生理前は特にニキビができやすい…とお悩みの方は少なくありません。
ホルモンバランスの影響で女性は特に生理前にニキビができやすいもの。
ところがそのホルモンバランスを普段から整えておくことで、生理前ニキビの緩和が期待できるのです。
食べるだけでホルモンバランスを整える効果が期待できる食品とは一体何でしょうか?
「美女ホルモン」に似た効果が得られる大豆製品
女性ホルモンにはエストロゲンとプロゲステロンという、2種類のホルモンがあります。
エストロゲンは生理開始から次の排卵まで、プロゲステロンは排卵から次の生理開始まで優位に分泌されるホルモンのことです。
女性であれば生理が始まってから2週間程度にメイク乗りや肌・髪のツヤがアップしたり、ダイエット効果を感じたことはありませんか?
それは「美女ホルモン」とも呼ばれるエストロゲンの働きによるもの。
身体の中でしか作られないエストロゲンですが、実はエストロゲンの分子構造と非常に良く似ていると注目されている食品があるのです。
それは大豆製品。
大豆製品に含まれる大豆イソフラボンはエストロゲンと良く似た働きをするため、女性ホルモンの乱れを整えてくれる働きが期待できるのです。
大豆製品はニキビの大敵をブロックする働きも
大豆製品に含まれる大豆サポニンには活性酸素を撃退する抗酸化作用があります。
活性酸素とは紫外線やストレス、食品添加物などが原因で身体の細胞を錆びつかせ、ニキビの原因にもなる存在です。
大豆サポニンにはその活性酸素を除去する抗酸化作用があるため、ニキビ予防にも効果が期待できるのです。
ちなみに大豆サポニンは脂肪の吸収を抑える作用もあると言われ、新陳代謝の向上やダイエットにも効果的。
ニキビだけでなく美容、健康効果が高い大豆製品を日々の食事で積極的に摂りましょう。
特におすすめの大豆製品は豆乳
大豆イソフラボンや大豆サポニンなどの栄養素を効率良く摂取するには、大豆製品の中でも特に豆乳がおすすめ。
毎日コップ1杯程度を飲むだけで、女性が1日に摂りたい大豆イソフラボンの量を摂取できると言われています。
そのまま飲んでも、牛乳代わりにコーヒーなどの飲料に混ぜても、料理に使ってもOKです。
女性ホルモンを安定させるためにも、生理前だけではなく普段から食生活に取り入れたいですね。
まとめ
生理前にニキビができやすい方に特におすすめの食品は豆乳ですが、豆乳が苦手な方は豆腐でも厚揚げでも、おからでも納豆でもOK。
ただし大豆製品の摂りすぎにはご注意を。
大豆イソフラボンの摂取の上限は1日で約70g程度だと言われています。
70gと言えば豆乳であればコップ1杯(200ml)、豆腐なら一丁、納豆なら1.5パック程度です。
食べ過ぎには注意しつつも、自分の好みや身体に合ったものを選んで美味しく手軽に取り入れましょう。