「夏枯れ肌」とは
夏枯れ肌とは、夏の紫外線を受けてダメージを受け、乾燥して疲れた肌のことを言います。
しかも夏枯れ肌は肌がゴワゴワして硬くなったり、乾燥してカサつきやすかったり、その結果角質が厚くなってニキビができやすくなったりと、肌トラブルを招く原因にもなってしまうのです。
夏にニキビができやすい人は、肌が夏枯れ状態になっているのかもしれません。
夏枯れ肌になるとなぜニキビが増えるの?
夏は紫外線の影響を大きく受けることはご存知かと思いますが、地表に届く紫外線には紫外線A波とB波という二つの種類があります。
その内の紫外線B波は特に活性酸素という身体を錆びつかせる成分を発生させ、皮膚のバリア機能を弱めてしまいます。
その結果、ターンオーバーがうまく働かなくなって角質が厚くなり、角質肥厚の状態になって毛穴をふさいでニキビができすくなってしまうのです。
夏枯れ肌の特徴は?
夏枯れ肌のサインとして、下記の特徴が挙げられます。
・夏は特にニキビができやすい
・朝起きたばかりなのに肌や顔が疲れている
・皮脂が多い
・肌にゴワつきを感じる
・メイクののりが悪い
・化粧水など、スキンケア商品の浸透が悪くなった気がする
・毛穴が気になる
いかがでしたか?
これらのポイントに当てはまるものが多いほど、紫外線や冷房による空気の乾燥などに肌がダメージを受けやすくなっている可能性があります。
夏枯れ肌を防ぐシンプルな3つの方法
ニキビができやすい夏枯れ肌を防ぐには、保湿と紫外線のカット、角質ケアが大切です。
(1)身体の中からも外からも潤いを与える
保湿と言うと保湿化粧水やクリームでのケアを想像しますよね。
もちろん、夏で皮脂が増えても基本のスキンケアをしっかり行う外からの保湿は非常に大切です。
夏は汗をかくので代謝が促進されると考えられがちですが、実は意外と身体の内側からの新陳代謝は下がるということをご存知でしょうか。
そのため新陳代謝と肌代謝を活性化させるためにも、水分補給はたっぷりと行うようにしましょう。
(2)紫外線カットを徹底する
夏のレジャー時に日焼け止めのケアをしている方は多いと思いますが、洗濯物を干すとき、ゴミを出す時などのちょっとした時間でも紫外線の予防は肝心です。
なんと日光に当たってから約5秒後には皮膚のメラノサイトが活性化され、ダメージを受けてしまうためです。
夏は日焼け止めクリームや帽子などをうまく活用し、夏枯れ肌の状態に陥らないために念入りなケアが大切です。
(3)週に1度の角質ケアがおすすめ
保湿や紫外線カット、日々のスキンケアを頑張っていても、どうしてもストレスや生活の乱れがある大人の肌はターンオーバーが滞りがち。
そこでおすすめなのが、ピーリングや酵素洗顔、スクラブなどで定期的な角質ケアを行うことです。
古くなった角質を除去してニキビを防ぎ、くすみのない透明感のある肌に整えてくれます。
ただし角質ケアはやりすぎると未熟な肌が表面に現れてしまってダメージを受けやすくなってしまい、逆効果です。
角質ケアは多くても週1回程度にとどめ、化膿したニキビがある時などは刺激になる可能性もあるので控えましょう。
正常にターンオーバーが行われていても、肌の生まれかわりは約1ヵ月もかかります。
そのため夏にどれだけ手をかけてケアをするかが、秋以降の肌の調子を左右すると言っても過言ではありません。
夏枯れ肌かな?と思う人は、ぜひご紹介した夏枯れ肌の予防法を試してみてくださいね。