか、またどのような方法で使用すれば良いのかをしっかりと理解した上で、ニキビケアを行うようにしましょう。

重曹がニキビに効く理由

重曹は水に溶かすと弱アルカリ性を示し、それを使用する事で頑固な汚れや古い角質の除去に効果を発揮してくれます。

人の肌表面は普段、弱酸性で保たれている為、弱アルカリ性で洗顔などを行う事で角質層の細胞の繋がりが分解される中和反応が起こり、肌に付着した古い角質層が剥がれやすくなります。

古い角質が落ちると同時に雑菌やほこりなどの肌汚れが落ちる為、それらの影響によって発症・悪化するニキビを重曹で改善する事が可能に。

また、肌はアルカリに偏っても30~40分程度で元の弱酸性にもどる「アルカリ中和能」と呼ばれる作用がありますので、弱アルカリ性である重曹で洗顔などを行っても、肌が長期間アルカリ性に偏って肌トラブルが起こるといった事はありません。

重曹ニキビケアの方法

重曹がニキビに効果的と言われても、どのようにケアを行えばよいのか疑問を抱く人は多いかと思います。

重曹は肌専用の材料ではない為、使用する分量や使用方法そのものを誤ってしまうと逆にニキビを悪化させてしまう可能性も決して低くはありません。

では、一体どのような方法で重曹を用いたニキビケアを行えばよいのでしょうか?

1.洗顔料に混ぜて使う

重曹を用いたケアの中でも簡単かつ手軽にできるものが「洗顔」です。

普段使用している洗顔料に、小さじ一杯(約5g)程度の重曹を混ぜ、よく泡立つようにようにして下さい。

重曹は泡立ちにくい特徴がありますので、よく泡立てないと洗顔料の内部で一か所に偏ってしまい十分な効果を発揮しません。

しっかりと泡立てる事が重要となりますので、泡立てネットなどを使用すると良いでしょう。

重曹の弱アルカリ性は肌に低刺激とは言えど、毎日行ってしまうと皮膚に必要な分の角質や皮脂などを落としてしまい、バリア機能が低下してしまう恐れがありますので、2日に1回程度に抑えるようにして下さい。

また、重曹の粒子はスクラブと同様の効果がありますが、肌への摩擦が強く、ニキビを悪化させてしまう事がありますので、実施する際は顔を優しく撫でるように行うと肌への刺激も少なく、効果的です。

2.パックとして使う

重曹パックは、時間をおいて肌に付着させる事で頑固な黒ずみや角栓を解消し、ニキビを予防する効果が期待できるケア方法です。

水小さじ一杯と重曹大さじ一杯を少しずつ加えながら混ぜ、なめらかなペースト状にしたものを顔から垂れない程度で、全体または気になる部分に塗り、10分程度パックして下さい。

重曹パックを実施する前は、30~35度のぬるま湯で、一度顔をすすぐとパックが肌に付着しやすくなります。

重曹パックを実施した後は、顔に残らないようにしっかりと洗い流すようにしましょう。

重曹パックは洗顔の時とくらべ、肌への刺激が少し強いので、実施頻度は週に1~2回として下さい。

3.入浴剤として使う

重曹を入浴剤として使用する事で、普段ケアを行いにくい背中ニキビやお尻ニキビに重曹のピーリング効果が行きわたり、予防・改善する事ができます。

お湯の量にもよりますが、重曹の量は大体10~50g(大さじ2~3杯)が適量となります。

初めて行う際は、肌の強さに合うか合わないかを確かめる為に、少なめの10g程度から始め、徐々に増やしていくという方法を行うようにしましょう。

入浴時間は10~15分、頻度は週に2回程度が最適です。

重曹で行うニキビケアの注意点

重曹は、食品や温泉の成分としても使用されており、肌への安全性は高い物質です。

しかし、食品用ではなく掃除などの業務用として使用される重曹は、製造工程が異なり、肌へ害を与える化学成分が多く含まれていますので、ニキビケアとして使用する場合は絶対に避けるようにしましょう。

食品用に関しても重曹の粒子が大きく、洗顔として扱う場合は摩擦による影響が大きい為、その点には十分に注意して下さい。

洗顔料の中には、重曹が含まれており摩擦による刺激が少ないものもありますので、肌への影響がどうしても気になるという方はお勧めです。

また、アルカリ性は角質を落とす中和作用がある事から、多用しすぎると乾燥肌を招いてしまう場合がありますので、極度の乾燥肌、または外部刺激に弱い敏感肌の方は使用をさけるようにしましょう。