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フェイスラインのニキビ

フェイスラインフェイスラインとは、顔の輪郭(側面)の事を指し、Uゾーンとも呼ばれています。

このフェイスラインにできるニキビは、思春期ニキビではなく、大人ニキビが多発する傾向にあり、治りにくい、再発しやすいといった非常に厄介なもの。

最悪の場合、ニキビ跡として残ってしまう場合もありますので、フェイスラインにニキビが発症し始めたら、早急にケアを行って下さい。

フェイスラインにできるニキビの原因

フェイスラインにできるニキビは、厄介な特徴をもっており、ケアが難しそうと思う方も多いかと思います。

しかし、原因をしっかりと理解した上でケアを行えば、実は改善・予防はそう難しいものではありません。

フェイスラインにできるニキビの原因は、主に以下のものが挙げられます。

1.細菌の侵入

顔の中でも、最も殺菌が侵入しやすく刺激を受けやすいのはフェイスラインです。

例えば、仕事や勉強中のほおづえや、スマートフォンや携帯電話での通話、寝具など、細菌がフェイスラインに感染する原因は多く存在します。

特に、ほおづえは長時間行えば毛穴を塞ぐ要因ともなりますし、手についた様々な細菌がニキビに刺激を与え、炎症を引き起こす要因にも。

もし、癖になってしまっている場合は、ほおづえをしやすい場所に鏡などを置いて、意識できるようにして下さい。

また、スマートフォンや携帯電話などは定期的にウェットティッシュなどで除菌を行う、寝具を1~2日おきに選択するといった対策をする事も、フェイスラインのニキビ改善・予防に効果的です。

2.バリア機能の低下

バリア機能とは、主に「皮脂膜」と「角質層」にそなわっており、その名の通り外部刺激から肌を守ったり、皮膚に含まれる水分の蒸散を防ぐ働きをさします。

フェイスラインの一部である頬は、皮脂膜を構成する「皮脂」の分泌量が少なく、皮膚上部の「角質層」が薄いので、もともとバリア機能が低い部分です。

その為、外部刺激が原因でできるニキビが発症しやすく、皮膚内部の水分が蒸発し、乾燥肌となりやすい部分になりますのでニキビケアには特に注意して下さい。

フェイスラインに、炎症を伴わない初期状態のニキビが発症した場合であれば、食生活や生活週間を改善するだけで、十分な改善・予防が可能ですが、もし炎症を伴う重症化ニキビが発症した場合は、紫外線対策や保湿ケアなどをしっかりと行い、乾燥肌も予防するようにして下さい。

3.ホルモンバランスの乱れ

ホルモンバランスの乱れが原因であるニキビは、顎に発生しやすい傾向にあります。

顎は、皮脂腺の量が多いため、ストレスや食生活の乱れによって男性ホルモンが優位となり皮脂分泌量が増加した場合、最もニキビが集中する部分です。

また、皮脂分泌量を促す女性ホルモンの一つ「黄体ホルモン(プロゲステロン)」の増加もニキビが顎にできる原因に。

黄体ホルモンは、生理前の黄体期(約2週間)に分泌量が増加しますので注意して下さい。

半身浴や睡眠など心身共にしっかりリラックスできる時間を積極的に取り入れることで、自律神経の一つである副交感神経が活発に働き、ホルモンバランスを乱れを解消する事ができます。

フェイスラインニキビのケア方法

フェイスラインにできるニキビの根本的原因は、紫外線や細菌の刺激といった外部刺激によるものも含まれますが、ほとんどは食生活やホルモンバランスの乱れといった内的要因です。

外部刺激によるニキビを防止するスキンケアも大切ですが、内的要因もしっかりと視野にいれてケアを行うようにしましょう。

フェイスラインに発症するニキビの予防・改善方法は以下のものが挙げられます。

1.大豆イソフラボンの摂取

大豆イソフラボンには、女性ホルモンの一つである「エストロゲン(卵胞ホルモン)」とよく似た働きを持っています。

エストロゲンには、皮脂分泌量のコントーロール、バリア機能を構成する「セラミド」や「NMF(天然保湿因子)」の働きを促進させる作用があるので、外部刺激によって発症する頬ニキビ、皮脂の過剰分泌によって発症する顎ニキビの両方に効果的なホルモンです。

大豆イソフラボンも同様の作用をもっている上、ホルモンバランスの乱れを改善するのにも効果的な成分ですので、フェイスライン全体のニキビに悩みを持つ人は、普段の食事に取り入れてみましょう。

2.糖分の摂取を抑える

糖分の過剰摂取は肝臓に大きな負担を与え、その影響は大人ニキビとなって頬に症状がでてしまう傾向があります。

本来、糖分は体内でビタミンB群に分解され、エネルギーとして身体に蓄えられるのですが、摂取量が多すぎると分解しきれなかった糖分が「中性脂肪」として肝臓へ蓄積され肝機能低下へと繋がってしまうのです。

肝臓は毒素を分解する作用がある為、この機能が低下すると、分解しきれなかった多くの毒素が肌へと排出されニキビが発症してしまう原因に。

頬は肌の面積が大きい為、毒素が排出される量も多く、肝機能低下によるニキビが発症しやすいので、頬ニキビが発症しやすい人は糖分の摂取を抑えるようにしましょう。

また、バターや生クリームなどに多く含まれる脂肪分も糖分と同様の理由で肝機能低下を招きニキビを発症させる原因となりますので、こちらも併せて食事の質を見直してみて下さい。