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【公式】ニキビ専門サロンoliss(オリス) | 銀座・新宿・池袋・横浜・関内・名古屋・京都・大阪・福岡天神

       
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洗顔について

390145誰でも簡単にできるニキビ予防の一つとして、最も一般的なのが洗顔です。

洗顔は、ニキビの原因ともなる余分な皮脂や、毛穴を塞ぐ古い角質を落とす効果が期待できます。

その為、普段しっかりと洗顔を行うだけで、ニキビの出来にくい健康的な肌を作る事も可能です。

しかし、洗顔は逆にニキビを悪化、発症させてしまう場合もありますので、しっかりと知識を身に着けた上で、ニキビ改善へと繋がる洗顔を心掛けるようにしてください。

洗顔料の種類

洗顔によるニキビ予防・改善の効果は、洗顔料を使う事によって、更にその効果を上げる事が可能です。

しかし、「ニキビに効く・ニキビ予防に」といった文言が記載された洗顔料を買えば良いという物ではありません。

洗顔料にも、肌に合う物と合わないものが存在していますので、自分が現在どのような肌なのか?という点をしっかりと分析しなければ、逆にニキビを悪化させてしまう場合があります。

洗顔料の種類と、どういった肌に効果的なのかというのを以下にまとめてみましたので、参考にしてみて下さい。

1【フォームタイプ】:脂性肌(オイリー肌)、ニキビの予防にお勧め

フォームタイプの洗顔料は、チューブに入っているものがほとんどで、一般的に最も身近なものです。

肌表面の油を、水と混ぜて洗い流す働きをもつ界面活性剤が含まれているものが多いため、余分な脂や汚れなどを落とすのに優れています。

しかし、界面活性剤は肌に刺激が強すぎるため、既にニキビができていて刺激に弱い状態となっている肌には、あまり向きません。

2【ジェルタイプ】:敏感・乾燥肌、ニキビ改善にお勧め

ジェルタイプは、水分が多く、肌に低刺激というのが特徴で、適量であれば刺激に弱いニキビが発生している肌でも使用する事が可能です。

しかし、洗浄力が他のタイプよりも劣っており、皮脂分泌量が多いオイリー肌(脂性肌)にはあまり向きません。

3【泡タイプ】:ニキビの悪化防止・初期ニキビの改善にお勧め

泡タイプの洗顔料は、ポンプ式の容器から出すことで、わざわざ泡立てずとも、最初から泡の状態でてくるのが特徴です。

洗顔する際の摩擦が最も少なく、きめの細かい泡で、誰でも簡単に細かい最近や汚れを効率的に落とす事が可能です。

4【石鹸タイプ】:敏感肌・ニキビ予防・改善にお勧め

石鹸タイプの洗顔料は、ニキビに効果的なものや、肌のツヤをたもつ美容効果をもつものなど、その種類は様々です。

その為、より自分の肌やニキビに合ったものを見つけやすいというメリットが存在します。

石鹸タイプの洗顔料は、しっかりと泡立ててから使用しなければ効果が薄いので注意が必要です。

過度な洗顔は禁物

洗顔をしすぎてしまうと、肌に必要となる皮脂が落ちてしまい、「皮脂膜」が崩れてしまう場合があります。

皮脂膜とは、外部からの細菌や雑菌が皮膚に侵入してくるのを防ぐ働きだけではなく、肌内部の水分や油分が蒸発してしまうのを防ぐ働きも持っています。

その皮脂膜が崩れてしまうと、ニキビを悪化・発症させる細菌が侵入しやすい肌になったり、水分や油分が不足する事によって起こる乾燥肌・敏感肌になってしまいます。

もし、洗顔を定期的に行うのであれば、1日朝と晩の2回を目安として行うのが良いでしょう。

また、ニキビ予防・改善として洗顔を行う際は、冷えた水ではなく、お湯で行う事がお勧めです。

お湯には、毛穴を広げる効果がありますので、毛穴内部の細菌や余分な皮脂を落とす事ができます。

アロマテラピー

167941アロマテラピーとは、その名の通り芳香(アロマ)とテラピー(治療)を組み合わせた「芳香治療」の事を言います。

アロマの原料ともなる植物の成分や香りには、主に自然治癒力の向上、疲労回復、リラクゼーション効果などが期待されています。

また、乾燥肌やシワ、ニキビといった様々な肌トラブルにも効果的とされており、多くのエステティックサロンでも使用されています。

では、アロマテラピーはニキビの予防・治療にどのような効果を発揮してくれるのでしょうか?

自律神経を整え、ストレスニキビを防ぐ

アロマオイルの原料となる植物が発する香りの分子は、鼻の奥深くに位置する嗅神経から、自律神経を調節する大脳辺縁系に送られ、脳をリラックス状態にする働きがあります。

自律神経の一つとして数えられる「副交感神経」は、肌の生まれ変わりを意味するターンオーバに働きかける成長ホルモンの分泌量を調節し、ニキビの治りやすい肌、またはできにくい肌を作りあげてくれます。

この副交感神経は、脳がリラックス状態の際に活発化する為、アロマはストレスニキビを改善するのに効果的と言えます。

このように、脳をリラックス状態にする効果を持つアロマオイルは、以下のものが挙げられます。

1ラベンダー

アロマの代表各ともいえるラベンダーには、ストレスによる不安などを解消し、交感神経の働きを抑える働きがあります。

交感神経は、皮脂の分泌量を過剰化させる男性ホルモンを刺激する「コレスチゾール」を分泌します。

抗ストレス作用をもつ重要な成分であるコレスチゾールは、ストレスなどで過剰発生してしまうと、大量に皮脂を分泌し、ニキビができやすい肌を作りだしてしまうという一面もあるのです。

2ヒノキ・サンダルウッド

ヒノキ・サンダルウッドには、脳に適切な酸素が行きわたるよう、呼吸を整える効果があります。

呼吸が整うことで、脳はリラックス状態となり、副交感神経が活発化します。

副交感神経が活発化することで、肌の新陳代謝が整い、ニキビのできにくい肌を作り出すことが可能です。

3イランイラン

イランイランには、脳を興奮状態にするアドレナリンの分泌を抑制する働きがあります。

ストレスやイライラによって過剰分泌させるアドレナリンは、乾燥肌を招き、ニキビのできやすい肌を作りだしてしまうステロイドを大量に分泌する働きがあります。

このアドレナインの行き過ぎた働きを抑える事で、ニキビのできにくい肌を維持する事が可能です。

殺菌・抗菌作用

アロマオイルは、香りを嗅ぐだけではなく、身体に塗布する事でもニキビ治療・予防に効果的です。

アロマオイルの原料となる植物の成分は、鎮痛作用や競争作用、殺菌作用にも優れた効果を持つものが多く、ニキビの天敵とも言える「アクネ菌」の殺菌にも非常に役立ちます。

また、身体に塗ってもアロマの香り成分は健在なので、以上の効果と同時に、自律神経を整える効果を発揮してくれます。

殺菌・抗菌作用のあるアロマオイルは、以下のものが挙げられます。

1ティーツリー

ティーツリーは、僅か0.5%から1%未満の濃度に希釈した場合でも、様々な種類の最近に対し、非常に強い殺菌力が作用するアロマオイルです。

もちろん、ニキビの敵ともなるアクネ菌にも非常に強い殺菌作用が働き、炎症を防いだり、ニキビそのものが発生することを防ぐ効果があります。

その他にも、鎮痛作用、抗菌作用、消毒作用、免疫促進作用といった様々な効果も持っている優れたアロマオイルです。

2フランキンセンス

フランキンセンスには、消毒作用や抗炎症作用を持ち、肌トラブルを引き起こすアクネ菌などの最近を撃退する働きがあります。

また、肌の新陳代謝に必要となる細胞の成長を促進し、ニキビなどの肌トラブルが起きづらい肌、治りやすい肌を作りあげる効果も持っています。

3ラベンダー

アロマセラピーとして多く扱われているラベンダーは、強い抗炎症作用があり、炎症がおこってしまった赤ニキビなどにうってつけのアロマオイルとなります。

もちろん、抗菌作用もあるため、アクネ菌から肌を守る働きもあります。

また、ラベンダーは、他のアロマオイルと比較して刺激が非常に少ない為、個人でも取り扱いやすいものとなっています。

アロマオイルの注意点

アロマオイルは肌に塗っても効果的と言いましたが、高濃度で凝縮されているアロマオイルは、肌に刺激が強すぎ、直接肌に塗るのは危険とされています。

肌に優しいとされているティーツリー・フランキンセンス・ラベンダーは、原液のまま塗布する事ができますが、それ以外のアロマオイルはキャリアオイル(植物油)で薄める必要があります。

薄めて使用する場合は、アロマオイルの希釈濃度が1%以下になるようにして下さい。

アロマオイルに装着されたドロッパーは、1滴が0.05mlになるよう設計されています。

その為、10mlのキャリアオイルに対して必要となるアロマオイルは0.1mlとなります。(10ml×1%)

しかし、例え希釈濃度を1%にしたとしても、肌に刺激を与えるアロマオイルもありますので、しっかりと原料となる植物の特徴を理解した上で使用するようにして下さい。

乾燥肌

乾燥肌乾燥肌とは、その名の通り、水分や油分が不足して肌が乾燥してしまっている状態の事を言います。

皮脂の過剰分泌が主なニキビの原因として挙げられるため、皮脂分泌が少ない状態となっている乾燥肌はニキビトラブルと無縁であるように感じる人も多いようです。

しかし、乾燥肌はニキビができやすい危険な状態の肌です。

では、なぜ皮脂が少ない状態の乾燥肌がニキビの原因となってしまうのでしょうか?

乾燥肌でなぜニキビができる?

皮膚の表面や内部から水分や油分が不足している状態の乾燥肌は、簡単に言ってしまえば肌が無防備な状態という事です。

健康な肌は普段、汗と皮脂が混ざり合う事でできる「皮脂膜」によって守られています。

皮脂膜は紫外線や摩擦といった外部刺激から肌を守る働きや、角質層の水分や油分を外部に蒸発しないよう閉じ込める働きを持っています。

しかし、肌が乾燥して皮脂の分泌量が減ると、肌を守る皮脂膜が脆く崩れやすい状態となってしまいます。

皮脂膜の量が減ってしまうと、皮膚の表面に位置する角質層の水分が蒸発することによって、肌のハリがなくなるだけではなく、乾燥した硬い角質が発生しやすくなります。

また、水分を失い引き締まりが弱くなった肌の毛穴は大きく開き、雑菌や皮脂が詰まりやすい状態となっていますので、結果としてニキビができやすくなるのです。

乾燥肌の原因は?

普段、人間の肌は皮脂膜と角質層の働きによって機能するバリア機能によって水分が常に保持されている状態となっています。

その為、乾燥肌となる原因は主に皮脂膜の量が不足してしまう事と、角質層の機能が崩れてしまう点にあります。

しっかりと乾燥肌となる原因を理解した上でケアを行えば、乾燥が原因で発症するニキビの予防・改善に役立てる事もできます。

乾燥肌の原因は、以下のものが挙げられます。

1過剰すぎる洗顔

1日に行う洗顔の量が多すぎると、皮脂膜に必要となる分の皮脂や、角質層を構築する細胞の接着剤となる「細胞間脂質」まで流れ落ちてしまいます。

その結果、皮脂膜の量は減り、角質層の細胞も崩れてしまうため、水分が蒸発しやすい肌となってしまいます。

過度な洗顔はニキビケアとして間違っていると多く言われているのは、以上のような悪影響を肌に及ぼすからです。

2偏った食生活

バランスの悪い食生活や、ダイエットによる食事制限によって起こる栄養不足は、乾燥肌を招く原因となります。

特に、多くの食材に含まれるタンパク質が不足すると、角質層に必要となる細胞を送る「真皮層」の機能が低下し、バリア機能が上手く働かなくなります。

また、真皮層の機能が低下する事によって肌の新陳代謝も低下し、ニキビができやすい肌となってしまいますので、食生活には注意して下さい。

3湿度の低い環境

冬の期間や、エアコンの冷房が効いた部屋など、湿度が著しく低下した環境下は、肌の水分が乾きやすく、乾燥肌の原因となる場合があります。

肌を守る皮脂膜や角質層が正常に機能しているのであれば、肌の新陳代謝によって肌が回復しますので、以上のような原因だけで乾燥肌になるという可能性は極めて低いといえます。

しかし、偏った食生活や間違ったスキンケアなどによって、既に弱ってしまった肌を長時間湿度の低い環境下にさらすと、角質層の水分が乾燥し、乾燥肌となってしまう場合があります。

活性酸素

活性酸素活性酸素は、普段人間が生命を維持する上では欠かせない「酸素」に含まれる分子が、より反応性の高い化合物に変化したものの総称を言います。

非常に強い酸化力をもつことから、炎症を持った赤ニキビの原因、ターンオーバーの周期を乱す原因としてよく挙げられています。

その為、一般的に活性酸素は肌に悪いというイメージが強く持たれています。

しかし、実際のところ活性酸素が必ずしも肌に悪いという訳ではありません。

活性酸素がニキビから肌を守る

活性酸素はニキビや肌荒れといった肌トラブルを引き起こす原因というのは事実です。

しかし、それは活性酸素が過剰発生した際に報告されているトラブルであり、普段はニキビの原因となるアクネ菌などから肌を守る働きをもっています。

活性酸素がもつ酸化作用は、非常に強い殺菌・抗菌作用をもっており、アクネ菌の量を適量に保つ働きがあります。

もちろん、アクネ菌だけではなく、体に害を及ぼす様々な細菌などの不純物を殺菌・消毒するのも活性酸素の役割です。

活性酸素はニキビになぜ悪影響なのか?

活性酸素が、ニキビを悪化させる原因は殺菌・消毒作用をもつ強い酸化力にあります。

毛穴が詰まって発症したニキビの内部では、増殖を続けるアクネ菌を撃退する為に、多くの白血球が働き始めています。

そんな白血球が、アクネ菌を撃退する為に利用しているのが活性酸素です。

アクネ菌の増殖に伴って、過剰発生する活性酸素は、その強すぎる酸化力がゆえに肌細胞までダメージを与えてしまい、結果として炎症を引き起こしてしまうのです。

アクネ菌が増殖する事いよって過剰発生する活性酸素ですが、それ以外にも発生を促進する原因があります。

活性酸素が過剰発生する原因は、以下のものが挙げられます。

1ストレス

人はストレスを受けると、それに対抗するために「副腎皮質ホルモン(ステロイド)」が分泌されます。

副腎皮質ホルモンはストレスを緩和させてくれる働きを持っているのですが、それと同時に活性酸素も発生されてしまいます。

ストレスがニキビに悪いと言われている理由は、以上のものが原因です。

また、活性酸素の酸化力から細胞を守るビタミンCも、ストレスによって消費率が上がりますので、ビタミンC不足になる原因となります。

ビタミンC不足は、活性酸素が肌に及ぼす影響を強めますので、結果としてニキビができやすい、または治りにくい肌ができてしまいます。

2紫外線

紫外線によって肌内部に発生する有害物質も、活性酸素によって殺菌・抗菌されています。

その為、多少の紫外線であれば問題はありませんが、真夏の紫外線を長時間浴びてしまうと、それに対抗しようと多くの活性酸素が発生します。

紫外線によってできる肌トラブルは、主にメラニンの色素が沈着する事によって発生するシミと思われがちですが、以上のような原因で、ニキビを発症・悪化させてしまう事もあります。

3喫煙

タバコに含まれる有害物質の量は非常に多く、それに伴って発生する活性酸素の量も過剰化します。

もちろん、受動喫煙でも同様の影響がありますので、ニキビに悩む人は非常に注意が必要です。

あまりにもニキビが酷い、悪化しやすい、直ぐに再発してしまうという人は、禁煙を検討することをお勧めします。

4過度の飲酒

お酒に含まれるアルコールは、活性酸素に対してプラスマイナスの働きをします。

肝臓は、体内に取り込まれたアルコールを活性酸素を利用して分解します。

その為、アルコールの摂取が多いと、活性酸素も増加しますので、過度な飲酒はニキビなどの肌トラブルを発症させる原因となります。

しかし、アルコール自体には活性酸素を除去する効果があるので、ビール缶2本程度であればニキビや肌トラブルが発生する原因に直結するという事はありません。

5激しい運動

活性酸素の元となっているのは、普段だれしもが体内に取り込んでいる酸素です。

その為、激しい運動などで多く酸素を取り込めば、体内で作られる活性酸素の量も増加します。

もちろん、運動はストレス解消や血行促進などの効果があり、ニキビ予防・治療にも十分に期待ができますが、息が切れるような激しい運動は、逆に肌トラブルを発生させてしまう可能性がありますので、注意してください。

活性酸素から細胞を守る「抗酸化物質」

抗酸化物質とは、活性酸素から肌細胞などを守るために働く「酸化されやすい物質」の事をさします。

酸化されやすいという特徴がある抗酸化物質は、肌細胞などが酸化されるよりも優先的に酸化する為、肌細胞へのダメージを軽減する事ができます。

抗酸化物質は、美肌効果やニキビ予防にも役立っているビタミンCやビタミンB群、その他にもペプチドやアスタキサンチン、大豆イソフラボンなどが挙げられます。

以上で挙げた成分は、活性酸素が原因で発症する赤ニキビなどの肌トラブルを予防する効果が非常に期待できるものですので、普段の食生活でしっかりと摂取すると良いでしょう。

角質ケアとは?

角質角質ケアとは、毛穴を塞ぐ「角栓」を作り出す原因ともなる古い角質を除去して、ニキビを防止するケア方法です。

また、古い角質が原因で起こるガサガサとした肌を改善し、ツルツルとした肌にする事も可能です。

しかし、ニキビを防止したり、美容効果に期待ができるケアとはいえど、やりすぎは禁物です。

しっかりと、角質の正しい知識を身に着けて、適度なケアを行いうと良いでしょう。

角質でニキビができる原因は?

角質とは、普段皮膚の表面に存在する表皮の最上層で、肌内部の水分が蒸発するのを防いだり、外部からの刺激から肌表面を守る働きをしている、硬タンパク質の一種です。

健康な肌であれば、常に真皮層が生成している肌細胞に押し上げられ、表面の古くなった角質は、垢と一緒に自然と剥がれ落ちていきます。

しかし、ストレスや食生活の乱れなどが原因で、真皮層が生成する量が減ってしまうと、古い角質層が剥がれることなく残ってしまい、カサカサとした手触りの肌となります。

また、古い角質が多くなりすぎると、その角質が皮脂と混ざり合い、毛穴を塞ぐ「角栓」ができやすくなってしまいます。

その為、ニキビができやすい肌となってしまうのです。

ニキビ予防に繋がる角質ケアの方法は?

角質ケアは個人でも行う事が可能ですが、一番効果的なのは、エステティックサロンなどで施される「ピーリング」です。

ピーリングとは、古い角質を取り除く角質ケアの一種で、エステティックサロンで受けられるピーリングの種類も様々です。

エステティックサロンで受けられる代表的なピーリングは、以下のものが挙げられます。

1ケミカルピーリング

ケミカルピーリングは、酸性のピーリング剤を肌に塗布し、古い角質を溶かすピーリング方法です。

また、既に毛穴を塞いでしまっている角栓をも取り除く事ができる為、ニキビの改善にも効果を期待できます。

しかし、ケミカルピーリングは、酸によって角質層が薄くなってしまい、バリア機能が一時的に低下してしまいます。

その為、施術後に肌の保湿を保つケアや、紫外線対策などを行わなければ、乾燥肌へと繋がり、ニキビができてしまうという場合もありますので、注意して下さい。

2レーザーピーリング

レーザーピーリングとは、その名の通り、レーザーを照射する事で古い角質をはじき飛ばすピーリング方法です。

薬剤を使用しないピーリング方法の為、肌が受ける刺激が極めて低く、敏感肌や乾燥肌など、肌が弱い人にお勧めです。

エステティックサロンで使用されている、専用のレーザーの熱は、肌の奥深くまで行き届きますので、コラーゲンの生成を活性化させる効果もあります。

コラーゲンは、肌のハリなどを整える働きだけではなく、肌細胞を作る真皮層の働きを促進させる役割もあります。

その為、肌の新陳代謝が正常に機能するようになり、古い角質がたまりにくくなるだけではなく、ニキビやシミといった肌トラブルの改善にも役立てる事が可能です。

3スキンドライバー

スキンドライバーは、超音波エネルギーを出す金属のヘラのような機械を用いて、古い角質を削っていくピーリング方法です。

角質だけではなく、毛穴に詰まった皮脂や汚れなども同時に落とす効果がある為、ニキビ予防には非常に効果的です。

刺激が少ない上に、施術時間も10分程度と短いので、他のピーリングと弁用して行う人や、手軽に済ませたいという人に人気のメニューとなっています。

角質ケアのやりすぎは禁物

角質ケアというのは、あくまで古い角質を除去するケア方法ですので、あまり過剰に行ってしまうと、肌に必要な角質まで除去してしまう事になります。

エステティックサロンに所属する専門家相談の上で行う分には問題ないですが、角質除去の効果がある洗顔料を使ってセルフケアを行うのであれば、注意が必要です。

単にニキビを予防する為というだけで、健康な肌に角質ケアを行うと、肌に必要な角質の量が減り、肌のバリア機能が低下しやすくなります。

角質の量が減りバリア機能が低下すると、肌内部の水分が蒸発し乾燥肌になってしまったり、外部からの刺激によって敏感肌となってしまいます。

乾燥肌も敏感肌も、ニキビができやすい状態の肌ですので、しっかりと自分の肌状況を把握した上で角質ケアを行うと良いでしょう。

ビタミンC

ビタミンCビタミンCは、様々な美容製品などでも用いられている美容成分の代表格となっている成分です。

ニキビケアにも非常に有効な効力を持ち、医療機関での治療でも治らなかったニキビが、ビタミンCを適量摂取することで改善されたという実例もあります。

初期ニキビから炎症を起こしてしまったニキビにまで有効ですので、しっかりと知識を身に着けた上で、正しいビタミンC摂取を行い、ケアを行ってください。

ビタミンCの働き

ビタミンCは、各種ビタミンの中でも最も働きが多いビタミンであり、その大半が、皮膚に関係しています。

適切に摂取すれば美肌維持、肌トラブルに効果的ですが、逆に不足してしまうと肌に多大な悪影響を及ぼしますので、普段から適度に摂取することが重要です。

そんなビタミンCがニキビにもたらす効果は、以下のものが挙げられます。

1ニキビの悪化を止める

初期状態のニキビを放っておくことで発症する「赤ニキビ」の原因は、アクネ菌の増殖と言われていますが、正確には増殖したアクネ菌を撃退する為に発生した大量の活性酸素による強酸化作用が原因です。

過剰に活性酸素が発生してしまうと、強い酸化力で細胞まで酸化させてしまい、結果として炎症を起こし赤ニキビとなります。

そんな活性酸素から細胞を守ってくれる働きをもつ成分が「ビタミンC」です。

ビタミンCには、酸化されやすいという特徴があり、活性酸素などによって細胞が酸化されるよりも優先的に酸化されます。

この働きを「抗酸化作用」といい、ビタミンCが優先的に酸化されることによって、細胞が酸化してしまう事を防ぎ、ニキビが悪化する原因である炎症を初期の段階で食い止めてくれています。

2コラーゲンの合成を促す。

コラーゲンは、体内に取り込むことで一度アミノ酸に分解され、必要な分だけ皮膚で再度コラーゲンとし合成される成分です。

そして、このコラーゲンの再合成を促す重要な役割を持った成分がビタミンCです。

肌の新陳代謝に必要となる細胞の生成を促すコラーゲンは、体内で正常に合成される事により、ニキビの改善や予防だけではなく、色素沈着によってできるニキビ跡の発生も防ぎます。

また、肌の内側からふっくらと持ち上げてくれるコラーゲンは、凹みのあるクレーター型ニキビ跡の修復にも有効な成分です。

ビタミンCが多く含まれる食品

成人男性推奨量 100mg 成人女性推奨量100mg

ビタミンC(mg/100g)
赤ピーマン 170 レモン 100 紫キャベツ 68
黄色ピーマン 150 ピーマン 76 モロヘイヤ 65
ゆず 150 ゴーヤ 76 いちご 62
パセリ 120 70 パパイヤ 50

ビタミンCの過剰摂取は大丈夫?

ビタミンCは水溶性ビタミンのため、過剰摂取したとしても不必要な分は尿や汗となって排出されるため副作用が起こる可能性は極めて低いと言えます。

ビタミンCは、健康を維持する為に必要とされる量が800mg、美容に効果的と言われる量は2000~5000mgとなります。

この目安を基準に摂取して頂ければ問題はないと考えて良いでしょう。

しかし、一方では継続的に1000mg以上、または空腹時に2000~3000mgのビタミンCを摂取した場合、ごく稀に下痢や吐き気といった副作用の報告がされています。

これは、ビタミンCを分解するために働く肝臓に負担がかかることが原因です。

以上の副作用以外にも尿路結石、肝臓結石といった症状を起こす可能性が僅かながらあります。

副作用の心配がほとんどないビタミンCですが、もし身体に以上が発生した場合は、摂取量を抑える、継続的ではなく間隔的に摂取するといった工夫を行ってください。

ビタミンB群

ビタミンBビタミンBには、ビタミンB1、ビタミンB2、ナイアシン、パントテン酸、ビタミンB6、ビタミンB12、葉酸、ビオチンの8種類が存在し、これを総称して「ビタミンB群」または「ビタミンB複合体」と呼ばれています。

このビタミンB群の中でも、ビタミンB2、パントテン酸、ビタミンB6の3種はニキビとの関係が深く、適切な量を摂取すれば食生活だけでもケアや予防を可能としています。

ニキビや肌荒れなどのケアに絶対欠かせない栄養素ともなっていますので、しっかりとビタミンBの知識を身に着け、ニキビケアに役立ててください。

ビタミンB2の働き

ビタミンB2には、三大栄養素でもある炭水化物、たんぱく質、脂質の代謝を促進させる働きがあります。

三大栄養素は身体に必要とされる栄養素の中でも、特に重要とされている成分の総称を言います。

三大栄養素の一つであるたんぱく質は、皮膚のハリを保つコラーゲンや、ターンオーバーを正常に働かせるのに重要とされる各種細胞もビタミンB2から生成されています。

また、ビタミンB2には脂質の代謝をコントロールし、皮脂の分泌量を健康な状態に保つ、または過剰に分泌されている皮脂を正常な状態に戻す働きもあります。

このように、ビタミンB2はエネルギー代謝や細胞の新陳代謝には欠かせない栄養分ですので、これが不足してしまうと、ターンオーバーの乱れ、肌荒れ、ニキビのできやすい肌となってしまいます。

■ビタミンB2が多く含まれる食材

成人男性推奨量1.2mg 成人女性推奨量1.6mg

ビタミンB2(mg/100g)
豚レバー 3.60 鶏ハツ 1.10 納豆 0.56
牛レバー 3.00 牛ハツ 0.90 卵黄 0.52
焼きのり 2.33 ウナギ 0.75 舞茸 0.49
鶏レバー 1.80 ウズラの卵 0.72 モロヘイヤ 0.42

パントテン酸の働き

パントテン酸は、補酵素Aを構成する成分として働き、糖代謝や脂質代謝の促進にかかわる重要な栄養素となっています。

補酵素とは、名前の通り、体内での消化活動、新陳代謝などの生命活動を正常に維持するのに必要な「酵素」を助ける働きがある成分です。

その補酵素の一つ、補酵素AはコエンザイムAとも呼ばれ、約140種類もの作用があります。

その中でも代表的なのは、三大栄養素がエネルギーになる為に必要な活性酸素を生成する働きです。

たんぱく質や脂質といった、肌にかかわる栄養祖がしっかりとエネルギーになることで肌の新陳代謝が向上し、ニキビができにくい、または治りやすい状態を維持することが可能です。

その他にも、パントテン酸は、抗ストレスホルモンの一つである副腎皮質ホルモンの働きを促進させ、ストレスへの抵抗力を高めてくれる働きもあります。

ストレスは、自律神経を狂わせる事で活性酸素を過剰に分泌させ、皮膚細胞を傷つける原因になりますので、パントテン酸を適量摂取し、しっかりとストレス対策も行うのが、良いニキビケアと言えます。

■パントテン酸が多く含まれる食材

成人男性推奨量6mg 成人女性推奨量5mg

パントテン酸(mg/100g)
鶏レバー 10.10 卵黄 4.33 いくら 2.36
豚レバー 7.19 納豆 3.60 鶏むね肉 2.32
牛レバー 6.40 鶏ささみ 3.08 モロヘイヤ 1.83
鶏ハツ 4.41 すじこ 2.40 アボカド 1.65

ビタミンB6の働き

ビタミンB6は、皮膚をつくる成分としても重要な、たんぱく質の代謝に大きく関わる栄養素です。

人の身体は、約20%のたんぱく質が占めており、このたんぱく質を構成しているのは20種類のアミノ酸です。

たんぱく質が、胃でアミノ酸に分解されてから体内へ吸収され、皮膚や筋肉など、代謝を促進させるためにタンパク質を必要とする格組織で再合成されます。

ビタミンB6は、タンパク質をアミノ酸へ分解する酵素と、アミノ酸を再合成させる酵素の補酵素として重要な役割を果たしてくれています。

その為、ビタミンB6が不足すると、たんぱく質を必要とする組織に栄養が上手く送られず、肌の新陳代謝の低下、肌荒れ、皮膚炎などのトラブルが多くなる傾向があります。

■ビタミンB6が多く含まれる食材

成人男性推奨量1.4mg 成人女性推奨量1.2mg

ビタミンB6(mg/100g)
ニンニク 1.5 鶏ひき肉 0.68 豚レバー 0.57
牛レバー 0,89 いわし 0.68 さんま 0.54
まぐろ 0.85 鶏レバー 0.65 あじ 0.51
かつお 0.76 0.65 さば 0.51

ビタミンB群の過剰摂取は大丈夫?

ビタミンには、脂溶性ビタミンと水溶性ビタミンという2つの性質があり、基本的に過剰摂取が危険とされているのは、尿や汗と一緒に排出されない脂溶性ビタミンです。

その為、水溶性であるビタミンB群は、不必要な分が汗や尿と一緒に排出されるので、通常の食事で摂取する分には、過剰障害が起こることはほぼありません。

しかし、食事以外にもサプリメントと合わせて、継続的に過剰摂取を続けていると、稀に過剰障害が起こる可能性があります。

特にビタミンB2、ビタミンB6は過剰障害の症状が確認された実例がありますので、症状が発生する可能性が低いと言えども注意が必要です。

ビタミンB2とB6を除く他のビタミンB群はについては、まだ過剰障害の症状が確認された実例はありませんが、どちらにせよ過剰摂取は体に負担をあたえますので、避けるのが良いでしょう。

サプリメントに頼らず、食事だけのビタミンB群を摂取する分には、過剰障害が起こる可能性はありません。

ニキビの原因


ニキビの一番の原因は、皮脂が毛穴に詰まり、炎症が起こること。皮脂そのものは、誰の肌からも分泌されるものですが、その皮脂が毛穴を防いでしまうことでニキビが発症します。

この初期のニキビに、アクネ菌が繁殖したり、免疫反応で炎症を起こしたりすることで、さらにニキビが悪化するのです。

この毛穴の詰まりこそが、ニキビを引き起こす最大の原因なのです。

この皮脂の詰まりを抑えられればニキビを防げるわけですが、皮脂の過剰分泌の要因は人それぞれで、一つだけではありません。

トータル的アプローチによって、ニキビケアしていく必要があるのです。

毛穴が詰まってしまうワケ

では、皮脂はなぜ過剰に分泌され、毛穴が詰まってしまうのでしょうか?
ニキビの大敵として、皮脂が挙げられることが多いですが、皮脂そのものがニキビを発生させるわけではありません。

毛穴に、角栓が詰まることによって、皮脂が排出されずに溜まり、ニキビになっていくのです。

この毛穴の詰まりを防げればいいわけですが、その原因は多岐に渡ります。

一つ一つ、ニキビの原因を潰していくことが大切です。

外的要因

直接的に皮膚に触れることで、ニキビを発生させる原因となるものには、どんなものがあるのでしょうか?

1間違った洗顔方法

毛穴を綺麗にしようと、スクラブ入りの洗顔料でゴシゴシ顔を洗うと、肌を痛めて、ニキビの原因を作りかねません。間違った洗顔方法が皮膚を傷つけ、ニキビを悪化させてしまうことにも。正しい洗顔方法で、毛穴を綺麗にして、ニキビを防ぎましょう。

2化粧品、メイクの洗い残し

化粧はバッチリでも、メイク落としには時間をかけないという人も。化粧が毛穴に残れば、当然皮脂を詰まらせて、ニキビの原因のなってしまいます。毛穴に入り込んだファンデーションも、毛穴から落としてあげることが大切です。ここでも正しい洗顔方法が大切になります。

3チリやホコリ

外にであればホコリやチリだらけ。それらが汗や皮脂とまざり、毛穴を詰まらせてしまう原因に。これは、外出時に限った話ではなく、お部屋の中でも、ハウスダストやダニなどによって、ニキビが引き起こされることがあるのです。

4髪の毛

髪の毛が皮膚に触れる部分は、雑菌がつきやすく、ニキビが出来やすくなります。特に、おでこや背中は、皮脂の分泌が盛んなので、髪の雑菌と結びついて毛穴を詰まらせ、ニキビを発生させるのです。髪を清潔に保ち、シャンプーの洗い残しに気をつけることはもちろん、髪と皮膚が触れる部分のケアにも注意したいですね。

5手や携帯電話による皮膚の接触

自分では気づかないうちに、手で顔に触れたりすることで、手の雑菌が毛穴に付着し繁殖。毛穴を詰まらせたり、炎症を起こさせます。また、昨今のスマホの普及により、手で画面を触れた後にその画面を頬に直接触れさせる機会が増えました。携帯の画面は、便座よりも雑菌が多いと言われており、ニキビを発生させる原因に。定期的なクリーニングなど、顔に直接触れるものは、常に清潔に保ちたいですね。

6タオル、枕カバー、化粧パフ

日常的にお肌に触れるものと言えば、携帯だけではなく、タオル、枕カバー、化粧パフなどが挙げられますね。一見綺麗に見えても、皮膚をこすったものであれば、そこにアクネ菌は存在しています。ニキビ肌を一度こすったもので、他の部位を拭いたりすると、ニキビを移してしまう原因にもなりえます。肌身にふれるものは、洗濯を欠かさず、清潔にしておきましょう。

7紫外線

紫外線がお肌に良くないことは、多くの方がご存知ですかと思いますが、実はニキビにも大敵。
肌が、紫外線を浴びると、お肌を守ろうと炎症を起こさせることはもちろん、肌を角質化させることによって、毛穴が詰まりやすくするのです。
さらに、アクネ菌が出すポルフィリンという物質が、紫外線を浴びると、炎症の原因となる活性酸素を発生させてしまいます。
太陽を浴びるのは気持ち良いですが、UVケアは季節問わず、心がけたいですね。

8肌の乾燥 保湿不足

ニキビは、皮脂が詰まるのだから、肌を乾燥させればいいのでは?
いえいえ、肌の乾燥はニキビの大敵です!
肌が乾燥すると、肌のバリア機能が下がってしまい、ニキビを引き起こす原因に。
あなたがどんな肌質であっても、ニキビには、保湿が非常に重要です。
化粧水などで、常に水分を補給してあげるようにしてください。

内的要因

ニキビには、皮脂と毛穴の詰まりが、その発生に大きく関与しています。皮脂が過剰に出る体質そのものが、ニキビを誘発させているのですね。では、体の内部では、どのような原因で皮脂が過剰に分泌され、ニキビを発生させる土壌を作り出しているのでしょうか?

1食生活

動物性脂肪過多の肉食中心では、どうしても皮脂の分泌が過剰になりがちに。野菜や果物、食物繊維などを積極的に摂取することが大切です。特にビタミン類は、新陳代謝を促したり、抗酸化作用で肌を健全に保つ働きがあります。
ニキビケアの観点だけではなく、健康的な体を作るという視点こそが、ニキビを改善させる第一歩になります。

2便秘

ニキビでなくとも、便秘とお肌の関係はよく語られますよね。便秘は、当然、ニキビの大きな原因にもなりえます。便秘になると、便が体内に止まり、老廃物や毒素が体内に蓄積され、血液も悪くなっている状態に。
血流に乗り、毒素は顔の皮膚上にも現れてくるのです。いくら外側からケアしても、根本原因である体内を綺麗にしなければ、ニキビは繰り返し現れてしまうでしょう。腸内フローラが注目されていますが、腸内環境を整え、便秘を解消することは、ニキビだけではなく、健康を維持する第一歩でもあります。

3ストレス

「ストレスで肌が荒れた。」女性ならよく語られる内容ですね。ストレスは、自律神経の働きや、胃腸の動きにダイレクトに影響を及ぼします。便秘同様、胃腸が荒れることで、お肌にも影響が出るのです。また、人間はストレスを感じると、男性ホルモンが分泌され、皮脂の分泌を増加させてしまいます。ストレスをゼロにすることは難しいですが、お肌のためにも、ストレスマネジメントは非常に大切です。

4睡眠不足

22時〜2時まではお肌のゴールデンタイムと言われる通り、お肌と睡眠の関係も、非常に重要な関係にあります。睡眠が不足すると、ターンオーバーのサイクルを乱して、肌の新陳代謝が進まなくなり、古い角質が肌に残ることに。また、睡眠中には、成長ホルモンが分泌され、肌が再生が進みますから、睡眠が不足すると、この成長ホルモンが十分に働かなくなります。肌の細胞が傷付いたまま老化していくため、肌の状態が悪くなり、毛穴が詰まりやすくなって、ニキビを発生させてしまうのですね。

5タバコ

タバコが、お肌に良くないということも、もはや常識になりつつあります。タバコを吸うと、血行が滞り、肌のターンオーバーを停滞させるだけではなく、皮膚に大切なビタミンCを破壊します。有害物質を含んだタバコの煙自体も、毛穴に入り込み詰まりの原因になったり、活性酸素を発生させ、肌荒れの原因になります。タバコは、百害あって一利なし。ニキビにも、悪影響ばかりですから、喫煙されている方は、今すぐに禁煙に取り組みたいですね。

6ホルモンバランス

生理周期に合わせて、ニキビができる方も多いのではないでしょうか。女性ホルモンには、卵胞ホルモン(エストロゲン)と黄体ホルモン(プロゲステロン)の2種類があり、エストロゲン優位であれば美肌に役立つのですが、生理前のプロゲステロン優位の時期には、どうしてもニキビが出来やすくなってしまうのです。基本的に、男性ホルモンは皮脂を分泌させニキビを出来やすくし、女性ホルモンは皮脂の分泌を抑える働きがあります。このプロゲステロンは、男性ホルモンにより近いと言われ、皮脂も多く分泌され、ニキビのできやすい肌になってしまうのです。生理前には、特別にニキビの発生を防ぐような生活を送ることを心がけましょう。

6冷え性

冷えは女性の敵と言いますが、ニキビの原因の大きな原因となりえます。なぜ、冷えが、ニキビを引き起こすのか?体が冷えると、血行が悪くなり、お肌に栄養分が行き届かないだけでなく、血液中の老廃物も滞りやすくなって臓器の働きも低下し、結果としてお肌の状態も悪くなってしまうのです。冷え性は、万病の元とも言われます。積極的に温かいものを摂取したり、適度な運動をするなど、冷え性の解消に努めてくださいね。

色素沈着とは

166451ニキビが発生していても、自然に治ると考え放置したり、早く治したいが為に過剰な洗顔や、薬の使いすぎなど、誤ったケアを行うと色素が肌に沈着し、シミのように残ってしまう可能性があります。

このシミがニキビによる色素沈着であり、「ニキビ跡」と言われているものの一つです。

正しいケアを行わなければ、炎症が肌の奥深くにある真皮・皮下組織までダメージを広げ、色素沈着へと繋がります。

見た目や多きさは人それぞれで、ほとんど目立たない色素沈着もあれば、色味が濃く、目立ってしまうものもあります。

また、色素沈着によってできたニキビ跡は、完全に消すのが難しいのも特徴です。

ニキビ跡の色によって原因が違う

■茶色のニキビ跡

茶色いニキビ跡の主な原因はメラニン色素です。

日焼けやシミの原因として有名な色素なので、存知の方も多いかと思います。

メラニン色素と言われると、悪いイメージを抱く人が多いのですが、実は、肌に紫外線や有害物質などの刺激が起こると生成され、皮脂組織を外部の刺激から守る働きをしてくれます。

ニキビの場合も同じで、炎症などにより発生する活性酸素から肌を守る為に、メラニン色素が過剰に生成されます。

本来であればターンオーバーにより排出され、古い角質となって肌から剥がれ落ちていくので、メラニン色素がシミになるという事はありません。

しかし、炎症を放置したり、誤ったケアを行うと、肌の細胞が壊され、ターンオーバーが正常に行われず、排出されるはずのメラニン色素が肌に残ったままになってしまいます。

その結果、過剰に発生したメラニン色素は、茶色い色素沈着となってしまうのです。

■赤黒いニキビ跡

赤黒いシミの主な原因は、血液に含まれるヘモグロビンです。

通常であれば、毛穴周辺にのみできる炎症ですが、放置したり、悪化させる事によって、肌深くにある真皮、皮膚組織にまで炎症が拡大してしまいます。

その結果、炎症によって真皮や皮膚組織に通っている毛細血管が壊され、出血を引き起こします。

毛細血管が破壊された事によって流れ出た血液に含まれる赤色のヘモグロビンが真皮、皮膚組織に沈着する事で赤黒いシミができてしまうのです。

色素沈着によってできたニキビ跡は治らない?

ニキビ跡に効果がある化粧品や薬を正しく使用し、長い期間ケアを続ければ、シミの色を薄くする事は可能です。

また、赤黒いニキビ跡のように、ヘモグロビンが原因でできた場合は、新しく形成される毛細血管により排出されるので、しばらくすると、色が薄くなる場合がほとんどです。

しかし、肌の奥深くにある真皮や、皮膚組織にできたシミは、自分で行うケアだけでは完全に消す事が困難です。

特に大きなニキビ跡や、色の濃いニキビ跡は尚更です。

目立つシミの場合は、皮膚専門の医者が所属する病院やクリニックで相談し、ケアしてもらう事がお勧めです。

早めの相談によって、ニキビ跡が消えるまでの時間が短くなり、綺麗に消える場合がほとんどです。

クレータとは

084164クレータとは、ニキビの放置や間違ったケアが原因でできるニキビ跡の一つです。

肌にミカンの皮みたいな、凹凸が無数にできるクレータ肌もあれば、大きな凹みが一つできてしまったなど、ニキビによってできるクレータは、人それぞれで異なります。

また、色素沈着によってできたニキビ跡とは違い、一度クレータとなってしまった肌は皮膚科専門医で治療をしない限り、完治させるのは困難です。

クレータになる原因とは?

肌にクレーター状のニキビ跡ができてしまうのは、炎症によるダメージが肌深くの真皮層まで広がってしまった事が原因です。

肌で炎症が起こった場合、その炎症を抑える為「白血球」が働き始めます。

白血球は体内の異物や毒素を取り込み、分解してくれる働きがありますが、実際に細菌などを分解しているのは活性酸素です。

その為、炎症を放置し続けることで白血球が延々と戦い続け、過剰に活性酸素が生成されることで、炎症の原因となっている細菌以外にも、ダメージを与え始めるのです。

活性酸素の攻撃が、真皮層にあるコラーゲンにまで及んでしまった場合、新しい肌の生成(ターンオーバー)が行われなくなってしまう、または肌の生成スピードが大幅に遅くなってしまいます。

結果、新しい肌の生成が行われない真皮に傷がついたまま、肌の表面に「クレータ」となって残ってしまうのです。

これはニキビに限った事ではありません。

例えば、包丁などで指を浅く切ってしまった場合、新しい肌の生成により、表面の皮が生まれかわるので、自然に傷は消え、跡もほとんど残る事はありません。

しかし、深く切ってしまった場合は、傷あとが残ったり、傷のあった場所に凹みができたりしますよね?

ニキビによってできるクレータも、これと同じ原理です。

肌の奥深くにある真皮層まで傷つけてしまった場合、肌が新しく生まれ変わらず、そのまま傷跡が残ってしまうのです。

クレータを治す方法は?

383796一度できてしまったクレータをセルフケアで完治させるのは非常に困難な為、皮膚科専門医による治療を行う必要があります。

医師との相談をしっかり行い自分に合った治療方法を行うと良いでしょう。

クレーターを治す為に行われる治療は、以下の3つが効果的です。

フラクセルレーザー

レーザーにより、肌にミクロレベルの穴を無数にあけ、細胞を入れ替える治療方法。

無数に空いた穴は数日で剥がれ、赤ちゃんのような新しい皮膚に生まれ変わります。

レーザの熱により、たんぱく質変成がおこり、高密度のコラーゲンが真皮層から生成されるため、クレータを盛り上がらせる効果も期待できます。

1回あたりの費用目安は30,000円~50,000円です。

炭酸ガスレーザー

肌表面の水分にレーザーを照射することで、蒸発、炭化させ患部を除去する治療方法。

クレーターの角を削り、新たな細胞の生成を促進させ、肌の凹凸をならすことができます。

治療後はかさぶた状になり、フラクセルレーザーにくらべてダウンタイム(治療後から日常生活が通常通り行えるようになるまでの時間)も長めです。

1回あたりの費用目安は10,000円~30,000円です。

クールタッチレーザー

レーザー照射と同時に、痛みや副作用のなくすための冷却ガスを噴射し、行う治療方法。

目的の部分にのみ、レーザーのダメージを与えることで、コラーゲンなどを生成する線維芽細胞が活性化し、肌を内側から盛り上げ、クレーターによる凹凸をほとんど目立たなくする事ができます。

他のレーザー治療と違い、かさぶたが残らないので、アフターケアは不要です。

一回あたりの費用目安は30,000円~60,000円です。