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あぶらとり紙はニキビの原因?

あぶらとり紙あぶらとり紙とは、顔の皮脂などを除去する為に用いる和紙の事を言います。

手軽に携帯する事ができ、外出先でも洗顔せずに余分な皮脂を除去して、顔のテカりを抑える事ができる人気のスキンケア用品です。

ニキビの原因となる皮脂を除去できる訳ですから、ニキビケアとして使用する方も多いかと思いますが、実はあぶらとり紙がニキビの原因になってしまう事も。

いくら顔の皮脂を取れるからといっても、使い方には注意が必要となりますので、その点をしっかりと理解した上で使用するようにしましょう。

あぶらとり紙がニキビの原因になる理由

あぶらとり紙は、皮脂を除去するのに優れたスキンケア用品ですが、決して万能という訳でもありません。

すこし顔がテカったからといって、使用しすぎるとニキビへと繋がってしまう原因に。

では、なぜあぶらとり紙が原因でニキビが発症してしまうのでしょうか?

1.肌が外部刺激を受けやすくなる

皮脂は、外部刺激から肌をまもるバリア機能を持った「皮脂膜」の主成分です。

その為、あぶらとり紙を頻繁に使用していると、皮脂膜の構造を崩してしまい、肌が外部刺激を受けやすくなる為、紫外線や細菌などでニキビが発症しやすくなってしまいます。

また、バリア機能には肌内部の水分が蒸散してしまうのを防ぐ働きもありますので、あぶらとり紙の使いすぎは、乾燥肌の原因になってしまう事も。

特に、皮脂の分泌量がそもそも少ない頬やアゴの部分にあぶらとり紙を使用する場合は注意して下さい。

2.オイリードライになりやすい

オイリードライとは、肌表面は皮脂が多くテカテカとしているのに、内部は水分が不足し乾燥状態となっている状態の肌を指します。

あぶらとり紙は、皮脂をとりすぎてしまう為、それが原因で引きおこる乾燥を抑える為に、身体は多くの皮脂を分泌し、不足した皮脂を補う働きをします。

しかし、以上の働きが原因で肌は脂性化する為、さらにそれを除去しようとあぶらとり紙を使ってしまうと、さらに身体は皮脂を分泌します。

このような悪循環が原因で、肌内部の乾燥と、皮脂の過剰分泌が進むため、最終的には肌がインナードライの状態に。

インナードライは皮脂が毛穴に詰まりやすく、古い角質も残りやすい為、ニキビができやすい状態の肌です。

その為、インナードライを防ぐ為にも、あぶらとり紙で皮脂を除去したら、なるべく保湿ケアも行ってあげるようにしましょう。

あぶらとり紙はニキビ予防にならない?

ホルモンバランスの乱れといった事が要因で、皮脂が過剰分泌してしまい脂性肌となってしまっている方は、余分な皮脂をこまめにあぶらとり紙で除去してあげる事で、毛穴詰まりを防ぎ、ニキビ予防につなげる事が可能です。

しかし、様々な成分が含まれている洗顔やクレンジングとは違い、あぶらとり紙には皮脂の分泌量をコントロールする事は出来ません。

その為、あぶらとり紙を用いたニキビケアを行うのであれば、外出先では余分な皮脂を除去しつつ、自宅では皮脂分泌量を抑えるケアをしっかりと行うといった方法を実施してみましょう。

また、余分な皮脂を落した後は化粧水などの浸透性もよくなりますので、あぶらとり紙を使用した後にスキンケアを行うといった方法もニキビケアには有効です。

あぶらとり紙の正しい使用方法

あぶらとり紙は、多くの皮脂を吸収してしまう為、1日に使用する限度は2~3回程度に抑えておくようにしましょう。

使用後は、インナードライを予防する為にも化粧水などで保湿ケアを行い、ニキビの発症を予防する必要があります。

その為、外出先で使用する場合などは、皮脂を除去した後に化粧水をしみ込ませたコットンで肌を保湿し、乾燥肌を予防するようにして下さい。

以上の方法で、皮脂の過剰分泌で発症するニキビ予防と同時に、乾燥肌の予防を行う事が可能です。

また、あぶらとり紙は顔全体に使用するのではなく、特に皮脂の分泌が多くテカりが発生している部分だけに使用しましょう。

お尻ニキビについて

216327お尻は様々な外部刺激を受けやすく、実はニキビが発症しやすい部分です。

また、額や鼻、胸ほどではありませんが、皮脂の分泌量も多く、ニキビの原因であるアクネ菌が繁殖しやすい部分でもあります。

特に人の目が触れるような部分でもないのですが、ニキビが発症してしまうと、椅子に座る度に痛みを感じたり、そのたびに加わる圧迫刺激が原因でニキビが潰れ、跡として残ってしまう場合も。

お尻に発症するニキビは、悪化するスピードも速く、すぐに炎症を伴った赤ニキビとなってしまいますので、早めのうちにニキビケアを行うようにしましょう。

お尻ニキビが発症する原因

お尻ニキビの原因は、皮脂の過剰分泌も含まれますが、主なものは外部刺激となります。

紫外線や細菌といった顔に受けやすい刺激とは異なる外部刺激となりますので、お尻ニキビにあった刺激対策を行うようにしましょう。

お尻にニキビが発症してしまう原因は、以下のものが挙げられます。

1.圧迫刺激

座っている間、上半身の体重は腰とお尻で支えている為、それがお尻の皮膚を圧迫し、角質が分厚く硬くなってしまいます。

角質が厚く、硬い状態になると普段開いている毛穴が塞がってしまい、内部でアクネ菌が増殖しニキビの原因へと繋がるのです。

基本的にお尻は脂肪分が多いため、実際に手で触れても角質が硬くなっている感じはしませんが、実は肌表面が分厚く硬くなってしまっている事も。

また、圧迫刺激はニキビを発症させるだけではなく、悪化させる原因ともなりますので、なるべく硬い椅子などに長時間座るのは避けるようにしましょう。

2.摩擦

ズボンや下着を着脱する際に生じる摩擦は、圧迫刺激と同様に角質を硬くしたり、ニキビそのものに傷を付け、悪化を早める原因になります。

特に化学繊維の素材でできた衣類は硬く、肌に与える摩擦が生じやすい為、ニキビ肌にはあまり適していません。

その為、既にお尻ニキビが発症している方はなるべく天然組織の素材が使用された下着などを使用するようにしましょう。

また、着脱する際も、お尻に生じる摩擦を抑えるように意識して行うようにして下さい。

3.蒸れ

お尻は、下着は衣服で覆われているため汗が溜まりやすく、蒸れやすい傾向にあります。

汗は体内の老廃物や毒素、肌表面の細菌などを吸収している為、長時間肌に密着すると汗が吸収した老廃物などが肌に刺激を与え、ニキビを発症させてしまう場合があります。

その上、椅子などに座っていると、お尻の肌と汗の密着面積も広がる為、更にニキビを発症・悪化させる要因に。

お尻に付着した汗を、そう何度も拭き取る事はできませんので、なるべく通気性がよく、汗の吸収性が高い天然繊維の下着を着用し、蒸れによる刺激を最低限抑える対策を行うようにしましょう。

お尻ニキビの対策方法

お尻ニキビを悪化させる原因として挙げられる圧迫刺激や摩擦などは、完璧に対策することは非常に困難でので、一度ニキビが出来てしまった場合、個人のケアで改善するのはそう簡単なものではありません。

その為、まず優先すべきは改善のケアよりも予防するケアが重要となります。

お尻ニキビを予防するケアは以下のようなものが挙げられます。

1.角質ケア

お尻は様々な外部刺激によって角質が厚く硬い状態になりやすい部分です。

その為、厚く硬い角質を改善する為に古い角質を定期的に除去するケア方法がお勧めです。

また、古い角質を除去する事で角質層を正常な状態へと回復させ、ターンオーバを整える事ができますので、健康な皮膚を保つケアとしても有効です。

しかし、角質ケアの行いすぎは、肌に必要な分の角質も除去してしまう恐れがありますので、実施頻度は週に1回程度を目安にしましょう。

2.保湿ケア

蒸れが原因で老廃物などが付着しやすいお尻は、なるべく清潔に保ちつつ、保湿する事が大切です。

肌は乾燥してしまうと、摩擦などの刺激を受けやすい状態になる上に、水分を含まない硬い角質を排出しやすくなってしまうので、注意して下さい。

水分不足は、お尻にニキビを繰り返し発症させる原因ともなります。

その為、入浴後や角質ケアを行ったあとは、お尻もしっかりと保湿ケアを行ってあげるようにしましょう。

3.食事の質や生活習慣を整える

お尻ニキビも顔のニキビと同様、偏食による栄誉不足や、生活習慣の乱れによるホルモンバランスの乱れが原因でニキビを発症します。

その為、普段の食事や生活習慣にもしっかりと目を向ける事でお尻ニキビの予防・改善に繋げる事ができます。

食事に関しては、皮脂の分泌量を調整する働きを持つビタミンB2、タンパク質を分解・合成し肌の新陳代謝を向上するビタミンB6などを取り入れるようにしましょう。

また、お尻にニキビが発症してしまっている方は、炎症を抑える作用や、ターンオーバーを整える作用をもつビタミンCも取り入れるようにして下さい。

生活習慣に関しては、なるべく自律神経の働きを正常に保つ為、入浴や運動などでストレスを発散し、しっかりと睡眠をとるようにしましょう。

スクラブ洗顔とは

389127スクラブ洗顔とは、種子や樹脂などの粒子を加えた洗顔料で行う洗顔を指し、ザラザラとした肌触りが特徴です。

細かい粒子が肌を研磨する事で、通常の洗顔よりも多くの汚れを落とせる為、洗顔後はさっぱりとした心地よい爽快感があり、夏などに使用する方も多いようです。

しかし、肌を研磨する訳ですから多少なりとも刺激があるので、使い方によってはニキビを発症させてしまう事も。

使い方を間違えると、肌トラブルの原因ともなってしまいますので、しっかりと正しい方法を理解してスクラブ洗顔を行うようにしましょう。

スクラブ洗顔のメリット

スクラブ洗顔は刺激が強すぎる為、使用しない方が良いといった意見もありますが、実は正しい方法で使用すれば、ニキビの予防・改善効果が期待できるスキンケア方法です。

では、スクラブ洗顔にはどのようなメリットがあるのでしょうか?

1.余分な皮脂や角質を除去しやすい

スクラブ洗顔料には研磨作用がある為、通常の洗顔料を使用するよりも不要な皮脂や角質を落とす事が可能です。

その為、ホルモンバランスの乱れなどによって過剰分泌する皮脂や、肌から正常に排出されずに残ってしまった角質などが原因で発症するニキビの予防に効果的です。

また、皮脂や角質だけでなく、細菌や汚れといったニキビの原因となり得るものもしっかりと洗い流す事も。

皮脂の過剰分泌が原因で脂性肌となってしまった方や、外出が多く、細菌は汚れが顔に付着しやすいという方には効果的な洗顔方法です。

2.洗顔後の化粧水や美容液が浸透しやすい

余分な皮脂や角質、汚れが落ちた肌は、洗顔後に使用する化粧水などが浸透しやすく、皮膚内部に美容効果のある栄養素をしっかりと届ける事ができます。

その為、スクラブ洗顔でしっかりと汚れを落とした後は、化粧水の浸透性も良く、効果も通常の洗顔後に行うものよりも高いと言えます。

肌に栄養素をしっかりと与える事で、新陳代謝の向上、バリア機能の向上、保湿といった様々なニキビの予防効果が得られる為、スクラブ洗顔を行ったあとは、必ずスキンケアを行うようにしましょう。

スクラブ洗顔のデメリット

スクラブ洗顔には粒子による研磨作用がある為、少なからず肌には負担が掛かってしまいます。

その為、高い頻度でスクラブ洗顔を行ってしまうと、様々な肌トラブルの原因になってしまう場合も。

スクラブ洗顔が肌に及ぼすデメリットは、以下のようなものが挙げられます。

1.バリア機能の低下

スクラブ洗顔は、皮脂や角質を落としやすい効果がありますが、あまり長い時間行うと、肌に必要な分まで落としてしまいます。

皮脂や角質は、外部刺激から肌を守る「バリア機能」を構築する成分でもありますので、落とし過ぎは禁物です。

バリア機能が低下した肌は、雑菌や紫外線といった外部刺激に反応しやすく、ニキビの発症・悪化しやすい「敏感肌」に。

また、バリア機能は肌内部の水分が外部へ蒸散してしまうのを防ぐ働きもある為、皮脂や角質の不足は乾燥肌へと繋がり、ニキビが発症しやすい肌質となってしまいますので、スクラブ洗顔の実施頻度には注意しましょう。

2.粒子が毛穴に残る

スクラブ入り洗顔料に含まれている粒子は、毛穴内部の汚れまで落としてくれる効果を持ちますが、その反面、毛穴内部に粒子が残り、それが原因で毛穴詰まりを起こしてしまう場合があります。

粒子が毛穴につまってしまうと、皮脂が正常に排出されなくなってしまう為、それが原因でニキビへと繋がってしまう事も。

その為、スクラブ洗顔を行う場合は、以上のデメリットを考慮した上で、粒子が小さいものを選ぶようにして下さい。

粒子の小さいもので行うスクラブ洗顔は、毛穴詰まり以外にも、肌への刺激を最小限に抑える事ができますので、ニキビケアにはお勧めです。

ニキビに効果的なスクラブ洗顔の方法

スクラブ洗顔は肌に刺激を与えやすい為、通常の洗顔よりもしっかりと泡立てを行い、やさしく実施する事が重要です。

洗顔を行う前は、30~35度のぬるま湯で、軽く肌になじませ湿気を与えるようにしましょう。

肌に湿気を与える事で、毛穴が開き、内部の汚れや細菌、余分な皮脂などを洗い長しやすくなります。

実際に洗顔を行う際は、肌に擦りつけるように洗顔料を馴染ませるのではなく、肌の上で泡を転がすような感覚で肌に馴染ませ、粒子の刺激をできるだけ抑えるようにして下さい。

洗顔後は、粒子が毛穴に詰まらないようにしっかりとすすぎを行い、タオルで擦らないように拭き取ったら、化粧水などで保湿をメインとしてスキンケアを行うようにしましょう。

スクラブ洗顔を行う頻度は、週に1~2回程度が適度な回数です。

最低限の刺激で、しっかりとスクラブ洗顔を行えば、しっかりとニキビの予防・改善に繋げる事が可能となりますが、肌の汚れを落としたいあまり、ゴシゴシと擦るようにスクラブ洗顔を行うと、逆にニキビは発症・悪化へと向かいますので、十分に注意しましょう。

秋もニキビに注意

370429多くの紫外線が降り注ぐ夏が終わり、湿度も高すぎる訳でもなければ低すぎる訳でもない秋は、これといってニキビ悪化の要因が見当たらない季節です。

その為、どういったニキビケアを行えばよいか分からない、または怠ってしまいがちな季節でもあります。

しかし、秋という季節はニキビが発症する原因が多く存在する季節です。

秋でも、肌に与える悪影響をしっかりと理解し、しっかりとニキビケアを行うようにしましょう。

秋にできるニキビの原因

秋はニキビの要因が少ないと思われがちですが、実は夏や冬、春がニキビを発症させる要因をすべて含んだ季節です。

その為、秋は総合的なニキビケアを行う必要があります。

秋にスキンケアを怠ってしまえば、もちろん二キビは発生しますし、その状態で大人ニキビが発症・悪化しやすい冬を迎える事となってしまいますので、十分に注意して下さい。

秋がニキビを発症・悪化させる要因は以下のものが挙げられます。

1.花粉

花粉といえば、スギやヒノキの花粉が多く飛散する春のイメージが強いですが、秋でもブタクサやカナムグラといった花粉が多く飛散しています。

花粉のアレルギー症状は、目や鼻などの粘膜に発症するものだと思われがちですが、実は肌にもアレルギー反応が現れる事もあり、ニキビを発症・悪化させる場合も。

特に、夏の紫外線などが原因で、秋の段階でも乾燥肌を改善できていない方は、細菌や外部刺激から肌を守るバリア機能が低下している状態ですので、花粉の影響を受けやすい状態です。

花粉も肌にとっては刺激物となりますので、アレルギー症状が出た事がないという人でも、バリア機能を低下させる原因となる紫外線やストレス、食生活などには注意して下さい。

また、アレルギー体質の方であれば十分な花粉対策が必要です。

2.紫外線

紫外線量が1年で最も多くなるのは、初夏から8月にかけてなのですが、秋も肌に影響を及ぼす量の紫外線が降り注いでおり、ニキビが発症・悪化する可能性があります。

紫外線による外部刺激は、肌のバリア機能を大幅に低下させ、乾燥肌や敏感肌といった肌トラブルの原因に。

また、夏に受けた紫外線の影響で、秋は比較的にバリア機能が既に低下している時期でもありますので、十分な紫外線対策を行い、ニキビの発症・悪化を防ぐ事が大切です。

3.乾燥

秋の終わりが近づく9月末から立冬の前日までにかけて、徐々に湿度はさがり、肌が乾燥しやすい環境となってしまいます。

湿度の低い環境は、角質層を保湿する働きをもつNMF(天然保湿因子)の機能を低下させてしまします。

その為、角質層の水分保持能力も低下してしまい、大人ニキビが発症・悪化しやすい乾燥肌に。

しかし、秋の湿度は真冬と比較すれば、かなり低いという訳でもありませんので、夏場にしっかりと紫外線対策を行っておけば、秋に乾燥肌となってしまう可能性は極めて低いと言えます。

夏の紫外線が影響して、乾燥肌に近い状態になっている方は、しっかりと保湿ケアを行い、秋の乾燥に備えましょう。

秋にできるニキビの対策

秋は、春の花粉や夏の紫外線、冬の乾燥といった各季節のニキビ発症要因が全て揃っている季節ですが、どの要因もニキビに及ぶ悪影響がそれほど強くないというのが特徴です。

しかし、だからといって秋にニキビケアを怠ると様々な肌トラブルを引き起こす事も。

また、秋に肌の状態を改善しなければ、皮膚が弱った状態で乾燥が気になる冬にシフトする事となりますので、その前にしっかりとニキビケアを行いましょう。

秋の発症するニキビの改善・予防方法は以下のものが挙げられます。

1.保湿ケア

夏の強い紫外線で肌が乾燥、またはそれに近い状態となっている可能性が高い秋こそ、十分な保湿ケアを行い、冬の乾燥肌に備える必要があります。

保湿ケアに使用する化粧水やローションは、水分を蒸発させやすいアルコール成分を避け、セラミドやヒアルロン酸といった保湿成分が配合されたものを使うようにしましょう。

また、既にニキビが発症しているという方は、ニキビ用のものを使うと、ニキビの改善と共に、肌の保湿力を保ちながら健康な状態を維持する事ができます。

2.角質ケア

冬に近づくにつれて湿度が低くなる秋は、肌が乾燥しやすく、角質層に存在する保湿成分であるセラミドが減りやすい時期です。

角質層からセラミドが不足すると、水分量が少なく硬い角質が肌表面に溜まってしまい、肌に角栓ができやすい状態に。

その為、定期的に肌表面の古い角質層を落とす、角質ケアが必要となります。

角質ケアは、古い角質を落とすだけではなく、肥厚化した角質を正常に戻す事でターンオーバーの周期を整え、ニキビが発症しにくい肌を作り挙げる事が可能です。

しかし、あまり角質ケアを行いすぎると、肌に必要な分の角質までおち、逆に肌が乾燥しやすい状態になってしまいますので、注意して下さい。

個人で行う角質ケアは、市販のピーリングコスメを使用したり、酵素洗顔を行うといった方法が挙げられます。

脂性肌(オイリー肌)とは

453737脂性肌とは、なんらかの原因で皮脂の分泌が過剰化してしまい、ベタつきや、テカりがある状態の肌を指します。

乾燥肌とは違い肌の変化がでやすい肌質の為、自分は脂性肌だと自覚しやすいのも1つの特徴です。

ニキビなどの肌トラブルが悪化しやすく、最悪の場合はニキビ跡が残ってしまう可能性もありますので、脂性肌かもしれないと感じた時点でしっかりとケアを始めましょう。

脂性肌の原因

皮脂腺は様々な要因によって皮脂分泌が活発化します。

思春期の場合は、成長に伴って分泌量が増える「男性ホルモン」が皮脂腺を刺激することで、一時的に皮脂の分泌量が活発化する事が主な要因に。

しかし、大人の脂性肌には共通した原因がない為、皮脂分泌量を過剰化させている原因をしっかりと考えて対処していく必要があります。

では、いったい脂性肌になってしまう原因はどのようなものが考えられるのでしょうか?

1.肌の乾燥

一見、乾燥とは無縁のようにも感じる脂性肌ですが、実は乾燥と深い関わりがあります。

紫外線や湿度の低い環境などが原因で角質層の水分が不足しバリア機能が低下すると、皮膚はそれを回復させようと多くの皮脂を分泌します。

以上の事が要因で皮脂の分泌量が増すと、肌表面はテカテカしているのに肌内部は乾燥しているという「インナードライ」の原因に。

インナードライは脂性肌なのですが、根本的な原因は乾燥となりますので、乾燥肌になりやすい夏や冬に皮脂分泌量が増加し始めたら、皮脂を落とす洗顔やクレンジングの頻度を落とし、保湿ケアを行うようにしましょう。

2.偏った食事

人の肌は、普段身体に取り入れる食材の栄養素によって正常な状態を保っています。

その為、皮脂の分泌量をコントロールする為のビタミン不足や、皮脂の分泌量を促進する食材を過剰に摂取すると脂性肌の原因となります。

特に、皮脂の主成分ともなる砂糖、果糖、アルコール、動物性脂肪などを含む食品には注意して下さい。

その他にも血糖値を急上昇させる食品「高GI食品」は、皮脂腺を刺激するホルモンの一つである「インスリン」の分泌量を高める原因に。

主に高GI食品は砂糖を多く含むお菓子やジャガイモ、精白米、パン、麺類などが挙げられます。

3.ホルモンバランスの乱れ

皮脂の分泌を過剰化させるホルモンは、男性ホルモンと黄体ホルモンの2つに分ける事ができ、どちらかが優位になってホルモンバランスが乱れると、脂性肌になってしまう場合があります。

男性ホルモンが優位になってしまう原因は、主に慢性的なストレスが引き起こす交感神経の活発化です。

交感神経が分泌する抗ストレスホルモン「コレチゾール」は、男性ホルモンを刺激する作用があり、これが原因で男性ホルモンが過剰に分泌するので、定期的にしっかりとリフレッシュできる時間を設けるようにしましょう。

黄体ホルモンに関しては、生理の2週間程前になると自然に分泌量が増えてしまう為、個人のケアで分泌量を抑える事はできません。

その為、生理前は生活習慣や食事の質を整え、皮脂分泌を過剰化させるほかの原因の対策をしっかり行うようにしましょう。

 脂性肌のケア

脂性肌の原因は思春期の場合、主に一時的なホルモンバランスの乱れな為、自然と改善されます。

しかし、大人の場合は脂性肌となってしまう原因が様々な為、自分にあったケアを行わなければいけません。

ただ皮脂分泌量が多いからといって洗顔やクレンジングの回数を多くするといったケアを行うと、ニキビを悪化させる原因になってしまいます。

脂性肌になった場合は、まず原因となりえるものをしっかりと見極めてからケアを行うようにしましょう。

脂性肌のケア方法は以下のものが挙げられます。

1.保湿ケア

脂性肌といっても肌内部が乾燥している可能性は決して低くありません。

特に皮脂腺が少なく乾燥しやすいUゾーンは、例え脂性肌になっても肌内部が乾燥してしまっている場合が多いので、肌に必要な分だけの皮脂を残しつつ保湿ケアを実施する必要があります。

脂性肌の保湿ケアは、水分を蒸発させやすいアルコールを含むものは避け、保湿に効果的なセラミドやヒアルロン酸が配合されたスキンケア用品を使用するようにしましょう。

また、脂性肌といっても頻度の高い洗顔・クレンジングは不要です。

過度なスキンケアは、肌に必要な皮脂を落とすだけではなく、角質層の構造を崩しバリア機能を低下させてしまう原因ともなりますので、注意して下さい。

2.ビタミンB2・B6の摂取

過剰化した皮脂の分泌を抑えるのに効果的な栄養素はビタミンB2・B6です。

ビタミンB2には脂質の代謝を調整し、過剰に分泌された皮脂を正常な状態に抑える働きを持っており、ビタミンB6には肌の新陳代謝を促す作用がある為、正常ではない肌質を健康な肌へと改善する働きを持っています。

ビタミンB2は、レバー、焼きのり、ウナギ、卵などに多く含まれており、ビタミンB6はマグロ、カツオ、鶏ひき肉、いわしなどに多く含まれています。

脂性肌が原因のニキビに悩む方は、普段の食事にビタミンB2・B6が含まれた食材を取り入れ、なるべく糖分の多いお菓子などは避けるようにしましょう。

 

生理前のニキビ

481940生理になるたびに発症するニキビに悩まされている方は多いのではないでしょうか?

生理だけでも憂鬱なのに、その度にニキビまで発症してしまうと、ついケアを怠ってしまいがちです。

いつもの事と諦めてしまっている人もいるかと思いますが、こういった生理前のニキビは、しっかりと対策を行えば、未然に防ぐ事も可能です。

自然に消えるからと油断していると、どんどん肌の免疫力が下がってしまい、ニキビが発症しやすい肌になってしまう場合もありますので、しっかりと対策を立てましょう。

生理前ニキビの原因

生理前にニキビが発症してしまう主な原因は、ホルモンバランスの乱れによって過剰分泌する皮脂です。

女性ホルモンには、プロゲステロン(黄体ホルモン)とエストロゲン(卵胞ホルモン)の2種類があり、生理の2週間ぐらい前になるとプロゲステロンの分泌量が活発化します。

プロゲステロンは女性が妊娠するにあたって欠かせないホルモンとなるのですが、その反面、皮脂の分泌量を促進させる作用をもち、それが要因で毛穴詰まりが起こり、ニキビが発症してしまうのです。

プロゲステロンの分泌量が増える時期は、排卵から生理までの10~12日間ほどとなりますので、それ以外の期間にプロゲステロンが過剰分泌するという事はありません。

生理前ニキビを予防、改善するのであれな、プロゲステロンが過剰分泌する排卵日前からしっかりとケアを行うようにしましょう。

エストロゲンはニキビに効果的なホルモン

エストロゲン(卵胞ホルモン)は、プロゲステロンの分泌量が低下する生理開始から排卵前までの期間に多く分泌されるホルモンとなります。

皮脂分泌量の抑止、バリア機能を構造するセラミドや天然保湿因子の働きを促し、ニキビができづらい、改善しやすい健康な肌を作り出してくれる働きがあるホルモンであり、美容効果を多数持つことから「美のホルモン」とも呼ばれています。

しかし、エストロゲンはプロゲステロンが活発化する生理前に減少してしまう傾向にあり、ホルモンバランスも乱れやすくなってしまいます。

また、食生活の乱れや睡眠不足、ストレスといった内的要因が原因で、ホルモンバランスが崩れるとエストロゲンの働きが低下し、生理前にニキビが発症しやすくなり、生理を過ぎても改善されない場合がありますので、十分に注意して下さい。

生理前のニキビを予防するのであれば、まず生活週間を見直したうえで、足りなくなってしまいがちなエストロゲンを補うようにしましょう。

エストロゲンを増やす成分

生活習慣の乱れが改善しにくい夜勤の仕事などが原因でホルモンバランスが乱れてしまっている方は、生理前のニキビに備えて、エストロゲンを含む、または働きを促進させる栄養素を含む食材を、定期的に摂取すると良いでしょう。

しかし、食事にエストロゲンを配合した食材を取り入れるだけでは、生理前のニキビをしっかり予防しきれない場合もありますので、定期的にストレスを発散し、ホルモンバランスを整えるようにして下さい。

エストロゲンを含む、または働きを促進する栄養素は以下のようなものが挙げられます。

1.イソフラボン

イソフラボンとは、納豆、豆腐、味噌など大豆由来の食材に多く含まれている栄養素です。

その働きはエストロゲンと非常に酷似している為、黄体ホルモンが過剰分泌してしまう生理前でも、イソフラボンを摂取することでホルモンバランスが整い、ニキビの発症を予防する事が可能であり、それ以外にもエストロゲンの分泌量が多すぎると、それを抑える「抗エストロゲン作用」という働きもあります。

生理前ニキビ以外の肌トラブルにも効果的ですので、ニキビ肌に悩んでいる方は積極的に摂取しましょう。

なお、イソフラボンの1日あたりの目安摂取量は40~50mg、食材で補う場合は豆腐半丁(150g)、納豆1パック(60g)が適量です。

また、大豆アレルギーを持っている方は、大豆由来のイソフラボンを摂取するとアレルギー反応が起こり、ホルモンバランスに悪影響を及ぼしたり、肌に炎症を発症させてしまう場合がありますので、注意して下さい。

2.ビタミンE

ビタミンEは、モロヘイヤ、かぼちゃ、アボカドなどの食材に多く含まれているおり、エストロゲンを分泌する卵巣のエネルギーとなる栄養素です。

その為、ビタミンEがが不足してしまうと、エストロゲンが正常に分泌されにくくなってしまい、生理前のニキビが発症しやすくなってしまいます。

ビタミンE不足は生理前ニキビにだけ悪影響を及ぼすという訳ではありませんので、日ごろから食事にビタミンEを含む食材を取り入れるようにしましょう。

ビタミンEは様々な食材に含まれている為、バランスの良い食生活を送っていれば不足してしまうという事はありませんが、肉中心、または野菜の少ない食生活が継続的に行われれば、不足してしまう場合がありますので、注意して下さい。

混合肌について

混合混合肌とは、顔の部分によってタイプが異なる肌のことを言います。

例えば、「額はヌルヌルするのに、顎はカサカサと乾燥している」「鼻だけ脂浮きがすごい」といった肌の部分によって乾燥していたり、皮脂が過剰分泌しているような肌です。

額が脂性肌で顎が乾燥肌というもの以外にも、一部だけは乾燥肌、その他は健康な普通肌といった組み合わせでも「混合肌」と呼ばれます。

その為、混合肌の場合は、部分によってはニキビなどの肌トラブルが発症する要因が異なり、ケア方法も臨機応変に行わなければなりません。

特にTゾーンとUゾーンでは肌のタイプが異なりやすいので、しっかりと自分の肌質を確かめてからケアを実施するようにしましょう。

実はほとんどの人が混合肌

顔の全体が乾燥している、もしくは脂っこくなっているという事は実は稀な現象で、大抵の場合はフェイスラインだけが乾燥している、もしくは額や鼻の部分だけが脂っこくなっているという場合がほとんどです。

その為、額が脂っこいから「脂性肌」、顎がカサカサしているから「乾燥肌」と決めつけてケアを行ってしまうと、顔の一部に誤った処置が及び、ニキビが発症・悪化してしまう原因に。

顔の部分によって、ケアを変えなければならないのは多少面倒に感じますが、自分の肌が混合肌である可能性もしっかりと考えた上で、ケアを実施するのが重要です。

また、脂性肌になりやすい部分や、乾燥肌になりやすい部分もしっかりと理解しておけば、今後のニキビ発症を防ぐケアを行う事ができます。

1.Tゾーンは脂性肌になりやすい。

Tゾーンとは、鼻や額、こめかみ周りを指し、皮脂腺が多く脂性肌になりやすい部分です。

特に額は紫外線による刺激を受けやすい為、その刺激がら肌を守る為に皮脂の分泌も活発化し、それが原因で毛穴詰まりを起こしてニキビが発症してしまう事も。

対策としては、通常の脂性肌と同様に洗顔・クレンジングなどが挙げられますが、混合肌の場合は「乾燥肌」の部分が潜んでいる場合もあるので、顔全体にケアを施すのではなく、皮脂が過剰に分泌した部分にのみ適切なケアを行う事が大切です。

また、額は皮脂が過剰分泌してテカっているのに皮膚内部は水分が不足している「インナードライ」が発症してしまう事もあります。

これは、紫外線や摩擦といった外部刺激によってバリア機能が低下し、それが原因で乾燥状態となってしまった肌を守る為に、皮脂が過剰分泌されてしまう事が要因で発症する肌トラブルであり、実は脂性肌に悩む方々のほとんどがインナードライです。

外部刺激に弱い上、毛穴詰まりを起こしやすい肌ですので早急にケアを行うようにしましょう。

2.Uゾーンは乾燥肌になりやすい。

頬や顎といったフェイスラインを指すUゾーンは、皮脂腺が少ない為、バリア機能を持つ皮脂膜が薄く、外部からの刺激を受けやすい部分です。

また、ストレスやホルモンバランスの乱れ、腸内環境が乱れる事によって引きおこるビタミン不足などが要因で、肌の新陳代謝がうまく機能しなくなり、Uゾーンのバリア機能が低下してまう事でニキビが発症・悪化してしまいます。

その為、Uゾーンが乾燥している状態の混合肌になってしまった方は、まずスキンケアを行うよりも、生活習慣を見直すようにしましょう。

それと合わせて、乾燥した肌を改善するセラミド、ヒアルロン酸、天然保湿因子などを含んだスキンケア用品で保湿ケアを行いつつ、皮脂の量が不足したUゾーンのみに油分を補ってあげる事が重要です。

Uゾーンはそもそもバリア機能が弱い部分でもありますので、普通肌の方が突然混合肌になってしまうという可能性も少なくありませんので、普段から肌の保湿を補うケアをしっかりと行うようにしましょう。

混合肌を改善するには?

一見、乾燥肌と脂性肌はまったくの別物なのですが、両方とも根本的な原因は皮膚の乾燥である事がほとんどです。

肌が紫外線や雑菌、摩擦といった外部刺激が原因でバリア機能が低下し、皮膚の水分が蒸散し始めると、Tゾーンはそれを守る為に皮脂を過剰に分泌し、Uゾーンは皮脂栓が少ない為、そのまま乾燥してしまいます。

以上の事が要因で、顔の部分で肌質が変わり、混合肌に。

その為、混合肌は基本的に皮膚の水分を通常の状態に戻す保湿ケアを行い、バリア機能を向上させる事が重要となります。

しかし、ただ単に保湿ケアを行えば混合肌が改善するという訳ではありません。

そもそも皮脂の分泌量が少なく、乾燥が悪化しやすいUゾーンには普段使用している乳液やオイルを重ね付けして油分を補うケアや、保湿成分が配合されたスキンケア用品を使用するといった対策を行いましょう。

また、逆に皮脂が多いTゾーンは油分が少ないスキンケア用品を使用する、定期的にタオルなどで軽く押さえ、余分な皮脂を除去するといった肌質が異なる部位ごとに臨機応変なケアを行うことが混合肌改善への近道となります。

重曹でニキビケアができる?

492897ホットケーキなどの材料から油汚れを落とす為に使われる清掃用品まで、様々な使用用途がある重曹ですが、実はニキビを改善するのにも効果がある事をご存知でしょうか。

ネット上では「毛穴の黒ずみがなくなった」「角栓が落ちた」「ニキビが改善できた」など、良い評判が多数挙げられています。

しかし、その反面「本当に大丈夫なの?」と疑問を抱くひともいるかと思います。

ただ肌に良いから使用するのではなく、重曹にはどのような効果があるのか、またどのような方法で使用すれば良いのかをしっかりと理解した上で、ニキビケアを行うようにしましょう。

重曹がニキビに効く理由

重曹は水に溶かすと弱アルカリ性を示し、それを使用する事で頑固な汚れや古い角質の除去に効果を発揮してくれます。

人の肌表面は普段、弱酸性で保たれている為、弱アルカリ性で洗顔などを行う事で角質層の細胞の繋がりが分解される中和反応が起こり、肌に付着した古い角質層が剥がれやすくなります。

古い角質が落ちると同時に雑菌やほこりなどの肌汚れが落ちる為、それらの影響によって発症・悪化するニキビを重曹で改善する事が可能に。

また、肌はアルカリに偏っても30~40分程度で元の弱酸性にもどる「アルカリ中和能」と呼ばれる作用がありますので、弱アルカリ性である重曹で洗顔などを行っても、肌が長期間アルカリ性に偏って肌トラブルが起こるといった事はありません。

重曹ニキビケアの方法

重曹がニキビに効果的と言われても、どのようにケアを行えばよいのか疑問を抱く人は多いかと思います。

重曹は肌専用の材料ではない為、使用する分量や使用方法そのものを誤ってしまうと逆にニキビを悪化させてしまう可能性も決して低くはありません。

では、一体どのような方法で重曹を用いたニキビケアを行えばよいのでしょうか?

1.洗顔料に混ぜて使う

重曹を用いたケアの中でも簡単かつ手軽にできるものが「洗顔」です。

普段使用している洗顔料に、小さじ一杯(約5g)程度の重曹を混ぜ、よく泡立つようにようにして下さい。

重曹は泡立ちにくい特徴がありますので、よく泡立てないと洗顔料の内部で一か所に偏ってしまい十分な効果を発揮しません。

しっかりと泡立てる事が重要となりますので、泡立てネットなどを使用すると良いでしょう。

重曹の弱アルカリ性は肌に低刺激とは言えど、毎日行ってしまうと皮膚に必要な分の角質や皮脂などを落としてしまい、バリア機能が低下してしまう恐れがありますので、2日に1回程度に抑えるようにして下さい。

また、重曹の粒子はスクラブと同様の効果がありますが、肌への摩擦が強く、ニキビを悪化させてしまう事がありますので、実施する際は顔を優しく撫でるように行うと肌への刺激も少なく、効果的です。

2.パックとして使う

重曹パックは、時間をおいて肌に付着させる事で頑固な黒ずみや角栓を解消し、ニキビを予防する効果が期待できるケア方法です。

水小さじ一杯と重曹大さじ一杯を少しずつ加えながら混ぜ、なめらかなペースト状にしたものを顔から垂れない程度で、全体または気になる部分に塗り、10分程度パックして下さい。

重曹パックを実施する前は、30~35度のぬるま湯で、一度顔をすすぐとパックが肌に付着しやすくなります。

重曹パックを実施した後は、顔に残らないようにしっかりと洗い流すようにしましょう。

重曹パックは洗顔の時とくらべ、肌への刺激が少し強いので、実施頻度は週に1~2回として下さい。

3.入浴剤として使う

重曹を入浴剤として使用する事で、普段ケアを行いにくい背中ニキビやお尻ニキビに重曹のピーリング効果が行きわたり、予防・改善する事ができます。

お湯の量にもよりますが、重曹の量は大体10~50g(大さじ2~3杯)が適量となります。

初めて行う際は、肌の強さに合うか合わないかを確かめる為に、少なめの10g程度から始め、徐々に増やしていくという方法を行うようにしましょう。

入浴時間は10~15分、頻度は週に2回程度が最適です。

重曹で行うニキビケアの注意点

重曹は、食品や温泉の成分としても使用されており、肌への安全性は高い物質です。

しかし、食品用ではなく掃除などの業務用として使用される重曹は、製造工程が異なり、肌へ害を与える化学成分が多く含まれていますので、ニキビケアとして使用する場合は絶対に避けるようにしましょう。

食品用に関しても重曹の粒子が大きく、洗顔として扱う場合は摩擦による影響が大きい為、その点には十分に注意して下さい。

洗顔料の中には、重曹が含まれており摩擦による刺激が少ないものもありますので、肌への影響がどうしても気になるという方はお勧めです。

また、アルカリ性は角質を落とす中和作用がある事から、多用しすぎると乾燥肌を招いてしまう場合がありますので、極度の乾燥肌、または外部刺激に弱い敏感肌の方は使用をさけるようにしましょう。

胸に発症するニキビ

249973胸ニキビは、鎖骨から胸の谷間にかけて発症するニキビを指します。

普段は衣服で隠せるから問題ないと放置してしまいがちですが、いざ胸元の開いた衣服や、水着などを着用するときに悪化したニキビが発症していると、目立ってしまいます。

また、胸は色素沈着しやすい部分でもありますので、隠せるから良いという考えで放置していると、気付かないうちにニキビ跡になっていたなんて事も。

夏場の時期は特に露出も増え、胸にできたニキビは目立ちやすくなってしまいますので、しっかりとケアを行いましょう。

胸ニキビの原因と対策

胸ニキビは、大人になってから発症する傾向にある為、思春期ニキビの主な原因である「ホルモンバランスの乱れによる皮脂過剰分泌」が主な原因という訳ではありません。

しかし、主な原因ではないとはいえ、食生活の乱れや生活習慣、ストレスなどの要因でホルモンバランスが乱れ、胸にニキビが発症するという可能性もありますので、ケアをしっかり行っているのに胸ニキビが発症するという方は、内的要因に目を向けてみましょう。

では、その他に胸ニキビの原因となり得るものは、どのようなものが挙げられるのでしょうか?

1.汗や皮脂の放置

胸は、汗や皮脂の分泌量が活発な上に、顔から流れ落ちた汗や皮脂もため込みやすい箇所です。

特に外出が多い方は、胸に汗や皮脂が溜まりやすく、何度もハンカチやタオルなどで拭える場所でもありませんので、結果としてニキビの発症へと繋がってしまうのです。

汗は、直接ニキビを発症させる原因とはなり得ませんが、空気中の埃や雑菌などを吸収してしまったり、汗を餌とする雑菌を繁殖させてしまう場合がありますので、それらが肌の刺激要因となり、ニキビを発症・悪化させる間接的原因に。

皮脂に関しては、毛穴を詰まらせニキビを発症させる直接原因になりますので、胸に溜まった汗は定期的に拭う、家に帰ったらシャワーを浴びるなどといった対策をとるようにしましょう。

2.衣類による刺激

流れ落ちた汗や皮脂が染みついた衣類による刺激は、胸ニキビの主な原因の一つです。

汗や皮脂が染みついた衣類は、雑菌がたまりやすく、肌に直接刺激をあたえ、ニキビの発症・悪化を促してしまいます。

また、ポリエステルやアクリル生地といった化学繊維の素材を使用した衣類もニキビに刺激を与える要因に。

科学繊維の素材は、汗の吸収性が低く、通気性が良いとも言えません。

その為、肌が非常に蒸れやすく、ニキビの原因となる「アクネ菌」の増殖も活発化します。

また、化学繊維の素材は硬く、弾力性も少ないため、着脱の際に発生する摩擦がニキビに刺激を与えやすい、角質を削り取って肌のバリア機能を低下させてしまうといったデメリットがあります。

最悪の場合、発症したニキビが潰れてしまい、そのままクレーター状の跡としてのこってしまうという事もありますので、衣類着脱の際や、使用されている素材などには注意しましょう。

衣類による刺激から肌を防止するのであれば、1~2日おきにしっかりと洗濯を行う、天然繊維の素材が使用されている衣類を選ぶなどの対策を行いましょう。

3.シャンプーやリンスなどの洗い残し

ボディソープに関しては、身体を意識して洗っている為、洗い残しが発生してしまう可能性は低いのですが、頭部を意識してすすぐシャンプーやリンスは、流れ落ちたものが胸部についたまま、気付かずに放置してしまいがちです。

シャンプーやリンスは多少なりとも皮膚に刺激を与える成分が含まれている為、長時間付着させたままでいると、ニキビが発症・悪化する原因となります。

また、洗い残したシャンプーやリンスが毛穴を詰まらせる事で、ニキビが発症してしまう事も。

シャンプーやリンスの使用料が多い髪の長い女性の方は、特に洗い残しに注意して下さい。

また、肌に負担となる科学物質である香料などが多く含まれたものを使用している方は、なるべく天然物質が多く配合されたものに変えることで、ニキビの発症・悪化を抑える事ができますので、是非使用してみて下さい。

ニキビによく似た「マラセチア毛包炎」に注意

長期間に渡って胸ニキビのケアを行ったにもかかわらず、一向に改善しない場合、それは「マラセチア毛包炎」かもしれません。

マラセチア毛包炎とは、誰の肌にも存在する常在菌の一種である「マラセチア」という真菌(カビ)によって引きおこる毛穴の炎症を指し、その症状や見た目はニキビと酷似しています。

蒸れやすく、真菌にとって好ましい部分である胸や背中は、マラセチア毛包炎が多発しやすい場所です。

また、ニキビと酷似しているとはいえ、予防・改善方法は異なる為、ニキビだと思ってケアを続けていると逆に悪化させてしまう場合もあるので注意して下さい。

マラセチア毛包炎の症状は、ニキビよりも赤みにやや光沢があり、同時に複数発症する特徴があります。

また、痒みや痛みも軽度で感じる場合がほとんどですので、以上のような症状がある吹き出物が発症した場合は、ニキビと決めつける前に、まずはマラセチア毛包炎も疑ってみるようにしましょう。

エタノールでアクネ菌は殺菌可能?

エタノールニキビは、詰まった毛穴の内部で繁殖するアクネ菌が主な原因です。

その為、よく傷を殺菌・消毒するのに用いられる「エタノール」でアクネ菌を殺菌しニキビを消す事ができると考える人は少なからずいるのではないでしょうか?

確かに、エタノールを使用する事でアクネ菌を殺菌する事は可能でが、、エタノールを顔につけるのは決してお勧めできません。

では、なぜエタノールを顔につけるのは良くないのでしょうか?

エタノール消毒がもたらす危険

ニキビの改善方法は、アクネ菌を殺菌するのが良いとされていますが、それをエタノールで行おうとした場合、逆に悪化させてしまう原因となる場合があります。

市販の消毒液には、エタノールを含むものがほとんどですので、アクネ菌を殺菌したいという方は注意して下さい。

また、殺菌作用があるとされる化粧水にもエタノールを含むものが多く存在するので、刺激を感じやすい敏感肌、乾燥肌の方は、しっかりと成分表を確認するようにしましょう。

では、なぜエタノールを用いる消毒がニキビを悪化させてしまうのかは、以下の理由が挙げられます。

1.良い菌を大量に殺菌してしまう。

誰の肌にも、その表面には多種の細菌が生息しており、これらの事を総称して「皮膚常在菌」と言います。

聞こえは悪いですが、皮膚常在菌は本来害を持たず、その大半は皮膚に有害な雑菌が入り込まないように肌を守り、ニキビや肌荒れといった肌トラブルの発症を防いでくれています。

アクネ菌も皮膚常在菌の一種であり、あまり良いイメージは持たれませんが、実は皮膚に潤いを与えるグリセリンの生成や、肌を弱酸性に保ち、病原菌から皮膚を守る良い働きを持っています。

その為、殺菌作用の強いエタノールを肌に塗ってしまうと、肌に必要な分の皮膚常在菌が殺菌されてしまい、かえってニキビの原因となってしまう事に。

2.揮発性がある。

揮発性とは、非常に蒸発しやすい液体の性質を指します。

エタノールはこの性質が強く、角質層に含まれる水分もろとも蒸発してしまいますので、内部から肌を乾燥させてしまう原因となってしまいます。

皮膚の水分は、肌を外部刺激から守ったり、水分の蒸発を防ぐ役割を持つ角質層の主な構築材料となる為、揮発性の強いエタノールがニキビや乾燥肌の原因となる事も。

また、水分不足によって角質層の機能が低下すると、それを回復させようと肌細胞の生成が促進し、それが原因でターンオーバーの周期が乱れ、ニキビの出来やすい肌となってしまう可能性もあります。

既に乾燥肌の方や、ニキビを発症している方は、消毒液に限らず、エタノールを含むスキンケア用品などに注意して下さい。

3.刺激がある。

エタノールに含まれる刺激性物質は微々たるものであり、健康な肌であれば刺激を感じる事はありません。

しかし、刺激を感じやすい敏感肌やニキビに直接塗りつけると、炎症が発生してしまう場合があります。

特に、炎症を伴うニキビが既に発症している方は、更に炎症を広げてしまう事もあり、最悪の場合、ニキビ跡として肌に残ってしまう事も。

また、アレルギー反応を起こしてしてニキビの悪化が進むといった可能性も決して低くはありませんので、ニキビに対してのアルコール消毒は避けるようにしましょう。

増えすぎたアクネ菌をエタノール以外で殺菌する方法

アクネ菌を殺菌できる成分が含まれたニキビ用のスキンケア用品は多岐にわたりますが、そのほとんどは化学物質であり、刺激に弱いニキビにはあまりお勧めしません。

もし、アクネ菌を殺菌するケアを行うのであれば、肌への刺激が低い天然殺菌成分を含むものにしましょう。

また、アクネ菌がニキビの原因と決めつけ、アクネ菌の殺菌をし過ぎると、皮膚常在菌が減少し、逆にニキビを悪化させてしまう恐れがありますので、その点は注意して下さい。

増えすぎたアクネ菌を殺菌し、ニキビの改善・防止に効果的となる天然殺菌成分は以下のものが挙げられます。

1.ハチミツ

ハチミツには、強い殺菌消毒作用をもつ「グルコン酸」が含まれており、アクネ菌の繁殖だけではなく、その他の肌に悪影響を及ぼす雑菌の殺菌にも効果的です。

その他、ハチミツが水分を吸収することで発生させる「オキシドール」にも殺菌作用があります。

市販のハチミツを洗顔料に混ぜる、または直接肌に塗ってパックにするといったケア方法がありますが、分量が分からない、少し不安という方はハチミツを含むスキンケア用品を使用してみましょう。

2.ペパーミント(西洋ハッカ)

ペパーミントと言えば、ガムやは歯磨き粉などのフレーバーとしてよく使用されている為、耳にしたことがある方も多いかと思います。

ペパーミントの精油には、抗菌・殺菌作用があり、ローションなどに混ぜて使用したり、ペパーミントが配合されたスキンケア用品を用いる事でアクネ菌を繁殖を防ぐ事が出来ます。

またペパーミントの精油を用いるアロマやハーブティも、炎症を起こしたニキビの症状を抑えるのに効果的ですので、是非実施してみて下さい。