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【公式】ニキビ専門サロンoliss(オリス) | 銀座・新宿・池袋・横浜・関内・名古屋・京都・大阪・福岡天神

       
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混合肌について

混合混合肌とは、顔の部分によってタイプが異なる肌のことを言います。

例えば、「額はヌルヌルするのに、顎はカサカサと乾燥している」「鼻だけ脂浮きがすごい」といった肌の部分によって乾燥していたり、皮脂が過剰分泌しているような肌です。

額が脂性肌で顎が乾燥肌というもの以外にも、一部だけは乾燥肌、その他は健康な普通肌といった組み合わせでも「混合肌」と呼ばれます。

その為、混合肌の場合は、部分によってはニキビなどの肌トラブルが発症する要因が異なり、ケア方法も臨機応変に行わなければなりません。

特にTゾーンとUゾーンでは肌のタイプが異なりやすいので、しっかりと自分の肌質を確かめてからケアを実施するようにしましょう。

実はほとんどの人が混合肌

顔の全体が乾燥している、もしくは脂っこくなっているという事は実は稀な現象で、大抵の場合はフェイスラインだけが乾燥している、もしくは額や鼻の部分だけが脂っこくなっているという場合がほとんどです。

その為、額が脂っこいから「脂性肌」、顎がカサカサしているから「乾燥肌」と決めつけてケアを行ってしまうと、顔の一部に誤った処置が及び、ニキビが発症・悪化してしまう原因に。

顔の部分によって、ケアを変えなければならないのは多少面倒に感じますが、自分の肌が混合肌である可能性もしっかりと考えた上で、ケアを実施するのが重要です。

また、脂性肌になりやすい部分や、乾燥肌になりやすい部分もしっかりと理解しておけば、今後のニキビ発症を防ぐケアを行う事ができます。

1.Tゾーンは脂性肌になりやすい。

Tゾーンとは、鼻や額、こめかみ周りを指し、皮脂腺が多く脂性肌になりやすい部分です。

特に額は紫外線による刺激を受けやすい為、その刺激がら肌を守る為に皮脂の分泌も活発化し、それが原因で毛穴詰まりを起こしてニキビが発症してしまう事も。

対策としては、通常の脂性肌と同様に洗顔・クレンジングなどが挙げられますが、混合肌の場合は「乾燥肌」の部分が潜んでいる場合もあるので、顔全体にケアを施すのではなく、皮脂が過剰に分泌した部分にのみ適切なケアを行う事が大切です。

また、額は皮脂が過剰分泌してテカっているのに皮膚内部は水分が不足している「インナードライ」が発症してしまう事もあります。

これは、紫外線や摩擦といった外部刺激によってバリア機能が低下し、それが原因で乾燥状態となってしまった肌を守る為に、皮脂が過剰分泌されてしまう事が要因で発症する肌トラブルであり、実は脂性肌に悩む方々のほとんどがインナードライです。

外部刺激に弱い上、毛穴詰まりを起こしやすい肌ですので早急にケアを行うようにしましょう。

2.Uゾーンは乾燥肌になりやすい。

頬や顎といったフェイスラインを指すUゾーンは、皮脂腺が少ない為、バリア機能を持つ皮脂膜が薄く、外部からの刺激を受けやすい部分です。

また、ストレスやホルモンバランスの乱れ、腸内環境が乱れる事によって引きおこるビタミン不足などが要因で、肌の新陳代謝がうまく機能しなくなり、Uゾーンのバリア機能が低下してまう事でニキビが発症・悪化してしまいます。

その為、Uゾーンが乾燥している状態の混合肌になってしまった方は、まずスキンケアを行うよりも、生活習慣を見直すようにしましょう。

それと合わせて、乾燥した肌を改善するセラミド、ヒアルロン酸、天然保湿因子などを含んだスキンケア用品で保湿ケアを行いつつ、皮脂の量が不足したUゾーンのみに油分を補ってあげる事が重要です。

Uゾーンはそもそもバリア機能が弱い部分でもありますので、普通肌の方が突然混合肌になってしまうという可能性も少なくありませんので、普段から肌の保湿を補うケアをしっかりと行うようにしましょう。

混合肌を改善するには?

一見、乾燥肌と脂性肌はまったくの別物なのですが、両方とも根本的な原因は皮膚の乾燥である事がほとんどです。

肌が紫外線や雑菌、摩擦といった外部刺激が原因でバリア機能が低下し、皮膚の水分が蒸散し始めると、Tゾーンはそれを守る為に皮脂を過剰に分泌し、Uゾーンは皮脂栓が少ない為、そのまま乾燥してしまいます。

以上の事が要因で、顔の部分で肌質が変わり、混合肌に。

その為、混合肌は基本的に皮膚の水分を通常の状態に戻す保湿ケアを行い、バリア機能を向上させる事が重要となります。

しかし、ただ単に保湿ケアを行えば混合肌が改善するという訳ではありません。

そもそも皮脂の分泌量が少なく、乾燥が悪化しやすいUゾーンには普段使用している乳液やオイルを重ね付けして油分を補うケアや、保湿成分が配合されたスキンケア用品を使用するといった対策を行いましょう。

また、逆に皮脂が多いTゾーンは油分が少ないスキンケア用品を使用する、定期的にタオルなどで軽く押さえ、余分な皮脂を除去するといった肌質が異なる部位ごとに臨機応変なケアを行うことが混合肌改善への近道となります。

胸に発症するニキビ

249973胸ニキビは、鎖骨から胸の谷間にかけて発症するニキビを指します。

普段は衣服で隠せるから問題ないと放置してしまいがちですが、いざ胸元の開いた衣服や、水着などを着用するときに悪化したニキビが発症していると、目立ってしまいます。

また、胸は色素沈着しやすい部分でもありますので、隠せるから良いという考えで放置していると、気付かないうちにニキビ跡になっていたなんて事も。

夏場の時期は特に露出も増え、胸にできたニキビは目立ちやすくなってしまいますので、しっかりとケアを行いましょう。

胸ニキビの原因と対策

胸ニキビは、大人になってから発症する傾向にある為、思春期ニキビの主な原因である「ホルモンバランスの乱れによる皮脂過剰分泌」が主な原因という訳ではありません。

しかし、主な原因ではないとはいえ、食生活の乱れや生活習慣、ストレスなどの要因でホルモンバランスが乱れ、胸にニキビが発症するという可能性もありますので、ケアをしっかり行っているのに胸ニキビが発症するという方は、内的要因に目を向けてみましょう。

では、その他に胸ニキビの原因となり得るものは、どのようなものが挙げられるのでしょうか?

1.汗や皮脂の放置

胸は、汗や皮脂の分泌量が活発な上に、顔から流れ落ちた汗や皮脂もため込みやすい箇所です。

特に外出が多い方は、胸に汗や皮脂が溜まりやすく、何度もハンカチやタオルなどで拭える場所でもありませんので、結果としてニキビの発症へと繋がってしまうのです。

汗は、直接ニキビを発症させる原因とはなり得ませんが、空気中の埃や雑菌などを吸収してしまったり、汗を餌とする雑菌を繁殖させてしまう場合がありますので、それらが肌の刺激要因となり、ニキビを発症・悪化させる間接的原因に。

皮脂に関しては、毛穴を詰まらせニキビを発症させる直接原因になりますので、胸に溜まった汗は定期的に拭う、家に帰ったらシャワーを浴びるなどといった対策をとるようにしましょう。

2.衣類による刺激

流れ落ちた汗や皮脂が染みついた衣類による刺激は、胸ニキビの主な原因の一つです。

汗や皮脂が染みついた衣類は、雑菌がたまりやすく、肌に直接刺激をあたえ、ニキビの発症・悪化を促してしまいます。

また、ポリエステルやアクリル生地といった化学繊維の素材を使用した衣類もニキビに刺激を与える要因に。

科学繊維の素材は、汗の吸収性が低く、通気性が良いとも言えません。

その為、肌が非常に蒸れやすく、ニキビの原因となる「アクネ菌」の増殖も活発化します。

また、化学繊維の素材は硬く、弾力性も少ないため、着脱の際に発生する摩擦がニキビに刺激を与えやすい、角質を削り取って肌のバリア機能を低下させてしまうといったデメリットがあります。

最悪の場合、発症したニキビが潰れてしまい、そのままクレーター状の跡としてのこってしまうという事もありますので、衣類着脱の際や、使用されている素材などには注意しましょう。

衣類による刺激から肌を防止するのであれば、1~2日おきにしっかりと洗濯を行う、天然繊維の素材が使用されている衣類を選ぶなどの対策を行いましょう。

3.シャンプーやリンスなどの洗い残し

ボディソープに関しては、身体を意識して洗っている為、洗い残しが発生してしまう可能性は低いのですが、頭部を意識してすすぐシャンプーやリンスは、流れ落ちたものが胸部についたまま、気付かずに放置してしまいがちです。

シャンプーやリンスは多少なりとも皮膚に刺激を与える成分が含まれている為、長時間付着させたままでいると、ニキビが発症・悪化する原因となります。

また、洗い残したシャンプーやリンスが毛穴を詰まらせる事で、ニキビが発症してしまう事も。

シャンプーやリンスの使用料が多い髪の長い女性の方は、特に洗い残しに注意して下さい。

また、肌に負担となる科学物質である香料などが多く含まれたものを使用している方は、なるべく天然物質が多く配合されたものに変えることで、ニキビの発症・悪化を抑える事ができますので、是非使用してみて下さい。

ニキビによく似た「マラセチア毛包炎」に注意

長期間に渡って胸ニキビのケアを行ったにもかかわらず、一向に改善しない場合、それは「マラセチア毛包炎」かもしれません。

マラセチア毛包炎とは、誰の肌にも存在する常在菌の一種である「マラセチア」という真菌(カビ)によって引きおこる毛穴の炎症を指し、その症状や見た目はニキビと酷似しています。

蒸れやすく、真菌にとって好ましい部分である胸や背中は、マラセチア毛包炎が多発しやすい場所です。

また、ニキビと酷似しているとはいえ、予防・改善方法は異なる為、ニキビだと思ってケアを続けていると逆に悪化させてしまう場合もあるので注意して下さい。

マラセチア毛包炎の症状は、ニキビよりも赤みにやや光沢があり、同時に複数発症する特徴があります。

また、痒みや痛みも軽度で感じる場合がほとんどですので、以上のような症状がある吹き出物が発症した場合は、ニキビと決めつける前に、まずはマラセチア毛包炎も疑ってみるようにしましょう。

エタノールでアクネ菌は殺菌可能?

エタノールニキビは、詰まった毛穴の内部で繁殖するアクネ菌が主な原因です。

その為、よく傷を殺菌・消毒するのに用いられる「エタノール」でアクネ菌を殺菌しニキビを消す事ができると考える人は少なからずいるのではないでしょうか?

確かに、エタノールを使用する事でアクネ菌を殺菌する事は可能でが、、エタノールを顔につけるのは決してお勧めできません。

では、なぜエタノールを顔につけるのは良くないのでしょうか?

エタノール消毒がもたらす危険

ニキビの改善方法は、アクネ菌を殺菌するのが良いとされていますが、それをエタノールで行おうとした場合、逆に悪化させてしまう原因となる場合があります。

市販の消毒液には、エタノールを含むものがほとんどですので、アクネ菌を殺菌したいという方は注意して下さい。

また、殺菌作用があるとされる化粧水にもエタノールを含むものが多く存在するので、刺激を感じやすい敏感肌、乾燥肌の方は、しっかりと成分表を確認するようにしましょう。

では、なぜエタノールを用いる消毒がニキビを悪化させてしまうのかは、以下の理由が挙げられます。

1.良い菌を大量に殺菌してしまう。

誰の肌にも、その表面には多種の細菌が生息しており、これらの事を総称して「皮膚常在菌」と言います。

聞こえは悪いですが、皮膚常在菌は本来害を持たず、その大半は皮膚に有害な雑菌が入り込まないように肌を守り、ニキビや肌荒れといった肌トラブルの発症を防いでくれています。

アクネ菌も皮膚常在菌の一種であり、あまり良いイメージは持たれませんが、実は皮膚に潤いを与えるグリセリンの生成や、肌を弱酸性に保ち、病原菌から皮膚を守る良い働きを持っています。

その為、殺菌作用の強いエタノールを肌に塗ってしまうと、肌に必要な分の皮膚常在菌が殺菌されてしまい、かえってニキビの原因となってしまう事に。

2.揮発性がある。

揮発性とは、非常に蒸発しやすい液体の性質を指します。

エタノールはこの性質が強く、角質層に含まれる水分もろとも蒸発してしまいますので、内部から肌を乾燥させてしまう原因となってしまいます。

皮膚の水分は、肌を外部刺激から守ったり、水分の蒸発を防ぐ役割を持つ角質層の主な構築材料となる為、揮発性の強いエタノールがニキビや乾燥肌の原因となる事も。

また、水分不足によって角質層の機能が低下すると、それを回復させようと肌細胞の生成が促進し、それが原因でターンオーバーの周期が乱れ、ニキビの出来やすい肌となってしまう可能性もあります。

既に乾燥肌の方や、ニキビを発症している方は、消毒液に限らず、エタノールを含むスキンケア用品などに注意して下さい。

3.刺激がある。

エタノールに含まれる刺激性物質は微々たるものであり、健康な肌であれば刺激を感じる事はありません。

しかし、刺激を感じやすい敏感肌やニキビに直接塗りつけると、炎症が発生してしまう場合があります。

特に、炎症を伴うニキビが既に発症している方は、更に炎症を広げてしまう事もあり、最悪の場合、ニキビ跡として肌に残ってしまう事も。

また、アレルギー反応を起こしてしてニキビの悪化が進むといった可能性も決して低くはありませんので、ニキビに対してのアルコール消毒は避けるようにしましょう。

増えすぎたアクネ菌をエタノール以外で殺菌する方法

アクネ菌を殺菌できる成分が含まれたニキビ用のスキンケア用品は多岐にわたりますが、そのほとんどは化学物質であり、刺激に弱いニキビにはあまりお勧めしません。

もし、アクネ菌を殺菌するケアを行うのであれば、肌への刺激が低い天然殺菌成分を含むものにしましょう。

また、アクネ菌がニキビの原因と決めつけ、アクネ菌の殺菌をし過ぎると、皮膚常在菌が減少し、逆にニキビを悪化させてしまう恐れがありますので、その点は注意して下さい。

増えすぎたアクネ菌を殺菌し、ニキビの改善・防止に効果的となる天然殺菌成分は以下のものが挙げられます。

1.ハチミツ

ハチミツには、強い殺菌消毒作用をもつ「グルコン酸」が含まれており、アクネ菌の繁殖だけではなく、その他の肌に悪影響を及ぼす雑菌の殺菌にも効果的です。

その他、ハチミツが水分を吸収することで発生させる「オキシドール」にも殺菌作用があります。

市販のハチミツを洗顔料に混ぜる、または直接肌に塗ってパックにするといったケア方法がありますが、分量が分からない、少し不安という方はハチミツを含むスキンケア用品を使用してみましょう。

2.ペパーミント(西洋ハッカ)

ペパーミントと言えば、ガムやは歯磨き粉などのフレーバーとしてよく使用されている為、耳にしたことがある方も多いかと思います。

ペパーミントの精油には、抗菌・殺菌作用があり、ローションなどに混ぜて使用したり、ペパーミントが配合されたスキンケア用品を用いる事でアクネ菌を繁殖を防ぐ事が出来ます。

またペパーミントの精油を用いるアロマやハーブティも、炎症を起こしたニキビの症状を抑えるのに効果的ですので、是非実施してみて下さい。

夏ニキビの原因

真夏ニキビ1年のうちで最も湿度が高く、一見「乾燥肌」とは無縁と思われがちですが、実は夏に発症するニキビの原因は主に肌の乾燥です。

その為、夏場にできるニキビの原因が乾燥肌と疑わずに、誤ったケアを行ってしまい、ニキビを悪化させてしまうというケースが多いようです。

乾燥肌が起こる原因は、湿度だけではありませんので、その点もしっかりと理解したうえで夏場のニキビ対策を行いましょう。

夏に肌が乾燥する理由

湿度の低い乾燥した空気が角質層の水分を奪うというのが、よく知られている乾燥肌の原因です。

これは、間違った情報ではありませんが、角質層から水分が不足してしまう原因は、湿度の低い空気による乾燥だけではありません。

では、一体夏場はどのような事が原因で、肌が乾燥し、ニキビが発症しやすくなってしまうのでしょうか。

1.紫外線による外部刺激

常に多くの紫外線にさらされる夏場は、その刺激から肌を守る為に、バリア機能を持つ角質層が肥大化し、「角質肥厚」の状態となってしまいます。

その為、外部へ剥がれ落ちるはずだった古い角質が残ってしまう事で角質層の構成が崩れ、バリア機能が大幅に低下してしまう原因に。

バリア機能は、外部刺激から肌を守る働きや、肌内部の水分の蒸発を防ぐ働きがあるので、この機能が低下してしまうと、肌内部の水分が蒸発し、乾燥肌となってしまうのです。

また、外部刺激にも弱くなってしまうため、ニキビの悪化、敏感肌、ターンオーバーの乱れといった肌トラブルも発症しやすくなりますので、夏場の紫外線には注意しましょう。

2.洗顔

大量の汗をかきやすい夏場は、べた付きなどの不快感を感じやすく、ついつい過剰な洗顔を行ってしまいがちですが、これも夏の乾燥肌を招く原因の一つです。

過剰な洗顔は、バリア機能をもつ皮脂膜や角質層の構成に必要な分の皮脂や角質を洗い流してしまうため、結果としてバリア機能を構成する成分が不足し、皮膚から水分が蒸散しやすい状態になってしまいます。

また、力強い洗顔も、摩擦による刺激によって角質層が崩れてしまい、バリア機能が低下してしまう原因に。

洗顔の頻度が多くなる夏にこそ、洗顔の回数を減らす、肌に優しい洗顔料を使用するなどといった対策を打ちましょう。

3.急激な温度変化

例えば、エアコンの効いたコンビニから温度の高い外へ出るときの急激な温度変化によって、人は物理的ストレスを感じます。

夏場は、このような急激な温度変化によるストレスを感じやすく、これが繰り返し続くと自律神経の一つである交感神経が非常に優位な状態になってしまう事も。

ストレスが要因で交感神経が優位になると、抗ストレスホルモンの「ステロイド」が分泌されるのですが、このホルモンには肌を乾燥させてしまう作用がありますので、これが過剰分泌されると乾燥肌になりやすく、結果としてニキビが発症してしまうのです。

肌トラブルとは無縁そうな温度変化ですが、実はこれでニキビが発症してしまうという可能性も決して低くはありませんので、注意して下さい。

夏の乾燥肌対策

夏の乾燥肌を招く原因のほとんどは紫外線による肌への刺激です。

特に、外での仕事が多い人や、外出が多い人は、紫外線が肌に及ぼす刺激を大幅にカットする事ができるPA+++、SPF20程のUVケア製品を、適量使用する事で夏の乾燥肌を防ぐ事ができます。

また、日傘や帽子といったものでも、直射日光による紫外線を防ぐ事ができますが、紫外線は壁や地面からも反射して、肌に影響を及ぼしますので、全体的にしっかりと紫外線を防げるケアをしておくようにしましょう。

このように、夏の紫外線を防ぐ対策をするだけで、乾燥肌によるニキビが発症する可能性を大幅に下げる事ができます。

紫外線対策に合わせて、バリア機能を構成する細胞間脂質(セラミド)や、角質層で水分を蓄えるNMF(天然保湿因子)を補助する、保湿クリームや化粧品などを使用してみましょう。

「PA」とは

PAとは、Protection Grade of UVAの略で、シミやシワの発生に大きく関わってくる「紫外線A波(UVA)」の防止効果を表す単位の事を言います。

効果の強い物から++++、+++、++、+の4段階です。

UVAが肌に急激な変化を与えるという事はありませんが、地上に降り注いでいる量が紫外線B派の20倍もあり、雲やガラスを通り抜けやすいという特徴があるため、屋内でも注意が必要してください。

長時間紫外線を浴び続けていると、肌に重要とされるコラーゲンが変性し、上手く新陳代謝が働かなくなってしまうため、肌のバリア機能が低下するだけではなく、ニキビができやすい、悪化しやすい肌となってしまうので、夏場はしっかりと対策しましょう。

「SPF」とは

SPFとは、Sun Protection Factorの略で、赤焼けや水膨れ、皮膚ガンなどの原因ともなる「紫外線B波(UVA)」の防止効果を表す単位を言います。

20分間なにも付けていない肌ど比較して、UVAによる被害が始まる時間を何倍先延ばしする事ができるかという目安となっています。

その為、SPF20のUVケア製品であれば、20分×20で6時間40分となるため、それだけの時間、UVAによる悪影響を抑制できるという計算になります。

UVBのエネルギーは非常に強く、肌表面の細胞を傷つけ角質層の細胞を壊しバリア機能を大幅に低下させたり、既に発症してしまったニキビを悪化させ、跡として残してしまう事も。

しかし、オゾン層や雲などによって遮断される特徴がある為、地上に降り注ぐ量は、全紫外線量の約10%と少量ですので、日傘や防止でもUVAをある程度防止する事が可能ですので、日差しの強い真夏は、肌トラブルを防ぐ為にも対策を行うようにして下さい。

フェイスラインのニキビ

フェイスラインフェイスラインとは、顔の輪郭(側面)の事を指し、Uゾーンとも呼ばれています。

このフェイスラインにできるニキビは、思春期ニキビではなく、大人ニキビが多発する傾向にあり、治りにくい、再発しやすいといった非常に厄介なもの。

最悪の場合、ニキビ跡として残ってしまう場合もありますので、フェイスラインにニキビが発症し始めたら、早急にケアを行って下さい。

フェイスラインにできるニキビの原因

フェイスラインにできるニキビは、厄介な特徴をもっており、ケアが難しそうと思う方も多いかと思います。

しかし、原因をしっかりと理解した上でケアを行えば、実は改善・予防はそう難しいものではありません。

フェイスラインにできるニキビの原因は、主に以下のものが挙げられます。

1.細菌の侵入

顔の中でも、最も殺菌が侵入しやすく刺激を受けやすいのはフェイスラインです。

例えば、仕事や勉強中のほおづえや、スマートフォンや携帯電話での通話、寝具など、細菌がフェイスラインに感染する原因は多く存在します。

特に、ほおづえは長時間行えば毛穴を塞ぐ要因ともなりますし、手についた様々な細菌がニキビに刺激を与え、炎症を引き起こす要因にも。

もし、癖になってしまっている場合は、ほおづえをしやすい場所に鏡などを置いて、意識できるようにして下さい。

また、スマートフォンや携帯電話などは定期的にウェットティッシュなどで除菌を行う、寝具を1~2日おきに選択するといった対策をする事も、フェイスラインのニキビ改善・予防に効果的です。

2.バリア機能の低下

バリア機能とは、主に「皮脂膜」と「角質層」にそなわっており、その名の通り外部刺激から肌を守ったり、皮膚に含まれる水分の蒸散を防ぐ働きをさします。

フェイスラインの一部である頬は、皮脂膜を構成する「皮脂」の分泌量が少なく、皮膚上部の「角質層」が薄いので、もともとバリア機能が低い部分です。

その為、外部刺激が原因でできるニキビが発症しやすく、皮膚内部の水分が蒸発し、乾燥肌となりやすい部分になりますのでニキビケアには特に注意して下さい。

フェイスラインに、炎症を伴わない初期状態のニキビが発症した場合であれば、食生活や生活週間を改善するだけで、十分な改善・予防が可能ですが、もし炎症を伴う重症化ニキビが発症した場合は、紫外線対策や保湿ケアなどをしっかりと行い、乾燥肌も予防するようにして下さい。

3.ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れが原因であるニキビは、顎に発生しやすい傾向にあります。

顎は、皮脂腺の量が多いため、ストレスや食生活の乱れによって男性ホルモンが優位となり皮脂分泌量が増加した場合、最もニキビが集中する部分です。

また、皮脂分泌量を促す女性ホルモンの一つ「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の増加もニキビが顎にできる原因に。

黄体ホルモンは、生理前の黄体期(約2週間)に分泌量が増加しますので注意して下さい。

半身浴や睡眠など心身共にしっかりリラックスできる時間を積極的に取り入れることで、自律神経の一つである副交感神経が活発に働き、ホルモンバランスを乱れを解消する事ができます。

フェイスラインニキビのケア方法

フェイスラインにできるニキビの根本的原因は、紫外線や細菌の刺激といった外部刺激によるものも含まれますが、ほとんどは食生活やホルモンバランスの乱れといった内的要因です。

外部刺激によるニキビを防止するスキンケアも大切ですが、内的要因もしっかりと視野にいれてケアを行うようにしましょう。

フェイスラインに発症するニキビの予防・改善方法は以下のものが挙げられます。

1.大豆イソフラボンの摂取

大豆イソフラボンには、女性ホルモンの一つである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」とよく似た働きを持っています。

エストロゲンには、皮脂分泌量のコントーロール、バリア機能を構成する「セラミド」や「NMF(天然保湿因子)」の働きを促進させる作用があるので、外部刺激によって発症する頬ニキビ、皮脂の過剰分泌によって発症する顎ニキビの両方に効果的なホルモンです。

大豆イソフラボンも同様の作用をもっている上、ホルモンバランスの乱れを改善するのにも効果的な成分ですので、フェイスライン全体のニキビに悩みを持つ人は、普段の食事に取り入れてみましょう。

2.糖分の摂取を抑える

糖分の過剰摂取は肝臓に大きな負担を与え、その影響は大人ニキビとなって頬に症状がでてしまう傾向があります。

本来、糖分は体内でビタミンB群に分解され、エネルギーとして身体に蓄えられるのですが、摂取量が多すぎると分解しきれなかった糖分が「中性脂肪」として肝臓へ蓄積され肝機能低下へと繋がってしまうのです。

肝臓は毒素を分解する作用がある為、この機能が低下すると、分解しきれなかった多くの毒素が肌へと排出されニキビが発症してしまう原因に。

頬は肌の面積が大きい為、毒素が排出される量も多く、肝機能低下によるニキビが発症しやすいので、頬ニキビが発症しやすい人は糖分の摂取を抑えるようにしましょう。

また、バターや生クリームなどに多く含まれる脂肪分も糖分と同様の理由で肝機能低下を招きニキビを発症させる原因となりますので、こちらも併せて食事の質を見直してみて下さい。

バリア機能とは

バリア機能「バリア機能」とは、紫外線や摩擦といった外部刺激から肌を守ったり、皮膚内部の水分が蒸発しないように蓋の役割をする肌機能の事を指します。

毎日肌を生まれ変わらせる細胞の働きによって、バリア機能も常に正常な機能を維持していますが、食生活の乱れや、ストレスといった事が原因で、バリア機能は低下しまい、キビや乾燥肌、炎症などの肌トラブルが起こりやすくなってしまいます。

その為、ニキビが出来にくい美肌を維持する為には、まずバリア機能の向上させる、または正常な状態を維持するといったケアを行いましょう。

バリア機能が低下した場合

思春期ニキビの原因は皮脂の過剰分泌ですが、大人ニキビの原因は、ほとんどがバリア機能の低下により引き起こる肌トラブルです。

では、一体バリア機能が低下した場合、肌はどのような状態になってしまうのでしょうか?

1.乾燥肌

バリア機能が低下してしまうと、皮膚内部の水分が蒸散しやすくなり、乾燥肌となってしまう場合があります。

乾燥した皮膚は、毛穴が大きく開き、雑菌や皮脂が詰まりやすい状態です。

更に、水分量が低く、硬い角質を肌表面へと排出する為、角栓が発生しやすく、ニキビが短期間で多発してしまうなんてこと決して可能性が低い話ではありません。

特に湿度の高い真夏は、乾燥肌とは無縁のように思いますが、実はバリア機能が低下乾しやすく、それが要因で乾燥肌になりやすい時期となりますので、十分に注意してください。

2.敏感肌

バリア機能というくらいですので、もちろんこの機能が低下すると、肌が外部刺激を受けやすい敏感肌となります。

敏感肌は、紫外線や雑菌以外にも、通常な肌にはほとんど影響のないスキンケア用品に含まれる成分が原因でニキビを発症させてしまう事も。

ニキビの炎症も広がりやすく、最悪の場合クレータ跡としてのこってしまいますので、もし肌がヒリヒリする、痒みを生じるといった症状が発生した場合は、敏感肌を疑い、バリア機能を回復させるケアを行うようにしましょう。

また、バリア機能の低下が原因で起こる敏感肌は、乾燥肌を伴う事がほとんどであり、この両方の肌トラブルを抱えた状態を「乾燥性敏感肌」と言います。

ニキビが発症しやすく、悪化しやすい厄介な肌質ですので、迅速にケアを行う事が重要となります。

バリア機能の構成要素

バリア機能の役割をもつ要素は、大きく分けて4つあります。

それぞれ違った役割があり、これら全てが正常に機能する事によって、バリア機能の強い肌を維持し、ニキビや乾燥肌といったトラブルを防ぐ事ができます。

バリア機能の要素を理解することで、ニキビができにくい美肌を維持するケアが行いやすくなりますので、しっかりと抑えておくと良いでしょう。

そんな正常なバリア機能を作りあげる4つの要素は、以下のものが挙げられます。

1.皮脂膜

肌の表面を覆う、汗と皮脂から構成された膜を「皮脂膜」と言います。

角質層の水分が蒸発を防ぎ、肌を保湿する働きがある事から、天然のクリームとも言われおり、ニキビ改善には欠かせません。

そんな皮脂膜の働きが低下すると角質層の水分が蒸発し、肌の乾燥を招いてしまうため、結果として水分の少ない硬い角質が肌表面に残り、毛穴を防ぐ角栓ができやすい状態となってしまいます。

皮脂膜の働きが弱まる原因は、主に過剰なスキンケアと言われていますので、洗顔やクレンジングといった、皮脂を落としてしまう可能性が高いケアを過度に行うのは、避けるようにしましょう。

2.角質層

角質細胞が重なる事によって構成された、皮膚最上部の層を「角質層」といいます。

皮脂膜と同様、保湿や外部刺激を防ぐ働きを持っていますが、それが何層にもなって機能している為、皮脂膜よりバリア機能が強いです。

健康な皮膚であれば、奥深くに位置する真皮層から生成される細胞によって、常に角質層は新しいものへと生まれ変わり、古くなった角質細胞は、垢となって外部へ剥がれ落ちる為、常に正常なバリア機能を保つことが可能に。

しかし、栄養不足やストレスといった事が原因で、真皮層から生成される細胞の周期が乱れ、角質細胞が減ってしまい、結果としてバリア機能は低下します。

角質層を構成する細胞の生成を促進させる場合は、ビタミンCやビタミンB、その他タンパク質といった成分を含んだ食材を、定期的にとるようにしましょう。

3.NMF(天然保湿因子)

「NMF」は、空気中や、真皮層から生成される水分を吸収し、肌に潤いやツヤを与え、乾燥から肌を守るために働く成分のことです。

肌の保湿が正常に行われる事で、乾燥肌防止だけではなく、毛穴を引き締めニキビができづらい肌を維持する事にも繋がります。

角質層と同様、真皮層から生成される成分や水分によって構成されている為、真皮層の働きが低下すると、NMFの量も低下しますので、角質層と同様、細胞を促進させる作用をもつ成分を定期的に摂取するようにしましょう。

また、NMFは様々なスキンケア用品に含まれていますので、ニキビが発症・悪化しやすい、肌がヒリヒリするといった症状を感じている方は、使用してみて下さい。

4.細胞間脂質(セラミド)

「細胞間脂質」とは、強いバリア機能を持つ角質層の細胞と細胞を繋ぐ脂質です。

簡単に言ってしまうと、レンガブロックを固定するセメントと同じ役割をもっている成分となります。

その為、細胞間脂質が減少してしまうと、角質層を構成する角質細胞が崩れ、バリア機能は大幅に低下し、ニキビ発症の原因へと繋がりますので、乾燥肌・敏感肌の方は、セラミドも意識してケアを行ってください。

セラミドもターンオーバーによって生成されている為、細胞生成を促進させる成分でセラミド不足を改善し、バリア機能を向上させる事が可能です。

また、NMF同様、様々なスキンケア用品に含まれている成分でもありますので、使用してみましましょう。

ブルーライト

ブルーライト最近、よく耳にするブルーライトは視力に悪影響を及ぼすだけで、ニキビには一切関係がないようなものにも思えます。

しかし、実はスマートフォンやPCなどを長時間使用する事によって浴びたブルーライトが、ニキビの要因となる事があります。

ほとんどの人が見逃してしまっているニキビ発症の原因ともなりますので、注意してください。

では、なぜブルーライトが肌に悪影響を及ぼし、ニキビを発症させてしまうのでしょうか?

ブルーライトがなぜニキビを発症させるのか?

普段、多くの人が使用しているスマホやPCから発せられるブルーライトは、目への悪影響だけでなく、肌そのものに直接刺激を与えたり、ニキビが発症しやすい肌を作り出す要因となってしまう事があります。

ブルーライトがなぜ肌に悪いのかという点をしっかりと抑えて、しっかりと対策を行ってください。

1.第3の紫外線による刺激

肌に悪影響を及ぼす紫外線と言えば、「UVA」や「UVB」などが有名ですが、最近では「HEV(ブルーライト)」も紫外線に近い悪影響を持っており、「第3の紫外線」とも言われるほどです。

高いエネルギーをもっている上に、皮膚の最も奥深くに位置する真皮にまで届くため、肌細胞の生成が遅れが生じ、ターンオーバが乱れるといったトラブルが起こる可能性も少なくはありません。

紫外線ほど刺激力が強くはありませんが、乾燥肌・敏感肌といった肌質の方は、ブルーライトによる悪影響を受けやすい状態ですので注意して下さい。

また、「HEV」は紫外線よりも防ぐ事が難しいものですので、パソコンやスマホ自体の設定を変えるなどして発光量を抑えるか、ブルーライトをカットする効果をもつシートなどを貼るなどした対策が良いでしょう。

2.自律神経の乱れ

人間は、夜になると身体をリラックス状態にしてくれる副交感神経を活発化させる「メラトニン」というホルモンが分泌されます。

しかし、ブルーライトを長時間浴びていると、このメラトニンが分泌されにくくなり、常に交感神経が優位な状態となってしまうのです。

交感神経が常に働くようになると、皮脂の分泌量を上昇させる「コレチゾール」が過剰分泌され、ニキビの発症へと繋がってしまう事も。

また、コレチゾールは脳を活発化させる作用も持っている為、脳がリラックスして睡眠状態となっている時間に働くターンオーバーが上手く働かなくなり、ニキビが発症しやすい、または治りづらい肌となってしまいますので、睡眠30分前程は、ブルーライトを発するスマホやPCなどの使用は避けた方が良いでしょう。

3.システインの不足

システインとは、ビタミンCと協力して、肌の新陳代謝を正常化したり、皮膚に染みついてしまったメラニンを排出したり、無色化したりするといった働きをもつ成分です。

実は、このシステインは、目の角質を構造する成分ともなっています。

その為、ブルーライトの刺激によって角質が傷ついてしまうと、それを修復するためにシステインが大量に消費され、肌に必要な分が不足してしまう事も。

その結果、システインが不足した肌は、新陳代謝が正常に機能せず、ニキビが発症してしまったり、メラニンが排出されないままニキビ跡になってしまう場合がありますので、目に及ぶブルーライトの悪影響もしっかりと視野にいれてケアを行うと良いでしょう。

ブルーライトが原因でできるニキビの対策

普段、スマホやPCを長時間使用している方、特に仕事でPCを使用している方は、ブルーライトが原因、または間接的な要因でニキビが発症してしまう可能性があります。

簡単な対策でブルーライトによる悪影響を防ぐ事ができますので、実際に行ってみると良いでしょう。

1.ディスプレイの明るさを下げる。

直接ブルーライトの刺激を浴びる事によって発症してしまうニキビは、ディスプレイの明るさそのものを下げて、光の影響を少なくする事が有効。

ディスプレイの明るさを下げると、ブルーライト以外の光も軽減してしまいますが、肌に及ぶ悪影響は大幅に軽減できますので、仕事場で長時間使用するパソコンなどに、以上の設定を施すと良いでしょう。

軽減量は、ディスプレイが見えにくくならない程度がお勧めです。

2.ブルーライトをカットするメガネ・フィルムを使用する。

主にPC用メガネや、スマートフォンに張り付けるフィルターでブルーライトをカットする仕様のものを用いる事で、メラトニン分泌量の低下や自律神経の乱れを防ぐ事が可能です。

しかし、PCやスマートフォンの光そのものが自律神経を見出し、ニキビを発症させてしまう間接的要因となってしまう可能性もあります。

その為、いくらブルーライトをカットできるからといっても、長時間使用し続けるのはお勧めできません。

できれば30分に1回、最低でも1時間に1回はディスプレイから目を離し、5分ほどリラックスするのが良いでしょう。

3.メチオニンの摂取

メチオニンは、ブルーライトの刺激によって不足するシステインの材料となる必須アミノ酸の一種です。

普段、仕事などでPCを長時間使用している方は、肌に必要なシステインが不足し、ニキビ・ニキビ跡などの肌トラブルが発症しやすい状態になっている可能性が高いので、普段の食事にメチオニンを取り入れると良いでしょう。

メチオニンは主に鶏肉、牛肉、ラム肉などの肉類、マグロやカツオなどの青魚類、豆腐や味噌などの大豆由来食品などに多く含まれています。

なぜ同じ場所にニキビができるのか?

繰り返しせっかくのケアで完治したにも関わらず、同じ場所に繰り返しできるニキビで悩んでいる方は多いかと思います。

特に大人ニキビは、同じ場所に繰り返し発症してしまう傾向があり、一度完治したからといってケアを怠ってしまうと、直ぐに再発してしまいますので、注意してください。

では、なぜ同じ場所に繰り返しニキビが発症するのでしょうか?

また、ニキビの再発を防ぐにはどのような対策を行えばよいのでしょうか?

同じ場所にニキビができる原因

同じ場所に繰り返し発症するニキビの原因は、内的要因であったり外的要因であったりと、様々な要因があります。

その要因は具体的に、以下のようなものが挙げられます。

1.アクネ菌が残っている。

ニキビが発症・悪化してしまう要因の一つとして数えられる「アクネ菌」は、一度治っても空気が少なく、皮脂が微量残っている毛穴の奥深くに隠れている場合も。

目視ではそれを確認する事は出来ないため、「ニキビが完治した」と思ってしまいがちですが、実はニキビが治ったばかりの肌は、再び発症しやすい肌でもありますので注意して下さい。

特に、皮脂分泌量の多いTゾーンは再発の確率が高い為、ニキビが治った後も汚れや余分な皮脂を除去するためのケアを継続的に行うようにすると良いでしょう。

2.毛穴が開いてしまっている。

皮脂や膿が溜まって膨張してしまった毛穴は、ニキビが治った後でも一定期間は大きく開いている状態となります。

その為、毛穴内部の皮脂が酸化してしまう、または汚れが入ってしまうといった要因でニキビが再発してしまう可能性も。

また、逆に周りの毛穴は、広がってしまった毛穴に押されている為、小さく閉じてしまった状態となっているため、皮脂や汚れが詰まりやすく、ニキビが治った周りの部分にニキビが再発してしまう場合がありますので、注意が必要です。

3.免疫力の低下

一度ニキビが発症してしまった部分は、外部刺激から肌を守るバリア機能や新陳代謝が著しく低下しており、ちょっとした刺激やホルモンバランスの乱れなどで再発してしまう可能性が十分にあります。

特に、黄体ホルモンの過剰分泌によって皮脂量が多くなる整理前は、免疫力の低下した肌の大きな負担となりニキビが繰り返し発症してしまう場合も。

それ以外にも、日々のストレスや、紫外線、洗顔の際に起こる摩擦などといった様々な要因で、他の肌質より比較的ニキビが発症しやすくなりますので、ニキビが治った後も、ケアを継続的に行う事が重要です。

再発するニキビを防ぐ

繰り返し同じ場所に発症するニキビを防ぐ為には、再発しやすい肌の状態を早期に回復させるケアが重要。

もちろん、それに加えて洗顔やクレンジングなど基本的なニキビケアを行えば、更に再発を防止することが可能となります。

では、どのようなケアを施せば、弱ってしまった肌を回復させる事ができるのでしょうか?

1.ビタミンAの摂取

ビタミンAには、皮膚の新陳代謝を上げ、ニキビが発症しにくい肌を作り出す、または維持するのに効果的です。

その他にも、皮膚の免疫力ともなる粘膜を生成するのに必要な細胞を作る効果や、アクネ菌の繁殖を抑制する働きも。

その為、ニキビ発症によって弱ってしまった肌や、毛穴奥深くに残っているアクネ菌が再度ニキビを発症させてしまう事を防ぐのに効果的なビタミンです。

主に鶏レバー、豚レバー、ニンジン、パセリ、ほうれん草などに多く含まれています。

2.トコトリエノールの摂取

トコトリエノールはビタミンEの一種で、主に強い抗酸化作用や血行促進に優れた効果を発揮する成分です。

また、皮膚の新しい細胞を生成する真皮の働きを促す作用がある為、ニキビによって壊れてしまった肌細胞を早期で回復させる事が可能。

パーム油をはじめとした食用油、アボカド、米ぬか、大麦、ナッツ類などに多く含まれている成分ですので、ニキビ改善後も積極的に摂取すると良いでしょう。

3.保湿ケア

主にセラミド、アミノ酸、ヒアルロン酸、NMFなどの保湿成分を含んだスキンケア用品で肌にツヤやハリを与える事で、広がってしまった毛穴を収縮させる事ができます。

その上、肌表面のバリア機能を高める事もできる為、繰り返し発症してしまうニキビには、継続的な保湿ケアが非常に重要。

保湿成分は、化粧水や洗顔料、クレンジング剤に多く含まれていますので、ニキビの再発に悩まされているかたは、そういった成分も意識してスキンケアを行うと良いでしょう。

4.イソフラボンの摂取

生理前になるといつも発症するニキビに効果的な成分が「イソフラボン」。

イソフラボンは、女性ホルモンの一種であるエストロゲン(卵胞ホルモン)と同等の働きがあり、生理前の皮脂過剰分泌を抑えたり、肌の保湿作用を促す効果を持ちます。

その為、生理の度に繰り返し発症するニキビには効果的な成分と言えます。

主に、大豆を由来とした食材(納豆、豆腐、味噌など)に多く含まれており、比較的安価で購入できるものがほとんどですので、毎月生理前に発症するニキビに困っているという方は、食事にイソフラボンを取り入れてみて下さい。

 

 

おでこニキビ

おでこニキビおでこニキビは、20代から発症する大人ニキビではなく、学生の多くが悩む思春期ニキビが多発する傾向にあります。

また、広範囲に広がるうえに、治りにくいといった特徴をもっているニキビです。

大人ニキビが発症する可能性も低くはありませんので、原因を理解したうえでニキビケアを行いましょう。

おでこニキビができる原因

額は、顔の部分で比較的に皮脂分泌量が多く、外部刺激を受けやすい部分です。

その為、適切なケアや、外部刺激の対策をしっかりと行っていなければ、ニキビが発症し、直ぐに炎症を伴った赤ニキビへと悪化してしまいます。

そんな厄介なおでこニキビが発症してしまう原因は、以下のものが挙げられます。

1.ホルモンバランスの乱れ

皮脂腺を刺激する男性ホルモンが、ホルモンバランスの乱れによって、女性ホルモンより優位になってしまうと皮脂の分泌量が過剰化してしまい、毛穴が詰まりやすい肌となってしまいます。

特に、子供から大人へ心身ともに変化していく期間を指す「思春期」は、どうしても男性ホルモンが増加してしまい、皮脂分泌量が多くなってしまいます。

その為、思春期ニキビは、元々皮脂の分泌量が多い額に発症しやすいのです。

しかし、ホルモンバランスの乱れは、ストレスによる自律神経の乱れや、睡眠不足といった生活習慣の乱れが原因でも起こるため、大人になってからもおでこにニキビができる可能性は十分にあります。

2.髪の毛の刺激

おでこのニキビを隠す為に、前髪を被せる人が多くいるかと思いますが、これは返って発症・悪化させてしまう原因となってしまいます。

髪の毛は、外部に晒されている時間が長い上に、埃や細菌を付着させやすいので、ニキビを発症・悪化させやすいのです。

また、アルコールや樹脂などを含んでいるヘアーワックス・スプレーなどを利用している場合、更に肌への刺激を強める結果となってしまいますので、おでこニキビの症状が重症化している人などは、控えた方が良いでしょう。

常に、髪の毛がおでこに被らないようにするというのが理想的ですが、それが難しいという場合は、家にいる時間だけでも前髪を上げるといった対策を実施する事で、おでこニキビの改善・予防につなげる事が可能です。

3.洗髪料の洗い残し

しっかりと洗い流しているつもりでも、髪の毛の生え際や隙間は、シャンプーやリンスといった洗髪料が残りがちです。

多かれ少なかれ肌に刺激を与える成分が配合されている洗髪料は、洗い流しなどが原因で肌に長時間付着してしまうと、ニキビを発症させたり、炎症を引き起こす原因となります。

洗髪後に、すこし額がべた付く、ヌルヌルするといった状態だった場合は、洗い残しが発生している可能性が非常に高いので、洗髪料のすすぎを行う際は、洗い残しの事を意識して行うとよいでしょう。

また、洗髪料はなるべく肌に付着させないように行うのも、おでこニキビ対策に繋がります。

おでこニキビのスキンケア

おでこニキビが発症してしまう原因として最も多いのは、皮脂分泌量の増加です。

特に皮脂分泌量が過剰化する思春期におでこニキビが多発している方は、無駄な皮脂を落とすのに効果的な洗顔やクレンジングなどが効果的です。

一方、思春期ニキビとちがい、治りにくい大人ニキビが額に発症した場合は、髪の毛や洗髪料、紫外線などといった外部刺激の対策をしっかりと行うのが良いでしょう。

洗髪料の洗い残しは、すすぎを額の生え際から始め、こめかみ、後頭部の中心から左右後頭部へ移動するような形で順序を決めておけば、洗い残しを防ぐ事ができます。

また、すすぎは最低でも3分以上行うのが理想的です。

最初は面倒に思えるかもしれませんが、このような対策を継続的に行うことで、しっかりとおでこニキビを改善・予防することができます。

インナードライとは

インナードラインナードライとは、皮膚表面は皮脂が過剰に分泌されているのにも関わらず。皮膚内部の水分が不足し乾燥状態になってしまっている乾燥肌の一種です。

肌の表面上は、皮脂の過剰分泌によりテカテカしている為、普通に見ただけでは脂性肌と勘違いしやすく、間違ったケアを行ってしまいがちなので、注意が必要です。

皮脂の過剰分泌、肌の乾燥とニキビの原因となる要因を2つももっている肌ですので、インナードライの原因をしっかりと理解した上で、正しいケアを行ってください。

インナードライの原因

インナードライは、皮脂が過剰分泌されている状態の肌ではありますが、その正体は乾燥肌です。

その為、インナードライとなる原因は乾燥肌と同様、紫外線の刺激や過剰な洗顔によるバリア機能の低下、湿度の低い環境による角質層の乾燥などが要因で発症する症状となります。

このように、バリア機能が著しく低下し、刺激を受けやすい状態となってしまった場合、その刺激から肌を守る為に皮脂を分泌しバリア機能を高めようと働きます。

その結果、その働きを「皮脂の過剰分泌」と勘違いし、脂性肌に効果的な洗顔やクレンジングに力を入れてしまったりすると、更に肌はバリア機能が低下し、再び外部からの刺激から肌を守ろうと皮脂を分泌します。

この悪循環によって引きおこるのがインナードライです。

インナードライを見極めるには?

インナードライを改善する為に重要なのは、自分の肌がインナードライなのかどうかを見極められるかどうかです。

実はインナードライという肌は、脂性肌よりも発症する可能性が圧倒的に高く、「脂性肌かも?」とおもっている方は、まずインナードライと疑って良いでしょう。

しかし、必ずしもインナードライと決めつけ、乾燥肌のケアを行うのは危険です。

まずは、しっかりとインナードライなのか脂性肌なのかを見極めてから、正しいスキンケアを行ってください。

インナードライを見極める方法は、以下のものがお勧めです。

■インナードライを見極める方法

まずはクレンジングでメークをしっかりと落とした後に、洗顔を行ってください。

洗顔後は化粧水や保湿液などを付けず、そのまま10~15分程、放置しておきます。

その後、肌がどのような状態かを観察してください。

鏡で自分の肌を見た感じ、すこしテカテカしている、皮脂が浮いているという状態だった場合は「脂性肌」です。

いつも浮いている脂が浮いていない、すこしカサカサするといった状態だった場合は「インナードライ」となります。

インナードライの改善方法

インナードライは名前が違えど乾燥肌です。

その為、肌内部の水分不足による乾燥を改善するスキンケア方法が効果的です。

しかし、肌表面の皮脂は過剰に分泌されている状態ですので、その点もしっかりと視野にいれたスキンケアが必要です。

インナードライを改善する方法は以下のものが挙げられます。

1.洗顔

肌を保湿する低刺激な洗顔料をしようして洗顔を行うことで、肌内部の水分を保ち、インナードライを改善させる事が可能です。

また、過剰に分泌された余分な皮脂も洗い流す事ができますので、角栓の発生や、毛穴詰まりによって発症するニキビなどを予防・改善する事ができます。

しかし、皮脂を多く洗い流す作用をもつ洗顔料やクレンジング剤などを使用すると、角質層にダメージが及び、肌を守ろうと再び皮脂が過剰分泌し、悪循環を繰り返しますので注意して下さい。

2.保水

肌内部の水分が不足しているインナードライには、肌の潤いを保つ保湿に加え、肌内部の水分を保つ保水ケアを行うのが効果的です。

ヒアルロン酸、トレハロース、セラミドなど、保水効果をもつ成分が配合されている化粧水や化粧液などを使用してスキンケアを継続的に行うと良いでしょう。

また、化粧水などに含まれるアルコールは、肌を引き締める、浸透性を高めるといった効果をありますが、肌の水分と一緒に蒸発してしまったり、肌に刺激を与えてしまうというデメリットがありますので、ニキビが発症しやすく、肌が乾燥状態にあるインナードライには向いていません。

3.紫外線対策

肌の角質層に刺激を与え、バリア機能を低下させる事で肌内部の水分が蒸発しやすい状態にしてしまう紫外線には注意が必要です。

インナードライによる皮脂過剰分泌の原因は、外部刺激から肌を守ろうとする体の働きであり、肌に最も刺激を与えてしまうのは紫外線となります。

特に真夏などは、汗を洗い流す為に洗顔などの量が多くなり、紫外線の量も多い季節ですので、インナードライになりやすい季節です。

真夏に長時間外出する事が多い人は、PA+++、またはSPF20程度のUVケア製品を適度に使用することで、紫外線の外部刺激を十分にカットする事ができ、ニキビができやすく、インナードライの根本的原因である乾燥肌を防ぐ事が可能です。

また、敏感肌でUVケア製品が合わないという人は、肌へ負担がかからない、日傘や帽子といったものを代用して紫外線対策を行うのも良いでしょう。