意外とニキビができやすいお尻
顔や背中ほど皮脂腺が発達している部分ではありませんが、お尻もニキビができやすいパーツの一つ。
実際にお尻のパンティライン部分などにニキビができた経験はありませんか?
お尻のニキビは治りにくく、痛みを伴いやすいという特徴があってできてしまうと憂鬱ですよね。
お尻にニキビができやすいのには様々な原因があります。
まずはなぜお尻にニキビができやすいのか、その理由を探っていきましょう。
1.蒸れやすい環境
女性の場合、パンティにストッキング、タイツにボトムスなど数種類の下着や衣類を着用するため、お尻部分は通気性が悪い環境にあります。
お尻は椅子に触れる部分のため汗をかきやすいということも蒸れる原因の一つです。
その上生理中は肌が敏感になるだけでなく、ナプキンをつけることで余計に蒸れてしまいます。
肌は蒸れると皮脂分泌が過剰になり、アクネ菌が繁殖するとともに毛穴が詰まってしまうので、ニキビができやすくなってしまうのです。
2.圧力による刺激を受けやすい
座っていても就寝中でも体重がかかってしまうお尻。
体重がかかり、衣類や家具との摩擦が起きるお尻は肌を守るために角質が厚くなります。
角質が厚くなるということは古く不要な角質がたまるということなので、毛穴がつまりやすく、ニキビができやすくなってしまうのです。
3.摩擦などによる乾燥
入浴時に身体をゴシゴシとこすったり、肌に合わない下着を着用していませんか?
特にニキビができると皮脂や汚れを落とすため、身体を強い力で洗う人がいますが、場合によっては悪化してシミになることさえあると言われています。
また摩擦などで刺激を受けた肌は潤いが低下し、乾燥しやすくなります。
肌は乾燥すると水分量を補おうとさらに皮脂分泌を促進させ、ニキビができやすい環境を作ってしまうため、悪循環に陥りかねないのです。
お尻のニキビを防ぐ方法
できやすく、なかなか治りにくいお尻のニキビ。
普段からお尻のニキビを防ぐために心がけたいポイントをお伝えします。
1.通気性が良く、肌に優しい下着を選ぶ
日ごろからお尻のニキビを予防するのであれば、コットン素材の下着がおすすめです。
コットンは吸湿性に優れ、肌触りも良いので肌に刺激を与えにくい素材。
通気性が良いため蒸れにくいので、蒸れによるニキビ予防にも最適です。
2.入浴時はゴシゴシ洗いすぎない
前述の通り、強い力でこするようにお尻を洗うことはニキビには逆効果。
そのためナイロンタオルやボディブラシは、お尻に関わらずニキビができた肌には適しません。
コットン素材のタオルで洗うか、ニキビができている時は素手で洗って刺激が起きないようにしましょう。
またシャンプーやコンディショナー、ボディーソープのすすぎ残しもニキビの原因になりますので、しっかりと洗い流して清潔な状態に保ちましょう。
3.ボディスクラブの習慣と保湿
角質肥厚が起こりやすいお尻には適度な角質ケアがおすすめ。
週に1回程度お気に入りのボディスクラブで不要な角質を取り除くことで、ニキビを予防することができます。
ただし週に2回以上の角質ケアはかえって肌のバリア機能を弱めてしまうので、週1回以下のペースを守りましょう。
ニキビが膿んでいる場合などもスクラブは控えるようにしてくださいね。
また乾燥すると角質肥厚が進んでしまう傾向にあるので、毎日の保湿もしっかりと行うようにしましょう。