ニキビの原因になっているかも…あなたの睡眠の質をチェック
「睡眠不足になるとニキビができやすい」というのはご存知の方も多いのではないでしょうか。
実際に睡眠不足になるとニキビができやすくなるだけでなく、すでにできているニキビも腫れやすく、大きくなりやすいことが分かっています。
ところが毎日、6時間以上は眠っているのになぜかニキビができやすい…という場合には、睡眠の質が低下しているのかもしれません。
まずは簡単なチェックテストで、ご自身の睡眠の質に問題がないか確認してみましょう。
- 午前2時以降まで起きていることがよくある
- ベッドに入る時間が日によって1時間以上前後する
- 寝つくまでに大体30分以上はかかる
- 寝る前に嫌なことを思い出したり、ストレスになることを考えたりして寝付けないことがある
- 夜中に目が覚めることがある
- 毎日の睡眠時間は平均して6時間未満だ
- 寝不足の平日を補うために、休みの日に寝だめすることがある
- 寝る直前までパソコンやスマートフォンを見ている
- 怖い夢や不快な夢が続いたり、夢を見たせいでぐっすりと眠れた気がしないことがある
- 朝はスッキリとした気分で目覚められない
- 6時間以上の睡眠を取ったのに、日中に眠気が襲ってくることがある
いかがでしたか?
2つ以上当てはまると睡眠の質が悪い可能性があり、それがニキビの原因になっている可能性があります。
睡眠の質を良くするために
1.午前0時にはベッドに入る
「午後10時~午前2時はお肌のゴールデンタイム」というのを聞いたことはありませんか?
実際にその時間帯は1日の中で成長ホルモンが最も多く分泌され、その量はおよそ1日の総分泌量の約70%だと言われています。
そして同時にこの時間帯は肌の新陳代謝が最も活性化する時間でもあり、ニキビができにくい肌を作り、できたニキビの修復もしてくれます。
そのため遅くても午前0時にはベッドに入る習慣をつけましょう。
2.寝る前にスマホ、パソコン、テレビを見るのをやめる
スマホやパソコン、テレビなどのデジタル機器のモニターはブルーライトという特殊な光を発生させています。
この光は神経を高ぶらせ、入眠を妨げるので質の良い睡眠のためには邪魔な存在。
そのためベッドに入る1時間前にはこれらのデジタル機器から離れ、身体が眠るための準備を妨げないようにしましょう。
3.電気やテレビをつけたままで眠らない
電気やテレビをつけたまま眠る人がいますが、実は質の良い睡眠を確保するにはNG行為。
これは部屋が明るいことによって身体は「夜の睡眠ではなく、昼寝だ」と認識してしまうためです。
そのため深い睡眠を妨げ、せっかくの睡眠時間に肌の修復や新陳代謝が十分に働かなくなってしまうのです。
また眠る1時間くらい前から部屋を暗めにすることで、睡眠の質を向上させるホルモンのメラトニンが分泌されるという効果もあります。
4.寝だめはNG!毎日6時間以上の睡眠を心がける
ニキビができにくい強い肌を作り、肌を修復してくれる成長ホルモンは体内時計の影響を強く受けています。
ところが眠る時間や起きる時間が日によって1時間以上異なると、体内時計を乱してしまうことが分かっています。
毎日行われるはずの肌の再生が上手くいっていないと、休日にいくら寝ても修復は間に合いません。
また成長ホルモンが分泌され、その後に新しい肌を作るために細胞分裂が起こるトータルの時間は約6時間だと言われています。
そのため最低でも6時間、できれば7時間以上の睡眠時間を確保しましょう。
睡眠の質を高めるためには他にも午後18時以降にはカフェインを摂るのを控える、ベッドに入ってから考え事をしないようにする、眠る前に激しいエクササイズはせず、ストレッチなどを行うなど様々な方法があります。
毎日の睡眠を見直すことが、肌代謝を促進してニキビができにくい肌になる鍵かもしれません。
6時間以上寝ているのにニキビが治らない…という方は、毎日の睡眠に目を向けてみてはいかがでしょうか?